記憶

  • 少女が誰かを真似したかのように空を見上げる。と。

    そこには傘とラァジューの一部があった。

    「ぅー」「ん」

    手は繋いだまま。
    いつも通りみたいにふにゃふにゃ笑っている。

    2025/09/26 23:48:09 | 1
  • 「うん、ウケる。
     でもまあ、お前の選択肢はお前だけのものだから。」

    ざくざくざく……外堀(物理)を埋め……ない!
    種を落としても埋めずにそのまま、貴方の周囲を掘っている!
    まあ跨げば越せる程度のもの、貴方の選択を奪うには至るまい。

    2025/09/26 23:48:49 | 2
  • 雅尾 @kltkrt
  • 「…よ、ラァジュー」
    ひらと手を振り返し、序で名前も。

    友人の名、意味なく呼んだって何も言わん。
    寧ろ呼ばれる方は嬉し気に口元緩め笑っているのだ。
    そりゃもう、気の抜けた和らげな奴。

    2025/09/26 23:49:07 | 3
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「ああ、あったか。よし、これで準備は出来たな」
    「Carpe diem, quam minimum credula postero.」
    「良い終末に乾杯だ」

    半分ほどしかない琥珀色の液体が入った瓶を持って来て、グラスを置き、注ぐ。
    ショットグラスになみなみと注ぎ、零れるのも構わずに、酒杯を掲げた。

    2025/09/26 23:50:12 | 4
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    人事は尽くしましたから、後は天命を待つだけです。
    この後どんな道を辿るかは分かりませんけれど
    世界が終わる前の気分は案外悪くないものでした。

    抱きとめられたまま、ゆっくりと時を待ちましょう。

    2025/09/26 23:50:12 | 5
  • @500w
  • 「言動と行動がやや一致してねエんだよ〜〜〜あんたはよオ〜〜〜〜〜」
    せめて種植えろよ植物オタク。間引きが必要になる?そう。

    「…………」
    とは言えどちらにせよ、この時間。
    愈々と限界ではあるか。

    2025/09/26 23:50:38 | 6
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 知った顔が見えたなら、また嬉しそうに笑うんだろう。
    青い傘がぱららと雨の雫を受け止める。
    昔ひとに贈った唄を思い出し、目を細めた。

    2025/09/26 23:50:49 | 7
  • 詩記 @Scravis
  • 知っている顔Evaに頭を下げてから。
    そういえば嫌われていたんだったな……と、困ったように視線を背ける。
    まだ、そういう時にどうしたらいいのかは。学習不足なのだった。

    2025/09/26 23:51:18 | 8
  • 冬真 @milktub
  • 「さあて」
    「どう転ぶかな、この賭けは」

    雨粒の当たる顔で笑いながら天を仰いだ。

    2025/09/26 23:51:26 | 9
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「乙女じゃないけど」
    「あなたに背負ってもらいたかったのよ、わたし」

    唇が重なって、もう一度離れてしまう前に。
    こちらからもささやかなものを返すんでしょう。

    「ね」「今夜は一緒に居たいの」「いいかしら」

    2025/09/26 23:51:51 | 10
  • SueFobia @SueFobia
  • グラス掲げるキコを一瞥しつつ、静かに刻を待つ。

    2025/09/26 23:53:14 | 11
  • サクヤ @Rabimaru
  • 「あー……楽しいなこうやって色んな人見てると」

    2025/09/26 23:54:19 | 12
  • @500w
  • 「……ま、あるか。未練」

    そう言って、己のぐるり周囲掘られた穴の真ん中、小さな小さな孤島。
    そこにどっかり座り込んだ。

    2025/09/26 23:54:24 | 13
  • しののめ @shino
  • @shino
    存在価値を失えば、容を失くして【空】に飲まれる。

    それが終わり。

    が迎えるしゅうまつ終末なんだろうなって思った。

    「…終わっちゃうなら、いいよね。」

    最期に残った曙光の骨牌をぎゅっと抱き締めて、独り歩いていく。

    いろんな人に置いてかれてしまったんだから、最初から存在価値なんてなかった。

    「…あ、そっか。」

    は、

    「名前、忘れちゃってた。…そうだもんね、だって、」

    東雲透羽は、」

    もういない。

    2025/09/26 23:54:29 | 14
  • “ア” @Panopticon
  • 「……」

    去る人。待つ人。十人十色の顔が見える。
    動く気なんて無かったから。ただ、空を見ている。

    2025/09/26 23:54:42 | 15
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「おませよね」「私よりよっぽどちいさいくせに」

    いつものように撫でながら

    「ええ、勿論よ」「どう転んでも……結果は出るんだもの」
    「今更じたばたしないわ」

    あなたと密に過ごすこと、同意しよう。

    2025/09/26 23:55:05 | 16
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「ま、お兄さんは最期に弟と一緒なら寂しないで」

    2025/09/26 23:55:33 | 17
  • 七竈 @happa
  • @omen
    「は、は」
    「何処でも人は変わらんという証明やもな」

    箱に押し詰められているような有様ならば、今とそう変わるまい。
    そう考えると、何処に居ても寂しくはないか。
    あぶれ者の集まりが性に合う。居心地がよろしい。
    そういったもの、何処にでもあるのかもしれないな。

    「そうか? そうかもしれん」
    「育ちは良かった覚えがあるが、人生どこに転ぶかわからぬものよな」
    「こうして果たしてくれるのだから、説得力のあること」

    見ている限りだと生真面目とすら思う。
    口約束だとしても、こうして果たされることになっているのだし。
    事情が出来たら仕方がないこと、とも言えた。

    「なるほど」
    「……気に入っているだろうか」

    少し、考える合間があった後。
    まるで見透かしたような名前を、あなたが嫌と思う時が来るかと考えた。
    どうだろうな。

    「嫌になってしまったら」
    「瑠璃茉莉と名乗ると良いよ」
    「お前の髪、そんな色をしている」

    メッシュめいた青の色。
    儚い青紫を持つ花を連想した。
    置き土産のような戯言を残すけれど、
    これはどうにでもして良いものだった。

    2025/09/26 23:55:43 | 18
  • 弥刀璃星 @meteorsaber27
  • 「……さて、そろそろかな」
    空を見上げておこう。

    2025/09/26 23:55:54 | 19
  • 七竈 @happa
  • @omen
    「ふふ。気が早い」
    「嬉しいことだが」

    恩人になれたら良いな。
    そういう事態はない方が良いけれど。
    役立つならそれについての喜びはある、ような気がした。
    相も変わらず、やはりどこか遠いけれど。

    名を意識し始めたのはつい最近だ。
    感謝なら、きっかけになった白い髪の青年にでも。
    ……これでは自己紹介になりそうだが。白髪仲間がいたのである。

    「応。それで構わんよ」

    そのくらいの仲、軽さで、良かった。
    そう重くなっては、手に掛けた事実さえ重くなる。
    あなたの考える通り、それを望んじゃいなかったから。
    そのくらいが丁度良い。

    「いいや」

    少し、考えたけれど。

    「ないよ」

    やっぱり、そういうものはなかったから。
    適当なところに落ち着けば、後は目を閉じて身を任せるんだろう。
    嗚呼、やっと終わるなって。
    そういうのを考えた。

    2025/09/26 23:56:18 | 20
  • sixpence @meaningless
  • 「………」

    どこを見ても穏やかさを感じるようだった。
    和気藹々とするのを見て。
    小さく舌打ちをして。悪態を口の中でつぶやいて。
    骨牌を持って。

    2025/09/26 23:56:58 | 22
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「なるようにしか、ならんもんさ」
    「———そういうもんだSo it goes

    いつものように、言う台詞。
    いつものように、酒杯を傾け、飲む。
    いつものように、煙草を咥え、火をつける。
    男は何も変わらない。

    「私は私だ。たとえ天が墜ちるとも」

    2025/09/26 23:57:03 | 23
  • イウエオ @iueo
  • @Panopticon
    「……」

    光のように、真直ぐ笑う。
    それが水底へ届くかは分からない。
    けれど、今だけはきっと届いたように感じた。

    「なまえの たがいの たりない ところ」
    「うん、ぐうぜん。 ぐうぜん でしたけど」
    「ぼくも よかった です」「したしく できて」

    たまたま名前が噛み合って、たまたま居が共通して。
    偶然だった、けれどもね。

    光を放つどころが暗く黒く在るいくつかの太陽、
    空に開いた青い穴。
    それを見上げるあなたを見る。

    「はい きっと」
    「ぼくのも あ さんのも」
    「いいじんせい なら いいですね!」

    2025/09/26 23:58:13 | 24
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「気に入っちゃったの」「悪い?」

    媚びも前より消えているんでしょう。
    あなたが手放すことはないって分かってきましたから。

    「どうなるかしらね」「続けばいいのだけど」
    「ふふ」「あなたのお蔭で終末も全然怖くないわ」

    空虚でも、恐ろしくもありませんでした。
    この腕の中は何処よりも安心できる場所でしたから。

    2025/09/26 23:58:20 | 25
  • 「まあ流石の僕も不安がないではないんだろう、多分。」

    掘り終えれば、ふう、と一息。
    不安があるにしても発露の方法が悪質過ぎる。

    「……ありがとう。」

    中央へ座り込んだのを少し驚いた様子で見下ろして、ちょっと間を置いてから、ぽつり。

    2025/09/26 23:58:22 | 26
  • 乗り捨てられたタクシーから降りないまま賑わいを見ていると
    どうやら自分に頭を下げ……下げたか?そんな気がする仕草が見えた

    怪訝そうに少しだけ腕を上げて、来てというように。おい、こっち見な。

    2025/09/26 23:58:27 | 27
  • @500w
  • @500w
    旅をするのも善いと思ったのは確か。
    総ての事象が決まってしまうより先に、全ての業を擲って外へ出ようとも思ったのは、確か。

    ただ。
    ただ、この終末が来る世界で。
    所詮は終わり行く世界の中で、ほんの少しばかりの心残りがあったものだから、さ。

    これで良いかもな、と納得できたのだ。

    2025/09/26 23:58:32 | 28
  • レキ・ミタケ @RekiMitake
  • 「そうですね」
    「終末も兄貴と一緒ならどうとでもなるような気がします」

    空を見上げたまま、呟いた。

    2025/09/26 23:58:46 | 29
  • 雅尾 @kltkrt
  • 賭け師の隣、横目に笑う様子見つられるように。
    楽しいもんだね。こういうの。

    2025/09/26 23:59:24 | 30
  • @500w
  • 「ンだよ心配性がよ〜〜」

    「……」
    「応よ」

    灰ばかりの煙草をすり潰して、
    新しく火を点けた。
    ここでいいよ。

    2025/09/26 23:59:37 | 31
  • メイラン @yang0024
  • 「そろそろでしょうか……」

    立ち上がって、空を見る。
    周りも次第に静かになって、その時を待つ空気を感じる。

    2025/09/26 23:59:53 | 33
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「よし、最後までよろしくな〜」

    2025/09/27 00:00:02 | 34
  • しののめ @shino
  • @shino
    「また、遊んでね。」

    2025/09/27 00:00:06 | 35
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「結局……ここに残っちまった」
    「主人から任されたってのに、
     診療所を空けたらよくねえもんな」

    2025/09/27 00:01:23 | 36
  • 詩記 @Scravis
  • 腕を上げるのが視界の端に見えた。おそらく自分に対してのものだろう。
    その通りに寄っていく。行かない理由もなかったし。

    「久しぶりですね、Eva」

    こんな終末に。と。

    2025/09/27 00:02:12 | 37
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「いいえ、悪くないわ」「あなたも素直になったのね」

    お互いに、少しずつ変質してきたのだろう。
    この終末が近い世界で。

    「約束を翻すつもりはないわ」
    「ダメだったら、あなたと共に死ぬだけよ」

    近い、近い空には目を呉れず、あなたに頬を寄せた。

    2025/09/27 00:02:18 | 38
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • 「…………」

    青い空を眺めている。
    まだ猶予はあるんだろう。

    2025/09/27 00:03:50 | 39
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • @meteorsaber27
    ぐい、とあなたを裏路地に引きずり込む。
    拒否権はない。

    2025/09/27 00:07:33 | 40
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「ふふ」「お友達に教えてもらったの」
    「心を奪うには、心を捧げるしかないって」

    前の晩。あなたの桃髪のお友達とお話したのです。
    ついでに色々と教えてもらいました。

    「生きたいのだけどね」
    「でも最期にあなたが手に入るなら
    わたし、それも幸せだって感じちゃうのよ」

    忌々しい青空があなたの赤と黒で隠れていきます。
    頬を寄せ返して甘えれば、こどもの白い髪と交わるんでしょう。

    2025/09/27 00:09:01 | 42
  • 弥刀璃星 @meteorsaber27
  • @sayjack
    「わ」
    突然で驚いているが拒否権はない為、そのまま引きずり込まれる。

    2025/09/27 00:09:41 | 43
  • @Scravis
    近付いてきた貴方の、声を聞いて漸くそれが誰であるか合点がいったのだろう

    ―、―――あ、馬鹿だ

    とまるで声が出ているような様子で唇だけを動かした。

    ―――、―――――いいや、抱っこして

    当然のように腕を伸ばす、座ったまま。

    2025/09/27 00:09:42 | 44
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @pandora
    辿り着いた終末が艱難辛苦に満ちていても。
    けれど、一途にも明日に縋り付く様は。
    泥に塗れても生きて足掻く人の様は。

    眩しいだろ。美しいと言えるだろ。
    寧ろ、少女が救われるに値する筈だ。
    あべこべだろうが、それこそが希望パンドラの生きる糧になる。

    「季節を跨ぐかも知れないな」
    「でも、芽吹くまでは早いよ」

    目を細めて絞る。浮かべるのは柔らかな微笑だろう。
    硝子細工の少女が暴くばかりの光を屈折させた。
    人は易々変わらないよ。相変わらずに。
    あんたが見せた、綺麗な夢のお陰。

    「また来ようよ、パンドラ」
    「種から若葉が顔覗かせた頃に」

    雨に泥にと濡れても懸命に生き抜く。
    そんなのを、君が綺麗に思うのを、
    知ってる。

    2025/09/27 00:10:29 | 45
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「おともだちってまさか……」

    なんだか既視感がある気がする……気のせいかな。
    妙な邪推を頭から取っ払う。

    「生きるのならもっと大変よ」
    「ままならないこと……負荷が多い世界」
    「その場合は結局何も変わらないってことなんだから」

    でも。自分たちはそれを望んだ。

    「…………結局、負荷は私達双方共に負っ被るのね」

    そう言って、耳元で囁くように苦笑した。

    2025/09/27 00:12:39 | 46
  • 詩記 @Scravis
  • @429nik
    「……?」

    何故声を出さないのだろうだとか、気になることこそあったけれど。
    一度機嫌を損ねてしまったことがある以上、重ねるわけにもいかない。

    とりあえずと、唇の動きと仕草から読み取れたことをあなたにしてあげるんだろう。

    本当に慣れていない行為だ。
    あなたの望む通りに出来るだろうか。

    身体を持ち上げて、困ったように眉を下げた。

    「立ったままというわけにはいかない、ですよね」

    とりあえず、抱きかかえたまま。あなたと座れる場所に向かうだろうか。

    2025/09/27 00:14:21 | 47
  • 砂塵掻き @Dustscrapper
  • 黙している。終始、ただ諦めの眼のままみつめている。

    2025/09/27 00:16:22 | 48
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 繋いだ手は離さない。
    契った縁も腐れ縁だ。
    一寸前は世捨て人の体だった癖、
    随分な身重に成り果てたものだ。

    「ん」「大丈夫、居るよ」

    見上げる少女の視線に微笑を溢す。
    顔見知りが居ると照れ臭い気もするな。

    2025/09/27 00:16:23 | 49
  • “ア” @Panopticon
  • @iueo
    「……そうかい、そうか」
    「イウエオもそう思ってくれていたのなら嬉しいよ」
    「嬉しいとか楽しいとか、共有できるとなお良いからさ」

    偶々、偶然、図らずも。運の悪戯が原因ではあるけれど。
    それがきっかけになったなら、それこそ運命と呼ぶに相応しい。

    「……」

    「吾の人生はもう、どうしようもない」
    「だから君の人生を祈る。君の良い人生Purgatoriumを強く願うのさ」
    「……美しく、可憐で、狂騒的で。それでいて、君にとって最高な終焉を、迎えられるように」

    黒の太陽。口を広げた青い穴。あらゆる無価値を吸い込む【空】。
    目を離して、あなたを見た。秩序的で平穏を望む、“ア”が君を見た。

    2025/09/27 00:17:06 | 50
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「答え合わせが必要かしら?」

    学んだことをあなたに試したくなったのも
    今夜誘った理由のひとつでした。

    「うーん」「どうかしらね」
    「今日を乗り越えたわたしたちなら大丈夫よ」
    「本当に一番大変な日だったんだから!」

    十分な負荷と、十分か分からない業を得ました。

    「…………それで良いんじゃないかしら」
    「どちらかだけが負っ被るなんて不公平だわ。
    きっと支え合って生きていくべきなのよ、わたしたち」

    くすりと笑って身を預けます。
    そうじゃない?なんて、あなたに同意を求めてみたり。

    2025/09/27 00:19:41 | 51
  • @Scravis
    慣れないながらでも応じてくれるなら、素直に体を預けた
    というよりは
    持ち上げる時の様子から、どうやら足腰に力が入っていないらしい。
    服の下にもかすかに、手当のされた感触があるのを感じるだろうか。

    座れる場所に向かうまでも、何事かを喋っているようだが音にはならないままだ。
    どうせ子供染みた悪態なので、聞く必要もないのだが。

    2025/09/27 00:21:12 | 52
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • @meteorsaber27
    胸の奥に溜まったものを押し殺すように息を吸った。

    「かがんで」「今すぐ」

    とはお願いするものの、ぐい、とコートの胸ぐら引くんだろう。
    震えではなく、苛立ちに似た熱がそのまま力に変わる。

    囁きではなく、半分だけ噛みつくような声。
    目はそらしているのに、手だけは放さない。ややちぐはぐな緊張があった。

    2025/09/27 00:21:18 | 53
  • ギアハート @memory
  • 空なんて見たくない。
    合わせた紙片を燃やす。
    集めた紙片を燃やす。
    懐から取り出した紙を……眺める。

    2025/09/27 00:22:11 | 54
  • 果実 @sugarchan
  • @iueo
    「……なんというか、ずいぶん。
    なんだろう、機械的な記憶だね」そういった類のは昔見ていた。培養槽の中とか、訳の分からない機械とか。

    2025/09/27 00:24:25 | 55
  • @Lazhu369 それは──やはり眩しく、美しかった。

    少女にとって世界は優しい恐ろしい
    明日も明後日も明明後日も。そんなふうに続くなら。
    今にも終わりを迎えようとしていても、そう続けようと足掻くなら。

    それは、美しいのだろう。な。
    パンドラは今に、そう思う。

    「……ん、」

    硝子細工のように繊細な、少女のかたち。
    もしかしたら終わりをほのかに感じ取っていたのかもしれない。
    もしかしたらずっと世界の傾きを感じ取っていたのかもしれない。
    それらに日々罅を受けていたのかもしれない。

    けど。

    「ぉはな、」「さぃたとき、も」
    「ぁじゅつえてってくれ」「ゅ?」

    雨に泥に濡れても懸命に生きているものは美しいよ。
    パンドラだってそのように生きてきた。
    これからもそのように生きるのだろう。

    あなたがそう言ったんだ。

    2025/09/27 00:27:25 | 56
  • 弥刀璃星 @meteorsaber27
  • @sayjack
    「え、あ、うん」
    言われるがままに屈む、目線を合わせられる位の高さ。
    状況をいまいち理解しきれていないが、胸倉を掴まれたところで
    仕返しの単語が思い浮かんだ。

    2025/09/27 00:28:36 | 57
  • サヨナキ屋 @Caduceus
  • 「…………」
    「青いなぁ、」

    * ずっとここに居た。
    * ずっと。

    「最後のヤニにゃあまだ早いが…」
    「…、おっと。まさか」

    * 監視員にジロリと睨まれ。
    * ヘラ、と笑い返す。

    「党首様の事信じてないわけじゃないよ」
    「本当だよ…」

    * ただ。
    * 何事も、予想の付かぬ物はある。

    * この終末の行方も。

    2025/09/27 00:31:48 | 58
  • 伝書鳩 @omen
  • @happa
    「そォいうモンかも~」

    なんとも適当な相槌である。
    人生たったの数十日の人間の言う事、然して重みがあるでもないが。
    つまりはまあ、身の丈に合った言葉ではあって。

    「少なくともMETROの人間みたいなガラの悪さはありませんからねえ。
     ま、お偉いさんにはお偉いさんの事情があるんでしょうが」

    犯罪に手を染める理由は人それぞれだ。
    やむを得なかったものから、単に私利私欲の限りを尽くしたもの。
    事故のような形で罪人になってしまったものまで。
    まあ、蓋を開ければ互いに、間違っても過失ではないのだが。

    「気に入ってますかねえ……ん~……あ~……
     好きでも嫌いでもないって感じです?」

    疑問形。事ここに至って初めて考えた事なので。
    名前とはただの識別名であって、それを好悪で測るという概念がなかった。

    「瑠璃茉莉」
    「それも覚えときます。
     そう呼ばれたくなったら、そう名乗る事にしますんで」

    未来の事は、誰にもわからぬ事。
    自分の名前が嫌になる日が来るのかもしれないし、来ないかもしれない。
    けれども、選択の権利を持つというのは、それだけで恵まれた事だ。

    2025/09/27 00:32:37 | 59
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「いいえ」「野暮天は御免よ」

    誰であろうとも、かまわないさ。
    もとより縛り合うような間柄ではないのだから。

    「そうね」「本当に……大変だったわ」
    「でも、こんな風に何かの為に一所懸命になる経験なんてなかったから」
    「今は不思議と、悪い気はしないの」

    柔らかく微笑んで

    「すこしだけ、自分の事を好きになれたのかもね」
    「あなたの能天気な言葉も、今は同意してあげるわ」

    2025/09/27 00:32:43 | 60
  • 煙草の煙をぱたぱた手で扇いで避けながら、空を見上げる。
    選択の時は過ぎた。
    あとは沙汰を待つのみだ。

    「……、」

    そうして待っていたのだけれど、ちょっと待つのに飽きてきたのか、また種を植え始めた。
    先に外堀を物理的に埋めるべきでは?

    2025/09/27 00:33:32 | 61
  • 伝書鳩 @omen
  • @happa
    「世界が終わるかどうかって瀬戸際なんです。
     多少気が早くたって、悪かないでしょうよ」

    軽口でもって返す。
    たらればで管を巻くのだって、終わる前だからできる事だ。
    そういうのは悪くない。
    そういった日々が続くんならそれが何よりのこと。

    世界が続くなら、縁があれば会う事もあるんだろう。
    世界は広く狭いものだから。

    「そんじゃ、無いって言葉を受け取っときます。」
    「やりましょうか。あんまぐずぐずしても未練ばっか増えちまう」

    言って、ずる、と懐から刃物を取り出した。
    薄暗い路地の中程。
    薄暗がりの中、刃だけが光っている。

    「それなりに業を積みましたんでね。きっと切れ味は良いですよ」

    人体の急所に冷たい金属を当てて、
    するりと刃を滑り込ませる手付きに一切の躊躇は無い。

    2025/09/27 00:34:25 | 62
  • @500w
  • 穴に囲まれ乍、胡座。かいたまま紫煙を登らせる。
    監視員の目線?知った事じゃ…いや知っといた方がいいか?
    いや何でも良いか。

    2025/09/27 00:35:30 | 63
  • @500w
  • 「いやせめて埋めろよ」
    煙草の煙を草薙に向けて吹きかけた!
    単なる嫌がらせでしかない。

    2025/09/27 00:36:19 | 64
  • 伝書鳩 @omen
  • @happa
    「お疲れさんでした。
     先に行って、待ち草臥れん程度に待っといてください」

    人は、頸動脈を傷付けられると脳へ送られる酸素が足りなくなり直ぐに意識を失う。
    それ以外の急所であれば、少しずつ視界は暗くなっていく。
    何にしたって、苦痛はそう長くは続かなかっただろう。

    先行く者を送ったなら、赤く染まっていく路地をただ眺めて。
    その息が止まったのを見れば、やはり躊躇わず火に掛ける。
    業の力が多少の人智を超えたものを齎すのなら、
    全てが灰になるまではそう長くは掛からなかっただろうか。

    何にしても、降り積もる灰に還るまでを見送って。
    それを終えれば来た時と同様、
    気軽な足取りでひとつ名の増えた男は去っていく。

    あとのことは、生者の業でしかなく。
    あなたは雨の降る前に向こうへ逝ってしまいなね。

    2025/09/27 00:37:45 | 65
  • 詩記 @Scravis
  • @429nik
    「……おれは、処置とか出来ないんですよ」

    であれば、抱き上げるというよりはもう少し気を遣いつつ持ち上げる形になっただろうか。
    それこそ不安定な場所ではよろしくない。

    何を言ってるか聞いてる余裕もなかったかもしれない。
    早く安静にさせなきゃ…と思っていて。

    結局は診療所までは辿り着かずに、どこかの瓦礫の上だったりするんだろうな。

    「怪我をしたんですか?声は……」
    「喉を痛めていたり、しますか?」

    2025/09/27 00:37:58 | 66
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • @meteorsaber27
    あなたが身をかがめると、距離は一気に縮まり、
    互いの息が触れ合うほどになる。
    その熱さに、自分の鼓動が耳の奥でどくどくと鳴る。

    「目閉じて」

    言葉は短く、命令に近い。
    けれど声の端に余裕めいた響きが混じる。
    待ちきれないのではなく、
    あえてそうさせているような態度だった。

    2025/09/27 00:40:36 | 67
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「うふふ」「ざぁんねん」

    気にしてくれても良かったのですけど。
    聞かない方があなたらしいような気もしました。

    「大変だったけど、充実はしてたでしょう」
    「終わりがあるからこそ一所懸命になれた気がするわ」
    「そういう意味じゃこの終末も良いものだった」「かも?」

    同意を得ると、花が咲くように笑って。

    「わたしもわたしを好きになれたの」
    「あなたのお蔭よ」「あの時、拾ってくれてありがとう」

    2025/09/27 00:41:29 | 68
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • @meteorsaber27
    そのまま、強引に顔を寄せた。
    軽く押しつけるような、不器用な口づけ。

    「…………仕返し」「するって言ったでしょ」

    唇を離したあと、胸ぐらから指を離し、肩をすくめてみせた。
    悔しさを隠すような、でも少し勝ち誇ったような声音で。

    2025/09/27 00:41:37 | 69
  • @500w
  • @500w
    「…………」
    「あのガキ、にも聞きそびれた哉」

    ざんねん。

    2025/09/27 00:41:48 | 70
  • 手を握ったまんま。
    空を見上げても少女には何も見えない──筈。

    「ん」

    ひとつ、意味の無いような鳴き声と。
    それからいつも通りの欠伸が零れた。

    2025/09/27 00:43:03 | 71
  • 「ぶぇっ!やめろ根無し草!」

    煙たい!煙草臭い!
    片手をぶんぶん振って煙を払い、やや不服そうに穴を埋め始めた。
    折角残ってくれたってのに態度が悪い!

    2025/09/27 00:44:25 | 72
  • @Scravis
    ――――――――、――――たくさんぶつけた、だけだよ
    ――、―――――――――犬が、手当もしてくれたし
    ―――――――――、――――――今日はすずしいから、だいじょうぶ

    ぶつけた時は冷やすんだ、勉強会で習ったもんね ふんふんと自慢げ

    ――、――――喉は、痛いけど
    ―、―――声、小さい?」

    小さいどころか全然出てない、本人はわりと普通に話しているつもりらしいが
    痛みを避けてか、喉が勝手に動きを止めてでもいるのだろう

    2025/09/27 00:46:32 | 73
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「お互いに……」「最初は、何もなかった」
    「業そのものこそが価値がないと気づけるまで」
    「前も言ったけれど……」
    「あなたを拾う事で、私もまた救われているの」

    だから、おあいこ。と
    いたずらっぽく笑うんだろ。

    「変ね」「価値って案外、身近なのかも」

    2025/09/27 00:47:01 | 74
  • @500w
  • 「あんたが仕掛けたンだろ」

    ケタケタ嗤う。
    こちとら、お出掛けの機会を喪ったものだから。探し人も見付からないし、見付かる気もしないし。
    気に食わない事柄は幾らかあるもんだ。
    無論、あなたに関係の無い話。

    2025/09/27 00:48:19 | 75
  • 七竈 @happa
  • @omen
    あなたはいつでも等身大だ。
    ぴったりそのままのも重さは心地が良かった。
    無理をしているだろうという心配もせずに済む。

    「確かにああいう迫はつかんかったな、ついぞ」
    「色々あったらしい。己も覚えていないが」

    箱を開ければばっちりと意図的なもの。
    事故でもなんでもないものだから、閻魔様にも怒られよう。
    怒られてもぼけ~っとした顔を晒すのがこの男だが。

    「なるほど」
    「そのうち考えることもあるかもしれんなあ」

    あなたはまだまだ満たされていない瓶だ。
    様々なものを詰め込んで、混ぜて、それから何を思うのだろう。
    そういうものは、きっとあちらで再会してから聞けるもの。
    そういうのは、楽しみなようにも思えた。

    「応」
    「そうしなさい」

    未来は一寸先のわからぬもの。
    この男の愛は、相手に選択肢を与えるというものだったから。
    最期の時まで、そのように。

    男の愛はそういうものだったから。
    そういうものだったから、あなたの福祉は本当に嬉しかったんだよ。

    2025/09/27 00:53:28 | 76
  • 七竈 @happa
  • @omen
    「さもありなんよな」

    世も末、世界は終末を迎える。
    逝く前に悔いを残さぬように、多少気が早くたって相応しい。
    もしもの話だって生きていなければ出来ないから、
    生きているうちに軽口を叩くのが正解なんだろう。
    そういうのはきっと良いことで、あなたにそういう日々が続けば良い。
    そう思う。

    広く狭い世界で、また今度。
    あぶれ者の集まる場所での再会をするのかもしれないな。
    こういうのもまた、たられば論だった。

    「ン」
    「そうさな、未練が残ってもよろしくないので」
    「それは助かる」

    死が怖い、わけでもない。
    ただ終わるのだという安堵があった。
    苦痛はあってもなくても良かったけれど、
    ないならきっとない方が良い。

    首筋に宛がわれる感触と、躊躇いなく走る熱さと冷たさ。
    激痛に喘ぐよりも先に、五感が遠くなっていく。

    「……、……」

    お疲れさま、と返した言葉は、血泡に消えたが。
    あなたなら読み取ってくれるかもしれないな。
    あちらでのんびりと待つつもり。
    待つのは、得意だったから。

    2025/09/27 00:54:28 | 77
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「この場所で終わって」「この場所で終わる」
    「そうしてわたしたちはお互いに色々なものを得た」
    「あなたもそう思ってくれてるのなら……
    わたし、それ以上に幸せなことはないと思えるの」

    あなたとこども。
    きっとお揃いの顔をしています。

    「青い鳥はすぐ近くにいるって」
    「もしかしたら本当のお話なのかもね」

    「あーあ」「本当におとぎ話みたいな日々だったわ!」

    出会って、失って、出会って、最後に得ました。
    手放してしまいたくないものを。

    2025/09/27 00:54:53 | 78
  • 七竈 @happa
  • @omen
    安寧へと向かう意識の中で目を閉じる。
    そんな中で、兄さん、と甘い声が聞こえた気がした。
    なんだ、其処に居たのか。嗚呼、良かった。
    そんなことを、最期に考えて、そして。
    薄ぼやけた身を赤く染めた男は息を引き取った。
    後にはただ、動かない静かな身体だけ。

    それも火にくべられて、そう長くかからず灰になる。
    塵は塵に、灰は灰に。
    永遠のような、惰性の虚無が終わりを告げる。
    それらはきっと、正しく弔いだった。

    そうして、後に残るのは未来を生きるあなただけ。
    降り積もった業は、あなたの肩へ。
    荷を下ろした男は、雨に濡れることなく安息を味わった。

    おやすみなさい。お疲れさまでした。
    また、どこかで。

    2025/09/27 00:55:22 | 79
  • 弥刀璃星 @meteorsaber27
  • @sayjack
    貴方に言われるがままに目を閉じて、未だ何をされるか察しのつかないまま。
    何かが触れたのを感じた。

    「え」
    「…………?????」
    流石にここまで行ったら気付いたようで。
    思考が纏まらないまま少し顔を赤くして、暫く触れた部分を触って固まっているかもしれない。
    仕返しは成功なんじゃないかな。

    2025/09/27 00:57:27 | 80
  • イウエオ @iueo
  • @sugarchan
    「きかい てき」
    「そうなん ですか?」
    「これを きかいてきって いうん ですね」

    2025/09/27 00:58:09 | 81
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「敗北を経て、私は強くなる……なんて」
    「強がりは云えなかったけれどね」

    やはり少女はあの怪物アノンにはなれないらしい。

    「まだ結果は出てないわ」
    「見届けましょう」「この世界を……」
    「私達の行く末を────」

    そう言いながら物陰に入り、あなたに覆いかぶさるとしよう。

    2025/09/27 00:58:58 | 82
  • ざくざく埋めたら、種以外のところはぺちぺち叩いて固めもしておこう。

    「別に跨げるだろこのくら、うわっ、」

    文句は閃光に遮られた。
    ぎゅうと目を閉じる。
    沙汰が降りたのかはまだわからないけれど、何かがあったのは確かなんだろう。

    「……え、なに……終末来た?」

    2025/09/27 00:59:10 | 83
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「その方が良いわ、きっとね」
    「負けちゃったら悔しいでいいじゃない」

    少なくともこどもには
    そっちの方が好ましく映るのです。

    「ねえ」「ちょっとスー」
    「それが悪いとは言わないわ」「でも」
    「これじゃあなたしか見えないんだけど────」

    文句は付けてみせますけれど
    大人しく覆い被さられて、その白い髪を背に零します。

    それから。諦めて唇を差し出すんでしょう。

    2025/09/27 01:05:25 | 84
  • 詩記 @Scravis
  • @429nik
    「……」

    あなたの小さな小さな声に耳を傾ける。
    それが大丈夫でないだろうことも分かっている。
    歩けない、ろくに声も出せないのに大丈夫なわけがない。

    「涼風は冷やしたことになりません」
    「声は、ほとんど聞こえてないですよ」

    喉が痛いなら微かであっても声を出すべきではない。
    不機嫌そうな顔をした。自分に馬鹿と言ったあなたがこのザマでどうするんだ。

    「チュエの元に連れていきますよ」
    「いいですね、Eva」

    2025/09/27 01:08:32 | 86
  • 果実 @sugarchan
  • @iueo
    「らしいよ。多分」
    「ほんとにどこかが機械だったりするのかもね」なんて。
    「………」

    少しして、咳の音。
    「こほっ…あー」
    「あー…」口元を抑えた、その手を見つめてから、隠す。
    「ごめん、つい」

    2025/09/27 01:09:00 | 87
  • 雅尾 @kltkrt
  • 空を見る。閃光から目を焼かれまいと細めた瞳は一度閉じられ再び開く。
    ほんのわずかな静寂はまるで終末を今と迎えたようで。

    傍らの存在を確認する。無意識に近い形で。

    2025/09/27 01:09:00 | 88
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @pandora
    世界は美しく、残酷だ。
    時に真綿は首を絞める。
    柔い木漏れ日も眩しさに目を灼く。
    覆せない現実だろう。変わらない事実だ。

    けれど、世界に息衝く命までも同じ、じゃない。
    傷んだ喉が癒えたんなら、上手に飲み乾せるだろう。
    罅に割れたら金で継いでやる。贋作でも嘘にはしない。

    夢を現に寄せていく。

    「ぁは」「そんなの当然でしょ」
    「必ず傍に居る。傍で見てるよ」

    漸く屈託無く笑みを浮かべた。
    本当に、子供みたいに笑えた。
    握る手を緩く引いて、再び足を運び出す。

    今度はMETROだ。地下の奥深くにまで潜り込む。
    狭く、緩く、些か鈍臭い歩調。
    勿論、あんたに合わせてる。
    勘違いと違う。

    2025/09/27 01:09:22 | 89
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「────なにか」「問題ある?」

    悪戯っぽく言ってから、唇を重ねるのだろ。

    2025/09/27 01:10:23 | 90
  • 果実 @sugarchan
  • 「うるさ…」空を見上げて。
    「……」
    「どうなるかな」下を見た。

    2025/09/27 01:11:31 | 91
  • @500w
  • 「アーッハッハめんど」

    う臭い、とごちる前に目を閉じる。
    網膜を焼く閃光から、目を閉じる必要があったから。

    2025/09/27 01:12:35 | 92
  • “ア” @Panopticon
  • 瞬間、フラッシュ。半ば反射的に目を瞑って。
    ゆっくりと目を開けば、ひどい静寂を聞いていた。

    「……」

    瓦礫に腰掛けて、静謐の中にいる。

    2025/09/27 01:12:55 | 93
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「────もうっ」

    追加で吐き出そうとした文句は
    きっとその口の中に呑まれてしまうんでしょう。

    2025/09/27 01:12:56 | 94
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • @meteorsaber27
    赤みがじわじわ広がるのを眺めながら、唇の端を上げた。
    満足げと言うより、いたずらがうまくいった子どものような笑み。

    「か~わいい」

    小さくこぼした言葉に、どこか挑発めいたものが混じる。
    そのまま、あなたの手を引いた。

    「んふふ、戻ろ」

    迷う間を与えない力加減で、通りへと足を向ける。
    揺れる海の色は、鼻歌を歌い出しそうな軽やかさが残っていた────

    2025/09/27 01:13:33 | 95
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    そうしてふたり、こんな時に……
    あるいはこんな時だからこそ共に愛し合うのだろ。

    互いの技を見せ合うように
    きっとあなたの成果も、見せられると信じたい。

    2025/09/27 01:15:03 | 96
  • イウエオ @iueo
  • @sugarchan
    「きかい」
    「ふむ」
    「そんなことも あるかも ですね」
    機械、を分かっていないけれど。

    「?」
    咳き込むあなた、手を隠すあなた。
    何も無いと思う方が難しいことで。

    「どうし ましたか」
    「なにか ありましたか?」

    2025/09/27 01:15:42 | 97
  • @Scravis
    冷やした事にはならないなんて、なんだか偉そうな言い方じゃない
    不機嫌なのも気に入らないな。

    ―、―や、だ

    そう唇を開いた瞬間。閃光。
    ひゅ 音を発しない喉が鳴る。
    咄嗟に貴方の服を掴む、指先が白くなるほど強く。
    うつむいたまま、目を閉じる事も出来ないでいる。

    2025/09/27 01:19:53 | 98
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 突如として訪れる閃光に少女の瞳を掌に覆う。
    代償に顔を顰め、一瞬の煌きに立ち眩んだ。

    「刻一刻と砂が零れ落ちるな」

    蒼い筈の空を睨み付けた。
    在る限りの時間は使わせて貰う。

    2025/09/27 01:20:24 | 99
  • 詩記 @Scravis
  • @429nik
    その言葉に、文句の一つでも言ってやろうと口を開いたその瞬間に。

    閃光。

    咄嗟に、光から庇うように抱き締めて、目を瞑る。
    あなたのその様子に気付くのは少し遅れてからだったろうな。

    「……大丈夫ですか」
    「イヤだ、なんて言われても 理由が分からないことには、納得できませんよ」

    2025/09/27 01:23:26 | 100
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