記憶

  • クワツミ @mulberry
  • @id
    「ふふ。泥臭く…ですか」

    其れは曙光を根城にする人種からは程遠い言葉に思える。
    故に女は面白いことを仰いますねと微笑うのだ。

    「わたくしの話を聞いて面白いかしらね」

    いつかと同じ様に、エスコートされる儘に二人で質素な店のドアを潜る。

    質素である代わりに、店にある席には上席や下席の概念もないらしく。
    …なるほど、此れに安寧を抱く者が居る事は、分からないでもない。
    其れを求めているかと聞かれれば否と答えるけれど。

    「…さて、何からお話しましょうか」

    腰を掛けてオーダーを済ませたら、女が口を開くだろう。
    あなたは今此処で何かしらを尋ねてもいいし、歓談の仔細は“二人だけのもの”として秘してもいい。

    2025/09/24 17:43:46 | 1
  • 「……そういえばどっか行ってたような気は……あれいつだっけ、」

    人を探す声に、はてと首を傾げる。
    植物以外への興味はまあまあ薄いけれど、それでも多少は見覚えのある顔くらいあるもので。
    しかし記憶のどちらが先でどちらが後だったかすら、変化の薄い日常では曖昧であり……

    「わかんない。」

    2025/09/24 17:43:59 | 2
  • 顔のない少女 @ImFireThankYou
  • @ImFireThankYou
    「……」

    路地の向こう。まだ胸の痛みは止まらない。
    花にもならない血の轍を、ぽつぽつと地面に描きながら。
    変わらない青空を見て、ふと、思い出す。

    綺麗だと、思っていたけれど。あの「星」が見えると、喜んでいたけれど。
    ああ、でも。思い出したわ、わたし。

    あの忌々しい自分自身の蒼い瞳に、この空がよく似ていた。
    それだけじゃない。それだけではない。冗談じゃない。楽しくない。
    どうして、曙光あの街と同じ空なんだ。

    「……これじゃ、終わりたくないわ」

    もはや声を出すこともないが。口の中で、そんな言葉の形をした、苦いものを玩んで。
    そうして、どこでもいいから曙光以外の何処かへ行ってしまいたかった。けれど。

    「……いやな、空」

    ああ、なのに。
    どうして、こんなにも綺麗なの?

    2025/09/24 17:44:06 | 3
  • シャルパス @id
  • @mulberry
    「クワツミちゃんの話なら、なんでも面白いさ」

    気になるっていうのも本音ではある。
    あまりにも完成されていて都合も良いと、
    それはそれで気になるものだ。

    こちらはうっすいコーヒー。
    お供は……まあ、いらないか……
    こんな場所でなあ……わざわざ、ねえ……?

    「そうだなあ……耳にタコかもしれないし、
     実際使い古さ経てるとは思うんだけどさ。
     最後にやりたいこととかって、ある?」

    俗世間とは違うレイヤーに生きているように見える時が多々あるあなた。
    しかして滅びは平等に来るはずで……
    このあたりに人間らしさっていうのは見出せるものかな。

    2025/09/24 17:57:16 | 4
  • クワツミ @mulberry
  • @id
    「そうですね…」

    女の手元に届くのもまた、薄いコーヒーだった。
    コーヒー風味の水と言ったほうが表現として正しいのではないかと思うようなソレ。
    …まぁ、今日の主役メインディッシュは歓談の方であるし、口を湿らせるのには事足りるか、と。

    「わたくしは唯、最期に観る景色が後悔で濁らないように生きていたいのです」

    だから女は何時も往来でヒトの欲の輝く様を眺めているし
    もっと深く知りたいと思えば興味の赴く儘に、恭しく近寄って一夜を共に過ごすことを強請る。

    道往く十人に「あいつは何処の勢力の者だと思うか?」と聞けば、十人が口を揃えて「曙光だろう」と答えるような、そういう恐らくあなたとよく似た人種。

    「ですから…えぇ。シャルパス様の仰る“最後”が“死の間際”を指すのでしたら、却って何とも言えませんね」

    2025/09/24 18:32:02 | 5
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「そか、見てないか…
    どこ行ったんやろな……探しいくかぁ」

    2025/09/24 18:47:19 | 6
  • シャルパス @id
  • @mulberry
    「……なるほどなあ」

    骨の髄まで曙光ってわけか、と納得と親近感を抱く。

    「確かに私も今際の際ってやつは考えてなかったな。
     女の子と一緒に過ごすってことだけ決めてたけど、さ」

    コーヒーに口をつける行為、間を保たせるやら言葉を考えるやら、
    色々理由はあるが……そのたびに眉をしかめる羽目になるのは困りものだな。
    あなたが目の前にいなければこの店を放棄していたに相違ない。

    「始めはちょっと美人すぎて、……とプロポーションが良すぎて、
     それでいて佇まいが気品に溢れてたように見えたから、
     高嶺の花だと思ってダメ元だったけど……
     こう聞くと、私達は同類だ、間違いなく」

    じ、と見つめた。色々と。

    「私はクワツミちゃんが観る景色に足りてるかな?」

    2025/09/24 18:55:13 | 7
  • 「見掛けないとなると梟首会からは出てそうだし、探すなら、まあ、気を付けて。」

    2025/09/24 19:05:58 | 8
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「多分Metroには行かへんと思う…曙光やな、探してくるわ。」
    ほな、と札を片手に

    2025/09/24 19:13:12 | 9
  • アトーイ @Imitationbox
  • 死んでるんじゃないか、という率直なコメントは飲み込んでおくとして。去る人にはちょっと視線だけやった。

    2025/09/24 19:13:28 | 10
  • 顔のない少女 @ImFireThankYou
  • @ImFireThankYou
    ビルとビルの隙間、細い路地の陰を、縫うようにして彷徨う。

    「……おなかすいた……」

    止まらない血の痛みから目を背けて、どうでもいい事を、ぽつり。

    ああ、そういえば、羊の肉を持っているのだった。
    懐かしいわ。料理できるところとか、あるかしら。無ければ勝手に焼けばいいわ。
    そうして、どこかへと。

    2025/09/24 19:17:14 | 11
  • シャルパス @id
  • 「好き好んでMETROに足を踏み入れたわけじゃないけど、居るってパターンも」

    飲み込めない人間。去った後なのが幸いか。

    2025/09/24 19:27:07 | 12
  • クゥルン @9loon
  • ぽて、ぽて、とゆっくりした足取りで
    診療所から通りに顔をのぞかせる。

    常にだれか視線を感じて、そわそわする。
    しかし、ようやくそれを実感できるようになった。

    2025/09/24 19:31:04 | 13
  • 「……子供じゃないんだから放っておけばいいのに。」

    家族とかそういうのにあんまり興味ないから言えることである。
    スコップで地面を掘り、見付けた種をまた落とす。
    目印は配給に付いてたストローにしておこう。

    2025/09/24 19:33:13 | 14
  • sixpence @meaningless
  • 昼はなんだったんだってくらい人いねーなァ
    顔を出せばいる人数を数えていた。
    「どっか行くかね〜」
    今骨牌ねェから作るところからだがね。

    2025/09/24 19:41:55 | 15
  • クワツミ @mulberry
  • @id
    あなたがコーヒーを口に運ぶ間、其れを愉しそうに眺めている。
    其の裏にある心の機微を想像し乍ら。

    「高嶺の花だなんて、えぇ。
    …本当に女を褒める言葉選びがお上手なのね。」

    無論、そう言葉を並べられて嬉しく思わない筈はない。
    【業】という移ろいやすいモノに惹かれなかった価値を見出せなかった/rt>女が、此の世で最も価値を見出しているのが其れ己の躰であるのだから。

    ──とはいえ。

    「“景色に足りているか”なんて、野暮ではなくって?」

    まぁ、足りてないなんて事はないだろうけれど。

    「…わたくしたち、一処に心を置かない方が
    きっと素敵な景色が見られるわ」

    大家族になるという鼠のつがいや、一夫一妻だという梟のつがいと比べれば、蟲のつがいは“シビア”なのだ。
    まぁこれは唯の例え話だけれど。

    2025/09/24 19:43:49 | 16
  • 冬真 @milktub
  • 「ああ、今日ここ雨降ってら」

    2025/09/24 19:49:49 | 17
  • sixpence @meaningless
  • 「今日どころかずっと雨だぜ、ここ」
    「雨雲はどうやら梟を気に入ったらしい」
    カカ、か。
    塵を集めながら。笑い声をあげた。

    2025/09/24 19:55:36 | 18
  • 冬真 @milktub
  • 「どっかの誰かは梟の巣を生かそうとしてるってか」
    「肩入れずりぃよ、甘い蜜だけ吸わせろよ」

    どうせやる事は無いんだと、片手で塵の中を探りながら椅子に座った。

    2025/09/24 19:57:05 | 19
  • シャルパス @id
  • @mulberry
    「……最近よくフられるな~」

    大げさに肩をすくめた。
    最も果てを誰と見るか、ぐらいの話である。
    造形としちゃあなたは理想ではあるが、他にもアテがある。
    ……などとわざわざ口には出さないけれど、流石に。

    「全てが好き、だとかともに死のう、なんて花言葉が出てきたから、
     てっきり本命になってくれるのかと思ったのにさぁ」

    恨み節というには軽い口調。本気で追い回しているわけもない。
    それはそれとして転がり込んできた約得であったら拾うつもりはあったが。
    ……そして実の色についてまでは調べてこなかったらしい。

    「蛇の道は蛇ってんで、梟の瞳から逃れる逢瀬の仕方ってのも知ってるが、
     この分じゃどうやら一度きりの縁ってことになりそうだ」

    あ~なんだかコーヒーが苦い気がしてきたな。

    2025/09/24 19:57:34 | 20
  • sixpence @meaningless
  • 「死に体を生かそうなんぞ、随分と酔狂などっかの誰かもいたもんだなァ」
    「空から甘い蜜は降ってきてンだ、時間合わせてご提供」
    日付変わるまでいりゃ吸えるぞと。ゲラゲラ。
    やることねーのか、暇人だな。素直な物言いで。

    2025/09/24 20:00:53 | 21
  • 白 如风 @byrfn0x0
  • 「へー。雨降ると懐潤うし、他所と比べて静かだしお得~……」
    連日降る雨を感じられて少し楽しげ。

    2025/09/24 20:02:07 | 22
  • 「塵はべっちゃべちゃになるけどね。」

    2025/09/24 20:04:25 | 24
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 相変わらず兄の隣に立って傘を差しているのかも。
    兄の気分がよさそうなので、弟も気分がいいです。

    2025/09/24 20:05:57 | 25
  • sixpence @meaningless
  • @iueo

    「………」

    帰ってきた答えに、金色の瞳はほんのり開かれた。
    驚いたわけでは無いのだけども。
    想定通り、夢みがちな答えだった。

    みたことのない景色を見たい。

    地上ではなく天空への絵空事。
    それは逃避ではなく。

    「……」
    「それがあなたの願い事なのねぇ」

    「手の届かないところで、塵の見えない、そんな景色を見てみたい」
    「それがあなたの夢なのかしら」

    ねえ?なんて。
    あなたの頭に手を伸ばすか。
    子供を可愛がっていた。

    2025/09/24 20:07:04 | 26
  • 冬真 @milktub
  • 「ほっとけ、ピアスの方も似た様なもんだろが」
    そういやよく顔合わせてたのに名前も知らねえな。
    多分お互いにそんなまま最後迎えるんだろうなと思う。曙光はそんなもんだ」

    「正確には……人待ち? いや、時間の約束もしてねえから暇は暇か」

    2025/09/24 20:07:30 | 27
  • シャルパス @id
  • 「雨の下にいると水も滴るいい男ってフレーズで口説けるんだよね」

    2025/09/24 20:08:20 | 28
  • 白 如风 @byrfn0x0
  • 「口説く前に風邪をひいてしまう」
    この時期?に濡れたままは身体に宜しくなさそう。
    腹か鼻か喉から不調がやってきたりして。

    2025/09/24 20:12:03 | 30
  • 冬真 @milktub
  • 「風邪引くのは本当に雨のせいか?」

    2025/09/24 20:13:04 | 31
  • 「こうも雨が続くともう滴るってレベルじゃない気がする。
     流れ落ちてる気がする。」

    2025/09/24 20:13:41 | 32
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「それって自分で言うんじゃなくて、言われるセリフなのでは?」

    2025/09/24 20:14:05 | 33
  • sixpence @meaningless
  • 「懐だけじゃなくてよ、喉も潤ってお得」
    「塵は湿気を含んでべっとりするがなァ」
    ケラケラ。

    「ピアスの方は暇してね〜よォ」
    「ふらつく為のよォ〜骨牌作ってま〜す」
    暇人仕草に違いない。
    よく顔合わせてたけど名前は聞かせてない。
    まあ多分そんなもんだな。別に聞かれてもないし。
    「なんだ人待ちか 誰待ち?」

    2025/09/24 20:14:07 | 34
  • sixpence @meaningless
  • 「雨ン中で水も滴るとか言い出したら怖い男だなァで終わるぜ」

    2025/09/24 20:15:01 | 35
  • シャルパス @id
  • 「面接で真面目な突っ込みを全員から受けてる気分だ」

    2025/09/24 20:15:19 | 36
  • sixpence @meaningless
  • 「受けたことあンだ 面接」

    2025/09/24 20:19:35 | 37
  • 棄て犬 @vertigo
  • @9loon
    君が外に出る少し前でしょうか。
    ベッドに突っ伏して寝ていた犬の耳が立ち
    起き抜けの君に気付いて顔を上げました。

    「はふ、体調はどう?」

    犬はの顔を覗き込むように頭を傾げて窺います。

    2025/09/24 20:21:45 | 38
  • 冬真 @milktub
  • 「嫌いな奴待ち」
    「受けたことあっても真面目に面接受けるタマか?」

    2025/09/24 20:23:55 | 39
  • シャルパス @id
  • 「もしかして人をヒモかスケコマシ稼業だけで生きてると思ってるか?」

    2025/09/24 20:25:28 | 40
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「その二つがパッと出てくるということは、つまり……」

    2025/09/24 20:28:49 | 41
  • クゥルン @9loon
  • @vertigo
    「はひぃっ!?
     …は、はいっ!熱は引いたみたい…です…ぅ」

    あなたの声と、視界に入る顔に、ビクッと反応します。

    「ぁ…あの…ぇと…
     今朝、薬が抜けるまで…って…話をしてましたけどぉ…
     ボク…どうなってたんでしょう…昨日…」

    2025/09/24 20:30:15 | 42
  • 冬真 @milktub
  • 「俺は黒メガネには真面目に働いててほしくねえわ」
    「真面目に働くくらいなら餓死してほしい」

    2025/09/24 20:31:27 | 43
  • 剣刺さり @s
  • 「一瞬金ピカの方に迷い込んじまったかと思ったぜ」
    「誰か秩序要素を用意してくれねえか」

    2025/09/24 20:34:16 | 44
  • sixpence @meaningless
  • 違ェの?
    ヒモ。スケコマシ。
    「嫌いな奴と待ち合わせしてンだ」
    ゲラゲラ。みょうちくりんなことしてやがるな。

    2025/09/24 20:34:33 | 45
  • sixpence @meaningless
  • 「秩序を乱しそうな奴がきたなァ」

    2025/09/24 20:35:07 | 46
  • シャルパス @id
  • 「まあだいたい合ってるし面接とかも受けたことないけど。
     ……スーツ着て姿勢正しく自己アピールなんて、
     そもそも旧時代でしか通用しないだろし」

    2025/09/24 20:38:27 | 47
  • 剣刺さり @s
  • 「シロポンはこの辺にいたんだなァ~」
    「外部からの闖入者に負けねえぐらいの秩序パワー
     今こそ協力して出す時だぜ……」

    2025/09/24 20:38:58 | 48
  • クゥルン @9loon
  • 「ピッ!?

     ぁ…あれ、でもMETROの外にいるの珍しい…」

    2025/09/24 20:45:38 | 49
  • 「喰らえ秩序パワー。」

    監視員にそれとなく目配せをする。
    なんとも陰湿かつ安全なパワーである。

    2025/09/24 20:48:06 | 53
  • クワツミ @mulberry
  • @id
    「…あら、わざわざ調べてくださったのね。律儀な方」

    あの日囁いた桑の花言葉を。

    実の処あれは、あなたの最期の瞬間にでも『桑の花を伝って女の事を思い出せば良いのに』という、女の些細な悪戯心で。
    けれどあなたが他にも宛があるなんてわざわざ口にしなかった様に、女もそんな意地の悪い真意は溢さなかった。
    …当然、実の色によって花言葉の意味合いが変わることも、だ。

    「まぁ、そんなに焦らないで。
    シャルパス様ならきっと善いご縁に恵まれますわよ」

    ついさっき袖にするような言葉を吐いたばかりだと言うのに、そんな事実は無かったかのように宣った。

    そして薄いコーヒーを口にする女の顔は、いつもと変わりない微笑みを浮かべていて。
    眉ひとつ顰めない。
    こういう処が女を異様に裏に何かあるように見せるのだろう。

    「さて、わたくしはそろそろお暇しようかしら」

    2025/09/24 20:48:16 | 54
  • sixpence @meaningless
  • 受けたことねーのかよ
    「や、このご時世面接なんぞやってるとかがあるかねえかでいったら、ねェだろうけどよ」
    「随分と昔の歴史の話だぜ」
    スーツはかっこいいけどな。

    「今から丁度metro行こうとしてたンだけどよォ〜」
    かけらの揃い具合がmetro行きを示してたから。
    「オレは雨狙ってるからよォ〜夜はここいるかもしれね〜」
    こないだ行った時お前見なかったもんな。
    あんのか?秩序パワー…

    2025/09/24 20:49:34 | 55
  • 剣刺さり @s
  • 「よう、モッピンク!元気そうで、何よりだなァ(慈悲の笑み)」
    「オレもまァ この状況でひと目は見ておこうと思ってね」

    2025/09/24 20:51:25 | 56
  • “ア” @Panopticon
  • @meaningless
    「かもしれない。けれど、それでも良いだろう」
    「芽生えぬのも灰になるも末路は同じなんだから」

    はは。乾いた小さな笑い声が口から溢れて落ちる。
    鉄仮面が歪むこと無く。合わせるように、呼応するように。

    「『けれど今は終わっていない』──かな」
    「そうだ、そうだとも。白髪の君が言う通りだ」
    「終わるかもしれないけれど、まだ終わっていない」
    「……」

    無感情に、酷くつまらなそうに呟いて。
    塵に塗れた空から降り落ちる雨を見ていた。

    覗いたって何もないとも何かはあるだろう
    どう捉えても構わない。あなたが思いたいように。

    「…………」

    「チューベローズ。夜来香、和蘭水仙。花言葉は危険な快楽、官能的」
    「どこかの文献で見たことがあるよ。夜になると強い芳香を放つ花だね」
    「── トレフル・チューベローズ。良い名前だ。勿論、覚えておこうとも」

    「……」

    「すまないね。去り際というのに足を止めさせてしまった」
    「トレフル、或いはチューベローズ。梟の下で、また会おう」

    人差し指を口元に添えて、押し上げて。儚く笑った。

    2025/09/24 20:53:40 | 57
  • 剣刺さり @s
  • 「ウグアアアアア非暴力・ルール的ッッッ
     これが……秩序パワーか…… ガクッ!」

    「ははあ、まあまあここ雨振りっぱなしっぽいしなァ。
     ちょっと人増えてそうだが、今日もここかね……」

    2025/09/24 20:54:50 | 58
  • クゥルン @9loon
  • 「ひぃ…」

    逆に怖い!物陰から顔以外を引っ込めて。

    「剣の人さん…と剣さん…?もやっぱり
     終わりとか気になっちゃうんですね…ぇ…」

    2025/09/24 20:57:26 | 59
  • 「秩序完了。」

    決め台詞っぽいの吐いてるけど自分より立場が強い人に目配せしただけである。

    2025/09/24 20:59:16 | 60
  • シャルパス @id
  • 「クゥルンちゃんにもアレを怖いと思う真っ当な感性が残ってたんだな」

    2025/09/24 20:59:16 | 61
  • 冬真 @milktub
  • 「甘い蜜だけ吸いに来たかこいつ……」

    2025/09/24 20:59:31 | 62
  • sixpence @meaningless
  • あんのかよ 秩序パワー
    この通り秩序で倒しています。
    マジでずっとふりっぱだぞ
    ケケケ、と笑って見せながら。
    「昼間は人もっといたンだがよォ〜」
    「この時間の方が減ってやがる」
    言いながら。
    剣野郎も終末のこと考えてやがんのか、雨が降るなァ…とは失礼な言葉。

    2025/09/24 21:01:05 | 63
  • 冬真 @milktub
  • 「曙光戻るかー……やっぱあそこだろうな」

    2025/09/24 21:05:22 | 64
  • 雅尾 @kltkrt
  • 『……』
    と、と降り立ち周囲を見やる。

    さて、目当ての人物見えるだろうか。

    2025/09/24 21:06:32 | 65
  • クゥルン @9loon
  • 「な…なにするかわかんない人が…ぃ…一番怖いです…」

    2025/09/24 21:06:33 | 66
  • 剣刺さり @s
  • 「終わりっつうよりは 終わりーって感じの時にどうしてるかは気になってな
     まあ……そう変わりはねえ かァ……?
     昼間の方が活発ってのはなんとなく秩序っぽいな」

    2025/09/24 21:07:14 | 67
  • シャルパス @id
  • @mulberry
    実際、終わりまでのわずかな日。
    あなたというのは生涯遡っても最高の類の女性だろう。
    そうであるから、桑の花のみならずーーたとえば桃色の髪のなにがしか、とか。
    そんなのを見るだけでふと、あの晩のことをも思い出すに相違ない。

    「まあ、悪い縁ばかりじゃないけど、さぁ……」

    名残惜しそうにあなたを見つめているし、
    ーーああ、やっぱり超然としているな、なんて。
    実は人間ではない、と言われたら信じるところ。

    お暇、と言われればとうとう眼差しは捨てられる子犬めいてきたな。
    釣ってもいない魚だが、一度食べるとなかなか忘れられないらしい。

    「え、あー、うん。もう一回話したかったからさ。
     会えて良かったよ。クワツミちゃんと」

    ストレートな誘いの一つぐらい、いつもはここで付け足すところだが、
    こうまで圧倒されるとそんな気も起きないな。

    2025/09/24 21:07:32 | 68
  • シャルパス @id
  • 「よかったー、怖がられてなくて」

    2025/09/24 21:11:55 | 69
  • 剣刺さり @s
  • 「オレもよかったァー うんうん」

    2025/09/24 21:13:58 | 70
  • クゥルン @9loon
  • 「えっ…?」

    「えっ…??」

    2025/09/24 21:16:08 | 71
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • あ、がおちゃんだ。視線がきょろり。何かをお探しかな?
    釣られるように周囲に目を遣るかも。

    2025/09/24 21:17:34 | 72
  • 雅尾 @kltkrt
  • 当て、外れたかな。
    てっきり会うならここかと考えたんだが。

    やはり人は探すと見付からんもんか。数日の学び再び。

    2025/09/24 21:17:40 | 73
  • sixpence @meaningless
  • 「夜より昼間が賑やかしいのは秩序 確かにそう」
    「終わりの時どう過ごしてるのかはオレも気になるからわかるわかる〜」
    あーあ ピンクモップが困惑しちまった
    かわいそ……

    2025/09/24 21:18:17 | 74
  • 剣刺さり @s
  • 「思ったよりゃどこも、やれ暴動だどうこうだしてねえモンだなあ」
    「可愛そうに どうして……誰がこんなことを……
     オレの笑顔のような優しいものを眺めて困惑を落ち着けような ニカァアアッ」

    2025/09/24 21:21:11 | 75
  • 雅尾 @kltkrt
  • 雨音見てひらと袖振る。
    探し人中。今日が良き日と考え探しに来たって訳。

    どう伝えようか悩み、身長これくらいと手で現した後三角作っておいた。
    肉饅やった奴。ここに来てないかって。

    2025/09/24 21:21:38 | 76
  • SueFobia @SueFobia
  • 「ふう……ようやくね」

    佰萬の業ミリオネア。嘗てない程のそれを手にする。
    そのままでは重すぎて……とてもではないが、
    負荷を跳ね除けて戦えそうにもない。

    「と言っても、すぐに手放すことになるのだけれど」

    2025/09/24 21:22:55 | 77
  • シャルパス @id
  • 「クゥルンちゃん、この私の影に……」

    2025/09/24 21:24:47 | 78
  • sixpence @meaningless
  • 「暴動起きてねェンだよなァ」
    つまんね〜と口パクで言った。監視員に怒られるからね。
    もう少し世界の終わりが近づいたら怯える人々も見られるかねェ。

    なんだあの笑顔
    怖〜…

    2025/09/24 21:25:44 | 79
  • SueFobia @SueFobia
  • 「The burden falls on me.」

    負荷は、自分が負っ被る。

    2025/09/24 21:26:39 | 80
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 傘を差したまま、るんとスキップでがおちゃんに寄っていく。
    そばにいたであろう兄には雨に濡れて貰います。弟は無慈悲。

    身長これくらい。僕らよりちょっと低いくらい。
    三角。……は、わからん。
    けど、がおちゃんのお友達ぽい子なら、唯一知ってる子がいる。ので。

    「もし曙光で超仲良さそうにしてた子♡のことなら」
    「さっきまでここに居たんだけどね」
    「曙光に戻ったんじゃないかな」

    曙光戻るかーって言ってたのは聞こえたしね。
    実際問題、彼かはわからないけども。

    2025/09/24 21:26:43 | 81
  • C4R0 @C4R0
  • あなたが重くなりすぎてしまわないために
    こどもがひとり、廃墟の瓦礫の上で待っています。
    やってくるのを見ればひどくご機嫌になるんでしょうね。

    2025/09/24 21:26:51 | 82
  • SueFobia @SueFobia
  • 「確かに渡したわよ。失くしたら承知しないから」

    白き少女に人差し指を向けよう。

    2025/09/24 21:28:42 | 83
  • クゥルン @9loon
  • 「ごめんなさいごめんなさい!勘弁してくださいぃ!」

    どちらに対してもひぃぃ…と距離を取った。

    2025/09/24 21:28:47 | 84
  • C4R0 @C4R0
  • 「    !」

    満面の笑みで答えるんでしょう。
    元々相克にはそこまで興味がありませんでしたし。

    2025/09/24 21:30:04 | 85
  • "星の眼" @spherelord
  • 「さて……こちらは如何なる状況ですこと?」

    辺りを見回す。

    2025/09/24 21:30:55 | 86
  • 雅尾 @kltkrt
  • 寄ってきた雨音の言葉聞き、喉を鳴らす。
    こういうの、やはりすれ違っちまうもんなのかね。
    貴方の傍いた人物には軽く頭下げつつ。

    助かったとばかり瞳細めて笑みを浮かべる。
    良かった、どうやら考えまで同じらしかった。

    あの賭け果たすなら一番向いた地であろうから。

    2025/09/24 21:31:52 | 87
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    とても不思議なことに

    「もちろん!」

    いつもなら空白のはずのその音の中身が
    なぜか聞こえてくることでしょう。

    2025/09/24 21:31:56 | 88
  • クワツミ @mulberry
  • @id
    「ええ、わたくしも。
    お会いできて嬉しかった」

    「たまには気の向かぬ処へ足を運ぶのも悪くありませんね」

    次第にあなたの眼差しが子犬めいてくると女は一層微笑みを深めて。
    そう、いかにもな悪い女という感じに、だ。

    「其れでは“またね”。シャルパス様」

    席を立つと同時、身を乗り出してあなたの鼻先に指でちょこんと触れながら、そんな別れの挨拶を。
    …我らに与えられた刻限リミットは少しずつ迫っている。
    故に其の言葉もまた、あなたを転がすような意地の悪いもの。

    そうして女は、一人店のドアを潜り抜けた事だろう。
    空を舞う花びらのように、掴み処無く。

    2025/09/24 21:32:12 | 89
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「カロ……あなた、声どうしたの」

    これまでずっと筆談だったというのに。

    2025/09/24 21:32:44 | 90
  • 雅尾 @kltkrt
  • @kajika0x0
    『…ありがとな』
    そっと身を寄せ囁き声。直ぐに離れちまうんだが。

    2025/09/24 21:32:52 | 91
  • シャルパス @id
  • 「私剣野郎と同列なの?」

    ちゃんとショックを受けた――。

    2025/09/24 21:33:05 | 92
  • 雅尾 @kltkrt
  • さて、聞けばすぐさま虫の骨牌取り出し移動しようか。
    今は一分も時間が惜しかった。

    2025/09/24 21:33:57 | 93
  • sixpence @meaningless
  • 「ご覧の有り様だな」
    雑な説明。つーか一気に人増えたな。

    「色物枠だから…」
    同列。

    2025/09/24 21:34:05 | 94
  • 剣刺さり @s
  • 「可愛そうに……(憐憫の眼差し)」

    2025/09/24 21:34:11 | 95
  • イウエオ @iueo
  • @meaningless
    「ぼくが みたこと ある せかいは、ちり ばかり」
    「それないの みたこと ないです」
    「だから」

    「ちり ない けしき」
    「きれいな そらと けいやくの にじ」
    「そんな みたこと ない けしき」
    「みれるのは、て とどかない ばしょ しか ない から」

    空に向かって飛び立とう、勇気一つを友にして。
    私はお空を飛べやしない。地面を速くは走れるが、
    自由な翼はどこにもなく。
    持っているのは、祈りと贖い、
    教えに恵み、救いと裁き、その知識。

    愛のアはなく、明日のアもなく、
    安心のアも飽きのアも。

    夢を見れども叶わぬならば、
    ■したの ■さひを ■びるまで、
    ■そんで ■ばれて ■がいても、
    ■めが ざ■ざ■ ふるばかり。

    欠落の少年、贖いこどもが望むのは、
    やはりというか、絵空事。
    逃げ先知らずの、現実知らず、
    ご本の言葉に倣うまま。
    それ以外を、知らないからね。

    2025/09/24 21:34:14 | 96
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「ふふ! お役に立てた? ならなによりです」

    頭撫でてくれてもいいんだよ。なんてね。
    確かに彼も誰かを探している風だったなあ、と思いつつ。
    向かうなら、そのままお見送りとなるかな。

    2025/09/24 21:34:21 | 97
  • "星の眼" @spherelord
  • 「うん? うーん。かつてなく様々な人々がおりまする……」

    "眼を凝らす"……普段別の場所にいるような人が多い気がする。情報量が多い。

    2025/09/24 21:36:39 | 98
  • C4R0 @C4R0
  • @SueFobia
    「あれ?きこえて……?」

    再び、鈴を転がすような声。
    こどもの方も首を傾げてみせます。

    「渡しすぎかも」
    「今のわたし、三分の一はあなたの業だし」

    本来なら合うはずのない波長が
    大量に業を注ぎこまれたことで同調したのか
    あなたにだけ聞こえているようでした。

    2025/09/24 21:36:58 | 99
  • SueFobia @SueFobia
  • @C4R0
    「そういうこと……まさか業にそんな力があるなんて」

    この世界の特権そのものだから、
    何があってもおかしくはないか。

    「声が出ないというよりは、位相が違うのね」
    「まあかえって都合がいいわ」
    「あなたに言っておかなければならない事があるの」

    2025/09/24 21:39:41 | 100
[黄塵街歌] ©2025 zmd