記憶

  • 「うーん辛辣。耳が痛いですねぇ。
    では大人げなく仕返しでもしちゃいましょうか。
    貴方が散々、耳が痛くなるほど言い聞かされたであろう言葉でも」

    「『大人になったら貴方も分かりますよ』
    それと『子供の貴方にはまだ分かりませんよ』、とか」

    思ってもいない、言ってみただけの言葉だけど。

    2025/09/14 20:08:34 | 1
  • アネラ @anera
  • @id
    「……まあそこまで言うのなら、せっかくだから。」

    警戒を解いて、話を聞き入れる姿勢を見せた。

    2025/09/14 20:10:07 | 4
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  •  煙草をふかし、辺りを見る。
    「血の気が多いこって」

    2025/09/14 20:10:40 | 5
  • 棄て犬 @vertigo
  • 「犬は名も無き棄て犬ですので」
    「つまり」
    棄犬キケンなんですね」

    「嗚呼、エピタフ生活が恋しいです」

    2025/09/14 20:11:38 | 6
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「溝攫いから戻ってみれば、なんだ、決闘か?」
    「ちょうどいいな。疲れてるから見物して楽しませてもらうか」

    2025/09/14 20:11:45 | 7
  • 央亥 @ougai
  • @pandora
    だからこそそのように
    男は、狂っている。
    という建前を置いて、尚。
    そうできなかった事・・・・・・・・・を悔いて、そうしたのだ。

    今はもう。
    止めるものもなく。

    暫くそうさせておいて、
    やがては、指を引いた。
    名残惜しくも。

    その代わりに、自分の顔をあなたに近付ける。
    触れるか、触れないかくらいの距離で。
    ただ、その時を待っている。まるで神の裁きを待つかのように――

    ――心音は、狂おしい程に高鳴っていた。

    2025/09/14 20:13:13 | 8
  • @500w
  • 「こういう試合見る時ぁタンサンでも飲みたくなるね」

    2025/09/14 20:13:31 | 9
  • 汽水 @ramune
  • 「こんの犬っころ…」
    「人間様のためにちゃんと業たくわえて来たら奪ってやるから、地面はいつくばって探してこい!」
    ご機嫌と不機嫌の寒暖浴。

    2025/09/14 20:14:05 | 10
  • 「おはよ、今日は誰も走ってないんだ?」

    「あ、タバコだ」
    「僕にも1本、貰えないかな」

    2025/09/14 20:14:26 | 11
  • @id
    もしこの話を覗き見る部外者がいるのならば、ことの顛末を聞いて驚くかもしれないな。
    まるで木乃伊取りが木乃伊になって、ハニートラップにかけられたような男だったが、
    一切、何一つとして取られたものはなかったのだから。

    成り行きから一晩を共にして、果てるまで貪り尽くして、
    この関係はそこでお終い。文字通りのワンナイト。

    遺恨も後腐れもなく、お互いに満たされて、夜は明けた。

    今日も世界は終わらなかった。

    二人の行く末はまたどこかで交わるのかもしれないし、
    これですっかり終わったのかもしれない。
    その結末は、きっと終末にでも明らかになるのだろう。

    2025/09/14 20:14:33 | 12
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「酒があれば酒がいいがな」
    「強い酒ならなおのこと良い」

    手で身体のあちこちを叩いて砂塵を払い、どっかり椅子に座り込む。

    2025/09/14 20:15:02 | 13
  • しののめ @shino
  • 「辛辣かな?しの、思ったことを言ってるだけよ。みんなきょとんとするんだけどねー。」

    「…うん!しのは子供だからわかんない!

    にこっ!
    大人になる前にこの世界は終わりそうですから。

    2025/09/14 20:15:21 | 14
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  • 「やーなこった」
    「こっちとら貴重な一本を燃えカスギリギリまで吸ってんだぞ」

    2025/09/14 20:16:07 | 15
  • 「あはは、危険なのか棄権なのか、
    これもまたダブルミーニングかも?」

    2025/09/14 20:16:34 | 16
  • 「うふふ、そうですねぇ。
    分からないまま終われたら、それもきっと幸せなことなのでしょう」

    2025/09/14 20:17:25 | 17
  • @500w
  • 「へ、燃えさしなら地下鉄にでもあるかもな」

    2025/09/14 20:17:26 | 18
  • 「ちぇ、ざーんねん」

    2025/09/14 20:18:08 | 19
  • ネムナシ・カオヌル @dosukoi24
  • 「おうおう元気のいいこって」
    世界は終末に向かってても、こうやって逞しく、
    喧嘩してる連中がいるのだから、
    意外とどうなるかは分からないもんだ、と独りごちた。

    2025/09/14 20:19:11 | 21
  • スプーキー @HalloweenGhost
  • 「わぁ、賑やか……」

    2025/09/14 20:19:28 | 22
  • シャルパス @id
  • @anera
    「ふふ、そうこなくっちゃ。
     せっかく華やかな街に来たんだ、メトロみたいな扱い受けちゃ報われない。
     ここはいい街だよ、ある程度業さえあれば概ねなんでも手に入る。
     明るくて騒々しくて退屈もしないし、さ」

    さ、お嬢さん。迷子にならぬよう、人攫いに引っかからぬよう、
    なんて軽口でも叩きながら手を差し出そう。
    手を握って街案内、なんて腹積もり。少なくともはじめのうちは。
    嫌がられたら無理に引いたりはしないけれど。

    2025/09/14 20:19:30 | 23
  • @ougai 狂っている。気が触れている。
    既に時は遅く。後戻り出来ないところまで。

    いや、明日世界が終わるとするのなら。
    誰しも欲望に素直に生きたくなる──のかもしれない。

    過去を見つめて。

    引っこ抜かれたその指から唾液が滴る。
    不意に引き抜かれたもので、少女は暫しそれを探すように顔を巡らせ。

    「ぅー?」

    至近距離に何かがある。
    それが顔であるかはやはり知らないまま。
    見ないまま。聞かないまま鼓動さえ

    またぺろりと舌を出して、その鼻先を舐めた。

    2025/09/14 20:19:47 | 24
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「ここら辺でも盗みに入れば手に入りそうだがな、煙草」
    「おすすめはパイプだぞ。葉がありゃたっぷり吸える」
    「紙巻きは贅沢品だ」

    2025/09/14 20:20:05 | 25
  • 「あの方、さっきからずっと人力うそ発見器みたいなことしてますねぇ」
    真実の口みたいな? なんて呟いた。

    2025/09/14 20:20:11 | 26
  • @500w
  • 「さってと、時間つぶしもできたし行くか」

    2025/09/14 20:21:23 | 27
  • スプーキー @HalloweenGhost
  • 「勝ちを負けにするカードもあるから……本当に一枚しか無くても一筋縄じゃいかないね……」

    2025/09/14 20:21:52 | 28
  • 「あの人、なんで札を教えてるの?」
    「身ぐるみ剥がされたいなら、そう言えばいいのに」

    2025/09/14 20:22:40 | 29
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  • 「元から持ってたもんだから、どっかで手に入れりゃぁならんと思ってたが……」
    「紙巻は貴重かぁ。そうだよなぁ」

    2025/09/14 20:22:55 | 30
  • 「煙草って好き、高く売れるから」

    2025/09/14 20:23:31 | 31
  • しののめ @shino
  • たったかたーっとどこかの街へと走り出しました。

    2025/09/14 20:23:35 | 32
  • 央亥 @ougai
  • @pandora
    ならばそう。
    行ける所まで行ってしまおう。

    ぺる、と撫でた鼻先を。
    はむ、とこちらの唇で食んだ。

    2025/09/14 20:24:18 | 33
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「真実なんて終末の前じゃ意味がない」
    「真実の鞭より嘘の飴の方が高値がつきそうな時代だぜ?」
    「もちろん、私は正直者じゃないからパスだな」

    2025/09/14 20:24:19 | 34
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  • 「おめぇ売るつもりだったのかよ……」

    2025/09/14 20:24:32 | 35
  • 「あぅ」

    2025/09/14 20:24:49 | 36
  • 「吸うかと思った?残念でした」
    「タバコの味は、嫌いじゃないけどね」

    2025/09/14 20:25:54 | 37
  • ネムナシ・カオヌル @dosukoi24
  • 「おいおい、幸先がいいなバニーボーイ」
    いきなり勝負を挑まれたから、何事かと思えば。
    こういうことかと。

    「まあ、ちょうどいい金稼ぎにはなった」
    「助かるぜ」
    先ほどまでの粗野な様子はどこへやら、
    あっさりとした言葉だった。

    2025/09/14 20:26:36 | 38
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  • 「やらんで良かったわ」
    「こっちとらヤニ吸ってなきゃやってられないんでね」

    2025/09/14 20:27:22 | 39
  • no name @shooter
  • 真実の口なんて大層なものではなく。
    この重荷になるようなもの・・を取っ払いたいだけで。

    「居ないならば仕事に戻るとしましょう。
    こんなに道草を食っていたら怒られそうだ」

    2025/09/14 20:28:47 | 40
  • 「ふーん、覚えとこ」
    「どこかで拾ったら、買わせてあげるね」

    2025/09/14 20:29:02 | 41
  • アネラ @anera
  • @id
    「確かにあそこは……入り組んでいて物陰も多くて危険だけどね。」

    とはいえ、だからこそ身を隠す場所も多いと言える。

    そんな穴倉ともいえるメトロとは対照的にきらびやかな開けた空間。
    その広さに賑やかではあるけれどどこか疎外感も感じたような気がして、思わずさし伸ばされて手を掴み返して。

    きょろきょろと周囲に目を向けながら、あなたの言葉に反芻する。

    「なんでも……って、飲み物も食べ物も?」

    2025/09/14 20:29:59 | 42
  • 「僕も、持て余してんだよね」
    「正直者だから、勝っちゃうかもな」

    2025/09/14 20:30:37 | 43
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  • 「買える値段であることを祈っておくよ」

    2025/09/14 20:30:45 | 44
  • スプーキー @HalloweenGhost
  • 「得を積むとは聞くけど……業を積むのはここくらい……」

    2025/09/14 20:31:00 | 45
  • 冬真 @milktub
  • 「得も業もどっちもあの世で高く買い取ってくれる保証もないしな」

    2025/09/14 20:32:14 | 46
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「持っとくだけでいい気分だぜ、私はな」

    2025/09/14 20:33:37 | 47
  • 掃除屋 @souziya
  • 塵芥を捏ねている

    2025/09/14 20:35:05 | 48
  • no name @shooter
  • 「おや、あなたも正直者ですか」

    2025/09/14 20:35:11 | 49
  • 「仕事、頑張ってね」
    「稼いで、また勝たせてよ」

    2025/09/14 20:35:26 | 50
  • 冬真 @milktub
  • 「でも遊びと言葉遊びの内に奪い奪われる事に慣れといた方がいいとは思う」
    「まだ命の方が煙草一本より少しだけ重い間に」

    2025/09/14 20:36:51 | 51
  • シャルパス @id
  • @anera
    忙しないその様子を見て、思わずふふ、と笑みがこぼれた。
    これは本当に可愛らしいなと思ってのものだからたちが悪い。

    「もちろんだとも!業は当然要求されるけど……
     物資には事欠かないさ。それがウリだからね。
     ああ、メトロは仮に業があってもモノがないかもか。
     大変な場所だなあ……」

    だからこそ安く買えるものってのもありそうだ。
    脳内でそろばんを弾きつつ、

    「それこそ飲食店は星の数!流しの屋台からちゃんと構えてる店まで……
     全部を案内すると夜が明けてしまいそうだ。
     そいつはまた後日ってことにしたいとこだけど……」

    腹ペコで動けないってなれば適当な屋台でも見繕うところだけども。
    歩きながら食べられるやつ。

    2025/09/14 20:37:06 | 52
  • 巳然 @snake03
  • 「業と時間はあればあるだけいいんじゃねーのか?俺はそうだが…」

    2025/09/14 20:37:19 | 53
  • 棄て犬 @vertigo
  • @shooter 感じる視線を辿った先の窪みに
    こちらもじぃ、と視線をお返しして。

    「お名前は?」

    と、問うのです。

    2025/09/14 20:39:59 | 54
  • 「ぅーあ」

    2025/09/14 20:40:14 | 55
  • 「得も業も積み重ねられるのは現世だけ!
    とはいえ滅んでから何ができるのかって話にもなりますが」

    2025/09/14 20:40:44 | 56
  • スプーキー @HalloweenGhost
  • 「でも……死後も塵芥を拾い続けるかもしれない……」

    2025/09/14 20:42:45 | 57
  • ピンクヒール @LoadOld0
  • 「業はあればあるほど……たのしいよ……!!」
    頭にバッテンの絆創膏を貼って不貞腐れてる。
    これは奪うつもりが奪われたバニーボーイ

    2025/09/14 20:42:51 | 58
  • 汽水 @ramune
  • 「死んだあともゴミ拾いなんて、縁起でもないこと言うんじゃないわよ」

    2025/09/14 20:44:30 | 59
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  • 「物もドンドン燃やしてけば、いつかは命より価値が上がってくってか」
    「いやー、そん時は迷うな。死ぬ前の煙草が死か」

    2025/09/14 20:44:43 | 60
  • シャルパス @id
  • 「だって裏を掻こうとして相手が裏の裏だったらめちゃくちゃ恥ずかしくない?」

    根性が捻じくれすぎ。

    2025/09/14 20:44:50 | 61
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「ぱっと使って享楽の糧になるなら、溜めとくのも楽しいもんだ」

    2025/09/14 20:44:55 | 62
  • 少女はいつでも大人しくゴミ拾いをしている。
    それが惨めだという認識もないが。

    もしかしたら惨めに見えるのかもしれない。獣だし。

    2025/09/14 20:45:20 | 63
  • スプーキー @HalloweenGhost
  • 「最近の賽の河原は……業を積み重ねる……」

    2025/09/14 20:46:08 | 64
  • ピンクヒール @LoadOld0
  • 「でも塵があるって事は……業もあって……業があるなら……」
    「ギャンブルもあるんじゃない?!」
    カジノ脳

    2025/09/14 20:46:53 | 65
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「あるんじゃないか。賭けるものがないわけじゃないだろうからな」

    2025/09/14 20:47:54 | 66
  • アネラ @anera
  • @id
    「業が必要なのは心得ているよ。僕だってメトロでただ何も出さずに生き永らえていたわけじゃないよ。
    だけど、メトロはここみたいに豊富じゃないから物価も安定しないし、業も身の安全を確保するために仕方なく渡さざるを得ないこともあるけど……。」

    生きていくためには必要ではあるがその必要度合いがもしかしたら違うのかも、なんて。

    「お店……そんなにいっぱいあるの?」

    2025/09/14 20:48:20 | 67
  • 「悲観的ですねぇ。
    終わった後を憂慮するぐらいなら、まずは今を全力で生き切りましょう?
    今のことは今しか考えられないように、終わった後のことも終わってみないと分からないんですから」

    2025/09/14 20:49:05 | 68
  • ワンディ @OneDay
  • @dosukoi24
    「お仲間……とまで行かなくとも、同類を探せってことね」
    「いいわ。引き受けてあげる。……流石に1日One Dayのシゴトではないけれど」

    食べきった皿は綺麗で、僅かな果実酒シードルを飲み干した。

    「ふふ。そっちはもう少しハナシをしてからよ?」
    「花は水と光が無いと咲いてくれないのは、知ってるでしょう?」

    ご馳走様、とひとつ。

    2025/09/14 20:49:32 | 69
  • no name @shooter
  • @vertigo わずかに唇が動く。
    何かを言おうとして、言葉にならない。
    その目が、過去を探しているようだった。

    ──名前なんて、とっくの昔に塵になってしまいましたので。
    名乗る名など、ないのです。

    正直者のあなたには、俺も正直者でありたかった。

    けれど、あなたの耳に届くのは、名前のような音ではないようです。

    2025/09/14 20:50:57 | 70
  • 「あ、種だ」
    「明日は先生のところ、行こっかな」

    2025/09/14 20:53:26 | 71
  • キロノヴァ @kilonova
  • 「全力で生ききる。良いこと言うわね」

    2025/09/14 20:54:11 | 72
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「溜めに貯めた業で終末を過ごす女を買うってのも、良い夢の見方だ」

    2025/09/14 20:54:38 | 73
  • アネラ @anera
  • 「僕たちもいつまで無事でいられるかわからないもんね。」

    2025/09/14 20:55:34 | 74
  • 「人生なんて短すぎますから、全力で生きても足りないぐらいです。
    ……からの、あえて無為に過ごして時間の無駄遣いをするって贅沢の仕方もありますけどねぇ!」

    2025/09/14 20:56:36 | 75
  • シャルパス @id
  • @anera
    「そいつは失礼。そうだなぁ、メトロじゃそういうのもあるよな……
     いっそのことここをねぐらにしたらどうだい?」

    なんて、暗さと狭さのほうが落ち着く人間だっている。
    そういう人間にとっては慣れたってここの華美さは耐えられまいよ。

    「そりゃもう。あそこもここも、それからアレもそうだし……
     せっかくだから食べてもらおうかな、すいませーん」

    指差す看板、屋台、全部飲食店だ。
    ……有無を言わさず典型的な中華系屋台に立ち寄って、
    肉の串を買ってしまおう。油が結構キツめのやつ。

    「ほら、気になるなら食べてみればいい」

    見た目通りのギットギトのやつ、味は悪くないはず。
    これはおごりだが先行投資でもある。小さな信用さえ勝ち取れればそれでいい。

    2025/09/14 20:57:18 | 76
  • 「必死扱いて塵芥を集めては固めて焼いて、集めては固めて焼いて、
    そんな人々を見ながら飲むお酒はサイコーに美味しいことでしょう」
    「まあそんなこと言って、わたしも同じことするんですけど。
    享楽には代価がつきものですからねぇ。努力は不可欠です、残念ながら」

    2025/09/14 20:59:30 | 77
  • カジ場泥棒 @Opportunistic
  • 「はーあ。タバコ燃え切ったんで業でねぇっすか?」
    「自前だから出ねぇ? そっすかぁ……」

    2025/09/14 21:00:47 | 78
  • スプーキー @HalloweenGhost
  • 「えへ……ふとした時に拾える宝石が……すばらしい……」

    2025/09/14 21:01:23 | 79
  • @ougai その果てがどこかは分からない。
    1番向こうには終わりがある事だけは確かだ。

    「ふ、む」「?」

    柔らかな舌先が捉えられ、少女は簡単に身動きが出来なくなる。
    例え目が見えて耳が聞こえて口が聞けても。

    幼い子兎には到底理解出来ない行動だった。

    2025/09/14 21:02:15 | 80
  • ピンクヒール @LoadOld0
  • 「言うこと言うじゃん~!」
    「積み上げたものがちゃんと実るのが一番だよね」

    まぁ実った所で……なのは、ね。

    2025/09/14 21:02:17 | 81
  • 棄て犬 @vertigo
  • @shooter
    「そういうことじゃないですか」
    「名前が無いもの同士」
    「同じ穴のムジナ」
    「いや犬は犬のなので犬ですが」

    2025/09/14 21:03:55 | 82
  • アネラ @anera
  • @id
    「ここをねぐらに?」

    確かにここならば命に脅かされることはないかもしれないし、食に困ることもない。
    しかしながらこれほど煌めく空間の下では落ち着かないというのもあるし、長らく過ごしたあの地下空間を『はい、そうです』と一言で捨てるという決断をするには時間がなさ過ぎて。

    「それはすぐには決められないし……わっ、それはお肉?
    ……僕、何も出してないけど……いいの?」

    と、困惑しながらも受け取って。
    相手の意図を読み切れず、心の中に生じた隙に楔を打ち込まれたことにも気付かず。

    2025/09/14 21:07:44 | 83
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「実った果実を頬張りながら幸せに死ぬ」
    「そして同時に世界も死ぬのなら、最高だ」
    「区切りが良い」

    2025/09/14 21:07:53 | 84
  • 「んー」

    2025/09/14 21:08:53 | 85
  • no name @shooter
  • @vertigo 「犬さんも名前はないんですか」
    「同じ犬のムジナ?」
    混ざっている。

    2025/09/14 21:10:33 | 86
  • シャルパス @id
  • 「あくせく塵拾いしたくない麗しい女の子と一緒になれるなら、
     いっそこんなことしなくてもいーんだけどねぇ……」

    2025/09/14 21:11:11 | 87
  • 七竈 @happa
  • @pandora 今宵もあなたに伸びる手がある。

    「子兎」

    つん、と頬をつつくやも。

    2025/09/14 21:11:39 | 88
  • ヴェレット・デ・ロワ @velllllet
  • 「おや、今は実りの話を?
    ある意味ここでは石こそ大きな実りと言えましょうね」

    2025/09/14 21:11:42 | 89
  • @happa 相変わらず足音なんかでは分からない。
    けれど少しずつ、あなたの匂いを覚え出す。

    「んぁ」

    ぷに。とまあるい頬が沈んだ。
    ぱ、とあなたの方を見あげ。やはりふにゃふにゃと笑っていた。

    2025/09/14 21:12:54 | 90
  • 「あー」

    少女は貴石を掲げた。
    大変高価らしい。

    2025/09/14 21:13:19 | 91
  • ネムナシ・カオヌル @dosukoi24
  • @OneDay
    「ああ、それでいいさ」
    1日で見つけられたら、それこそ驚く。
    時間が掛かってもいいと思っているのだ、己は。

    「そりゃあ、残念だが……。
     何、綺麗な花を育てるには、
     それなりの手や環境がいるのは知ってるさ」
    己も肉を奇麗に食べきり、酒も飲み終わる。
    一回目の接触で、男からは随分とまあ好印象だったのだろうな。
    貴方からは、分からないが。

    「俺からは以上だ」
    「……アンタからは他に何かあるか?」
    それから、慣れた手つきで店員を呼び出して、
    さらっと、料金は俺持ちだと告げた。

    2025/09/14 21:13:26 | 92
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「私も溝攫いなら慣れているからな」
    「博打にも興味は薄い。美目麗しい女に使いたいもんだ」

    2025/09/14 21:15:08 | 93
  • 七竈 @happa
  • @pandora 男の匂い、少し植物のそれがするんだろうな。
    薬草、に近いような。
    このネオン街では浮いているから、さぞわかりやすかろう。

    「応、俺だ」
    「塵拾いが好きか?」
    「それとも、生きていたいからか」

    「お前の気に入るものがあると良い」

    よしよしととろけた笑みを撫でて、笑う。
    笑っているところだけは揃いになった。

    2025/09/14 21:15:13 | 94
  • 七竈 @happa
  • 「拾いものは嫌いではないな」

    「あぁ、良いものを見つけている」
    「仕舞っておきなさい」

    貴石は高価だ。
    狙われないうちにそっと懐に仕舞わせてしまおうね。

    2025/09/14 21:16:03 | 95
  • 「綺麗な石ころにまだ価値があるのはここだけだろうね」

    2025/09/14 21:16:15 | 96
  • 「おや、そちらの義手の方。
    先日はどうもありがとうございました。
    とても楽しい相克ギャンブルでしたね」

    2025/09/14 21:16:33 | 97
  • 棄て犬 @vertigo
  • @shooter
    「今は棄て犬ですから」
    「次の飼い主に名付けられるまで」
    「犬に本当の名前は無いのでしょう」

    2025/09/14 21:17:06 | 98
  • @happa 鼻だけはまとも、だった。
    他が健常からかけ離れているだけ。

    「んー?」

    断片的な言葉の意味を考えあぐねる。
    あなたが見る少女はいつも地面を見ていて。
    殆ど四つん這いで塵拾いだったろう。
    膝も掌も、砂で汚れていた。

    「あぅー」

    ──けれど、撫でられてどうでも良くなった。かも。

    2025/09/14 21:17:23 | 99
  • しまっちゃうお兄さんにしまわれた。

    「ぅー」

    尚も地面を探索中。

    2025/09/14 21:18:04 | 100
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