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20代前半。
若干陰気臭い真顔の男。
兄弟がいる。
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テメエが溜め込んだ財の価値を諦めきれなかった富豪連中の作ったとある都市。
業というものに頼らず、全て通貨と人力で全て回っていた。
私はそこで悪党どもの走狗でいた。
その街に住まう最高の医師が目当てだった。
金を集めれば弟の怪我を看てもらえる。治してもらえる。
そう思って、できること全部した。なんでもした。何でも殺した。
随分長い事うまくいっていたものだが。
……ある日突然、経済が破綻した。
あっという間に札束より、金属の硬貨のほうが価値が高くなった。
必死で稼いだものは全部無駄になった。これはもうただの紙切れ。
あーぁ。あと少しだった、のにな。
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