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缶詰、
離れた位置の小石、
青色の石の欠片、
祝福に濡れた包丁の墓標、
煩く描かれた瓦礫墓、
そして、微かに千切れた服の中の、遺体。
これは ここで言う業に近いものを利用する地の出身。
人に苦痛を与え 生き永らえさす 効率的な場所。
使われた側のこれは 脳の制御系を突き刺して
狂わなければ歩めなくなった。
反逆や解放だとかより もっと惨めに生を捨てた。
目的は死ぬこと。
そして、その死が助けになればいいということ。
例え小さくとも業を背負える者達に。
代わりに進むことを押し付ける。
イカれてなければ出来ない狂った自己満足。
成功したかは怪しい所。
業を薄め死ぬ身一つでは渡せるものは足りず。
謝りながら去ったおおばかもの。
ただわかった。生きる者達の進めることは 強さは。
お前達は進んでいけるさ。
そうするしかないとしても、そう出来るなら。
殺されず、死を選ばなかったお前達なら。
オレより、強いから。
死まで長引いたが退屈しない日々だった。
最期に残った一欠片の業で願う。
悪いな。けれどどうか祝福を。
『がんばれよ(^^)/』
『Mr.idiot.』