記憶

  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「お兄さんの知り合いもこの辺で襲われた言うてたなぁ、治安悪すぎへんか」

    2025/09/24 01:25:57 | 1
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「はぁ?どこがだよ、喧嘩売ってんのか」

    危なっかしいと言われる謂れはないはず。
    治安が更に悪化している、と聞いて最大限に警戒して来たくらいなのに。
    ねずみは不服そうに口を曲げ。

    「おう、さっさとしろ」

    そんな不満は一旦置き。あなたの後に続いて歩き始めた。
    小さなねずみは歩幅が狭いから、ちょっと小走り気味に。

    人が多い所では、背の高いあなたに隠れるようにして
    二人の時とは違い、終始無言で付いていくだろう。

    2025/09/24 01:26:35 | 2
  • 巳然 @snake03
  • 「だ、だよな!
    別に…他にも種類はあるし
    コレも他より多く仕入れておいて一部自分用をとっておけば…へへ…」

    2025/09/24 01:27:23 | 3
  • ラセン・ユガミ @rasen
  • @RD
    世界一愛しくて、世界一許せない。
    だから復讐のはずだった。

    どんなに多くの男に言い寄られても、患者に惚れられても、
    決して誰にも渡さなかった初めて。
    幸せで泣きそうだった。胸が張り裂けそうに痛く、苦しく、甘い。
    これはただ、やらしいだけの女と女のキス。

    「せんせ……」

    大好きだ。
    全部抱きしめたい。全部壊したい。
    でも。

    運命がそれを許さない。

    「……さようなら。先生」

    撫でられた髪の先から消えたもの。
    カバーを外した十字の針暗器は、看護師の手により仕込まれて
    あなたの背に突き刺さっている。
    ぬるりとした血の感触。

    2025/09/24 01:28:42 | 4
  • 七竈 @happa
  • @Lazhu369
    真綿かもしれない。
    特に、年下相手にはそうだった。
    あなたが良しと思うならばそれで良く。

    様々思考を巡らせるのにもエネルギーを使うもの。
    相手があの子兎ならば心労も重なるものだろうから、
    腹が空いている様子には納得しかないやもしれないな。

    「応」
    「その騒ぎで、親と妹を亡くしたらしい」
    「下手人を獲ったことは覚えが……ある気がする」
    「妹を看取ったことも」
    「忘れていたが」
    「それで、大層怒られて、逃げた」

    やや声音は他人事めいていた。
    事実に感情が付随していないような様子で、
    程々に陰鬱な旨を述べた。
    しかしどこもかしこも能天気な声音。
    ついでに言えば締め括りも緩い。

    「そうさな」
    「……これは話さなくても良いのだが」
    「怒られたと言っていたぞ、あの子兎」

    喧嘩したの? くらいのノリ。
    あなたの主張と彼女の印象が異なっているようだったので、
    気になった、というよりは確認するようなそれ。
    やはりこれらの声音も軽かった。
    言いたいことと受け取り手が受け取ること、
    相違することは良くあることだ。
    咎めるなんて様子はなかった。

    2025/09/24 01:29:20 | 5
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • 胸に手を当てて考えているが出した答えは。
    『1回だけ、1回だけだから。』

    シュッと素早く後ろに回り込む。
    足が悪いのにどうしてそんな早く回り込めたんだと言う感じの動きであった。

    そのままお尻目掛けて瓶を振り上げー……。

    下ろした。

    2025/09/24 01:29:38 | 6
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 「万が一、冬真が怪我をしたら嫌なので」
    「そんなことはしなくていいです」

    きちんと話せば、こちらに落ち度はなかったし。一方的な襲撃だったりもするのだが、焚き付けたいわけでは無かったから。

    「目よりも、重いものが天秤に乗っていたので」
    「それを守ろうとした結果ですね」

    今生きて此処に存在することが、何より守りたかったことだ。

    歯切れの悪い軽口に、首を傾ける。

    「……嫌ですか?」
    「おれの目が、なくなったこと」

    なんて。
    もしかしたら、これも軽口のつもりなのかも。慣れてもないことを。

    2025/09/24 01:32:15 | 7
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「ふふふー。
    叡智ある系おねーさんが、迷える子羊……子蛇?導いちゃったなー」

    どやどやしてる。

    2025/09/24 01:32:34 | 8
  • シャルパス @id
  • 「ホアアッッ!」

    跳ねた。

    「理不尽な仕打ちすぎる。私が一体何をしたんだ」

    2025/09/24 01:33:02 | 9
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • @mulberry
    「私はキコ、キコ・ビスカイノだ」
    「褒め言葉は有り難いが、生憎と褒められてもなにも出ない」

    煙草を吸い、紫煙を吐き、笑う。
    整った身なりだが、整いすぎていると思うのは考えすぎか。
    その身なりも身体も顔も、曙光のネオンの光以上に、虫を誘いそうなものだ。

    「身なりからして、良いところに住んでそうだ」
    「良い夜を過ごすのに困ることはなさそうだと思うがな」

    こんな終末の世で、その振る舞いだ。
    奇跡的な天然ものか、あるいは強かに蜜を振り撒く大物か、この世のものではないものか。

    2025/09/24 01:34:04 | 10
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「何かしたからシバかれてるんじゃないのー?
    もしくは、存在してたから狙われてるんじゃない?」

    2025/09/24 01:34:31 | 11
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • 『色々……?』
    とりあえず瓶はゴミ箱に捨て直した。

    2025/09/24 01:35:14 | 12
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 「ハメを外す人が多く、路地裏はネオンの裏で暗いですからね」
    「油断してると標的にされかねないでしょう」

    故意でも無意識でも、此処では何があってもおかしくはないだろ。

    2025/09/24 01:35:21 | 13
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「売ってる言うたら買うてくれるの?」

    さも嬉しげに。下手に構えば喜ぶ。そんな生き物。

    歩き始めて時折後ろを確認すれば、自分よりうんと小さな子供がちょこちょこと小走りでついてくる。
    歩幅を合わせるという選択肢もあったのだが今の男は揶揄いの気分が前に出ていたのでそのままにした。

    大通りを超え、途中から光の遠い路地へ。
    煙草の臭い、女の香水、風俗店の喧しい声。
    それらが濁り混ざった裏の通りを我が物顔で闊歩しつつ、時折人懐っこそうな声で通りすがる者に挨拶もしつつ。

    「借りてきた鼠やね」

    最初猫かぶっていた姿が脳裏に過ぎる。
    今はもうあの様子など、遠い昔のことに思えてしまう。
    だって今はこんなにも可愛い本性を出してくれていることだし。

    2025/09/24 01:35:49 | 14
  • 巳然 @snake03
  • 「路地裏…」
    いつもキメる時に見られたくないから向かう場所。
    また使っちゃうか、とぐるぐる…

    2025/09/24 01:38:04 | 15
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「見られてなかったら何しても良い説もあるからねぇ。
    基本だけど、下手に奥まった道には行く物じゃないのだ」

    2025/09/24 01:38:12 | 16
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • 『臭いものにはなんとやら。』

    スッキリしたという顔をしつつそう書いた。

    2025/09/24 01:42:35 | 17
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「明るいネオンのキラキラだけ見てたら幸せだねぇ」

    「……まあ、暗闇の方から殴ってくることもあるけど」

    2025/09/24 01:44:31 | 18
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「いややなぁ、お兄さんクソ雑魚やから襲われたら身ぐるみ剥がされるしかないやん…」

    2025/09/24 01:45:50 | 19
  • 冬真 @milktub
  • まあこの街で、それ以外の場所でも生きていくには、
    時にはそのくらいの代償を支払うべきときはある。そこは理解はある。
    それに中身の無さで言ったら他人のこと言えない体はしている。

    「……別にイヤではねえよ、不便さは直接俺に関係ないしな……」
    「誰の片目なかろうが両目なかろうが、それが本人よりイヤなもんかよ」

    「ただ、なんかムカついただけだよ」
    「多分一晩寝たら忘れてる。もう寝るしな」
    「それに、よく考えたら殺せるような度胸も力も無かったのもちゃんと思い出した」

    軽口を返して手を振って別れようとして少し離れたところから。
    ポケットに手を入れたまま。どうでもよさそうに。

    「いや、やっぱ自分より痛そうなやつがいたら」
    「俺はお前より痛くねえので俺の勝ちって言って
    「鎮痛剤投げつけてやりたくなるかやっぱイヤだわ!」
    「じゃあなお休み!」

    言いながら軽く鎮痛剤の入った小瓶を取り出して相手に投げた。
    痛いかどうかは、知らん。

    2025/09/24 01:46:16 | 20
  • 巳然 @snake03
  • 我慢できずに路地裏に向かっていった…

    数分するとすぐ戻ってきた。
    特にトラブルに巻き込まれる訳でもないようで…

    2025/09/24 01:46:39 | 21
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「喜ぶな……絶対買わねぇ」

    嫌そうに首を振り。
    殴り合い…にはならないとしても碌な目に合わなそうだ。

    人の歩調に合わせるのは散々やったスリで慣れているから。
    それ自体に大した苦は感じず。

    とはいえ、人通りの多さには内心で少し辟易しながら。
    路地を抜ける最中、様々な匂いの混じった慣れない空気に息を抑え。
    あなたが誰かと挨拶を交わすたび、小動物のようにその背へ隠れたことだろう。

    「…………」

    まだ人の気配があるから、返ってくる声はない。
    でも人にみられないよう密かにぽす、と。一度腰あたりに小さな衝撃があった。
    イラっとしたから頭突きしたらしい。

    2025/09/24 01:48:08 | 22
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「ほんとじゃん。
    あたしもかよわくって儚いおねーさんだから、路地裏危ないじゃん」
    「いや元から用事無いけど」

    2025/09/24 01:48:22 | 23
  • 巳然 @snake03
  • 「路地裏でも短時間かつ手前の方ならいける」
    ダメかも。

    2025/09/24 01:49:25 | 24
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • 『身ぐるみ剥がされるほどのものは…ないな。』
    それはそれで行く用事はないんですけど裏路地。

    2025/09/24 01:49:26 | 25
  • 冬真 @milktub
  • 寝床に向かう途中、手の中の曙光の骨牌をくるりと回して。
    それをポケットに入れた。
    多分もうそろそろ、我慢できない頃だろ、そう思いながら。

    2025/09/24 01:50:50 | 26
  • R・D @RD
  • @rasen
    「ッ──」

    背に冷たい感触が広がる。
    白衣に血が滲んでいく。
    瞳が震える。

    何処に刺さった?
    内臓は?出血量は?

    「がッ、ごふ」

    回りだす頭とは裏腹に、冷静になっている自分がいた。
    彼女はそれ復讐を選択した。
    それだけのことだ。
    自分に取っての死神の鎌が彼女だったというだけのことだ。
    受け入れねばならない。
    そうする責務がある。自分には。

    「ら…セ」

    手が震える。腕が床に落ちる。
    痛みに頭が瞬いて、意識が遠くなる──

    [2d6]

    6 2 →8

    2025/09/24 01:52:34 | 27
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @happa
    平時に酒狂いなのも相俟ってか、
    頭から酒が抜けると途端に体の麻痺が取れる。
    散々に思い悩んだものだから余計腹は空いていた。

    「応って……の割に貴方ぴんと来てないように思う」
    「家族は大事がるもんだろう。看取ったなら尚更に」
    「心が……酷く傷んだか、或いは壊れてしまったのか?」

    淡々と告げられる昔話に段々と眉が顰められる。
    舌が狂ってなけりゃ折角の飯が不味くなるところだった。
    再三の質問は好奇心より心配の色が覗いていた。

    「ああ……怒ったんじゃないんですが」
    「とは、何度かこちら答えたんですが」
    「怒った風に捉えられちゃよくないよな」

    尋ねられれば決まりの悪そうな顔。
    相違があるのは間違いないだろう。
    実際それで苦心している渦中にある。
    いっそ咎められれば楽やも知れないが、楽になる事を別段望んでいない。

    2025/09/24 01:53:39 | 28
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「路地裏の手前の方ってもう路地表な所ない?」

    2025/09/24 01:54:25 | 30
  • 巳然 @snake03
  • 「まあ、そういうこと…
    でもトぶぐらいの短時間ならいけるし…」

    2025/09/24 01:55:07 | 31
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「お兄さん路地裏行く勇気すら無いわ」

    2025/09/24 01:55:22 | 32
  • クワツミ @mulberry
  • @komainuelse
    「キコ様。教えていただいたのですから、わたくしも名乗らなくてはいけませんね。クワツミ、と申します」

    …確かに、女の容貌は時にネオンよりヒトを惹き寄せる。其れも女の知っている事。
    けれどそれと同時に、女もネオンに群がる虫の一つであることに変わりなく。

    「…まぁ、其のようにお褒めいただけるのでしたら、
    キコ様がわたくしに善い夜一夜をくださいませ」

    良い夜を過ごすのに困ることはなさそうだ、とあなたは言った。
    ならば女が何者であるのか、もっと近くで観てみたくはないだろうか、と。
    ──尤も、知らないからこそ美しく写るのかもしれないけれど。

    2025/09/24 01:55:33 | 33
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • 裏路地怖いと震えてますか……。
    こわぁい。

    2025/09/24 01:57:08 | 34
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「ねー。路地裏こわいねぇ。
    か弱い人達は明るい所で大人しくしてよっか……うっわぁネオン目に痛い」

    2025/09/24 01:58:54 | 35
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    ぽすん。
    あまり馴染みのない感触。思わず後ろを見れば、可愛い子供のつむじが見える。

    「甘噛みかぁ?かわええもんやな」

    なんて男は上機嫌。喧嘩、買わなくて本当に正解だったかも。

    そうこうするうちに辿り着いたのは小さな宿。ボロではないが年季が入った建物へ案内し、気だるそうに煙草を吹かす受付の老婦の横を通り過ぎる。

    「前の店だったとこよか狭いけど我慢してくれな」

    男の借りている部屋へと辿り着く。
    ベッド下に置かれた鞄、サイドテーブルのお香とマニキュアの瓶と酒瓶、壁にかけられた浴衣以外は私物らしいものは見えない。
    ラウンドテーブルに荷物を置き、セットになっている椅子を引いてその背を叩く。使って良いよの意思表示。

    「だんまりなのもかわええけど、やっぱり話せんと寂しいわ。
     聞きたいこと色々あったんやから」

    2025/09/24 02:00:36 | 36
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「お兄さん犬にすら負けるから無理やわ…」

    2025/09/24 02:00:38 | 37
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 「イヤだって言ってくれるかと思ったんですけど」

    冗談。そんなことを本当に言われていたら、驚いていたところだ。

    「でも、ムカついてはくれたんですね」
    「今日この瞬間だけだったとしても、嬉しいですよ。おれは」

    ふ、と頬を緩めた。
    誰かが自分のことで心を動かしてくれることは、何だかくすぐったくもある。
    場違いに温かい気持ちをもらっている。

    そうして投げられた瓶、遠近感をミスしたのか腕にぶつかった。
    落ちかけたそれを拾い上げて。

    「痛」
    「……はい、おやすみなさい。冬真」

    「また明日」

    あなたに聞こえていなくても、そう返して。
    今日の事もまた、手帳に残すんだろうな。

    2025/09/24 02:01:06 | 38
  • R・D @RD
  • @rasen

    脳裏に、汚れた坑道が見えた。
    METROの風景が。
    自分がいなくなったところで、誰も困らない。
    どっちにしろあと数日。
    遅いか早いかだ。

    いつ死ぬのも同じなら。
    いつ死ぬのも同じなら──

    「違う!!!!」

    目を見開いて、否応なしに助手の身体を跳ね飛ばす。
    トランクと手帳を引っ掴んで走り出し、そのまま曙光の雑踏に紛れ込む。

    視界が歪む。
    意識を揺らぐ。


    ジャックは包帯を変えねばならない。
    トレイは薬が無くなったはずだ。
    イニークは傷の化膿が酷い。経過が悪ければ、手術が必要だ。
    アリアは腰痛が……

    「まだだ……」

    女医もどきの殺し屋は、姿を消した。

    2025/09/24 02:01:15 | 39
  • 巳然 @snake03
  • 「路地裏怖くないぞ〜…へへへ…
    いやトんでる間に誰か来られたら困るな」

    2025/09/24 02:02:06 | 40
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「犬って結構強いもんね……。
    病気の犬とか、ちょっと武器無しだとやだってなるもん」

    2025/09/24 02:03:22 | 41
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • ふわぁと欠伸をひとつ。

    『寝る。おやすみ。』
    そのまま宿に。

    2025/09/24 02:03:35 | 42
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • @mulberry
    「クワツミか。面白い名前だな」

    男は顔を覚えるのは得意だが、名前を覚えるのは苦手だ。
    だが、強い光を見た後のように、その名前と顔は残像めいてはっきりと焼きつく。
    砂塵と泥の臭いがしないとさえ思える。

    「私で良いのなら、喜んで」
    「あまり穏やかな夜にはならんかもしれんがな」

    それでも良いならば、と。
    灰になった煙草を捨て、顔を近付ける。
    男は煙草と酒と、砂塵と、硝煙の臭い。

    あなたは、どんな匂いがするのやら。
    知らぬからこそ、知りたくなるものだ。

    2025/09/24 02:03:45 | 43
  • 七竈 @happa
  • @Lazhu369
    今後も引き続き飯を作るか……と算段するんだろう。
    酒ばかりでは良くないし。今後も思い悩むだろうし。
    食事を作る程度なら安いものなので。
    何かを大切にするなら、麻痺はしていない方が良い。

    「記録は見たが」
    「記録は記録でなあ」
    「感情がついて来ないが……」

    本人ばかりが呑気なもので、己の顎を摩る。
    飯の後にするべき話だったやも。
    心配の色を見て取れば、僅かに笑った。

    「大事だったよ。在れば大事にしたように思う」
    「が、居ないのは仕方がないので」
    「心はな、妹にくれてやった」
    「共に死ぬのは出来なかったが、一人で逝かせるのも気の毒だったゆえ」
    「多分、そうだった」

    多分がつく。
    果たした約束までは覚えておらず朧気だった。
    悲嘆も苦痛もいまや遠く、
    あなたが心配するようなことは何もないとも。
    すべてが過ぎたことだった。

    「そうか。マ、仕方あるまい」
    「幼子ゆえな」
    「感情の種類もまだ少なく、言葉の裏を読む能力も育っていない」
    「風呂に入れて寝かしつけるゆえ」
    「落ち着いたら、ゆっくり話してやってごらん」

    この男も咎めないもので、楽になる逃げ場はないのやも。

    2025/09/24 02:03:46 | 44
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「怖くないぞーして真剣に取られたら、路地裏の表寄りに来ちゃうんじゃない?」

    お休みに人にはふわり、尻尾揺らしました。

    2025/09/24 02:05:34 | 45
  • 弥刀璃星 @meteorsaber27
  • @sayjack
    その視線から逃れたくて、目を逸らす。
    また、貴方を見ない。

    「ごめん」
    「……誰かの願いを叶えられるなら、誰でもよかった」
    後退り。

    「でも」
    「君でよかったとは、思った」
    また後退り。

    「だけど」
    「きっと僕なんかじゃダメだ」
    結局逃げてばかり。失望したかな。

    2025/09/24 02:05:58 | 46
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「まぁ、お兄さん奥の手あるから怖くはな…いや普通に怖いわ」

    2025/09/24 02:08:46 | 47
  • 棺最院 楽流 @rarrrr
  • 「…うわぁ寝てたわ…!」
    「なんか無駄にした気分や…!」

    いててと頭を手に。

    2025/09/24 02:09:59 | 48
  • 巳然 @snake03
  • 「ヤダーっ 見られたくねえ…」
    それでもキメるのは止められないけど。

    「あ、おやすみ〜」

    2025/09/24 02:10:08 | 49
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「わぁ。寝てたの大丈夫?
    身ぐるみ剥がれてない?臓器残ってる?」

    2025/09/24 02:12:17 | 50
  • 巳然 @snake03
  • 「からのおはよう」

    2025/09/24 02:12:23 | 51
  • 棺最院 楽流 @rarrrr
  • 「フッ安心しぃ…5枚満足や…(?)

    2025/09/24 02:14:38 | 52
  • ラセン・ユガミ @rasen
  • @RD
    「ッ!」

    視界が回転する。
    針が床に落ちる高い音、咄嗟に受け身を取り、静止する己の身体。
    床は赤く染まっていた。

    「おやすみなさい。先生」

    涙の跡は乾いていた。
    まるで、また明日会えるかのような声色で。

    「お元気で」

    最後の挨拶。
    もう見えなくなった背中を、追うことはない。

    2025/09/24 02:15:35 | 53
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「あらら。五枚分しか残らなかったんだねぇ」

    2025/09/24 02:16:05 | 54
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「…………」

    頭突きしたのに上機嫌になられた。
    腹が立ったけど二撃目はやめておく。もっと喜びそうだから。

    受付の人間に何も言われなかったことに少しだけ安堵し。
    辿り着いた部屋の中、扉が閉まればようやく警戒を解いて
    初めて入った宿の中をきょろきょろと見渡す。

    へんな匂いのする瓶と、瓶と……酒っぽい匂いもするな。
    人間のねぐらってこんな感じなんだろうか?
    視線をまだ巡らせつつ、叩かれていた椅子にぴょんと乗り。

    「しらねーし、勝手に寂しがってろよ。
     ……って、あ?聞きたいこと?」

    生意気な声を再び発して。
    それからあなたの言葉に首を傾げた。

    2025/09/24 02:17:09 | 55
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 落ち着いて、手帳を開き。万年筆を持つ手を再び動かし始めた。
    穏やかな様子で、ペンを走らせていく。

    記録というより、日記を書いているような。

    2025/09/24 02:22:00 | 56
  • レキ・ミタケ @RekiMitake
  • 「…なんや兄貴、こっちに居ったんか」

    適当な路地から顔を出せば見知った姿を見かけた気がした。
    片手に持った酒瓶はもうほとんど中身が残っていないので、
    その姿も自分の見間違いかもしれないけれど。
    だから特に寄って行くことはしない、そのままフイと
    視線を逸らせば適当な壁に背中を預けた。

    2025/09/24 02:25:36 | 57
  • クワツミ @mulberry
  • @komainuelse
    「えぇ。わたくしも、此の名を気に入っております」

    近づくあなたに身を寄せる。
    女は色香を纏った仄かな花の香り。
    其れはまるで虫を惹き寄せるようなモノ。

    愉しければ享楽的なら 其れでよろしいでしょう?
    穏やか秩序的でなくとも」

    あなたの記憶に女が焼きつくのと同じ様に、厄介な梟の眼も焼いてしまおう。

    そして女は優しく手を絡めて、玩具箱曙光の奥深くへとあなたを誘おうとするだろう。

    2025/09/24 02:26:44 | 58
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「そう。言うても結局全てはただの世間話よ」

    話しながら調達したものたちをテーブルに広げていく。
    クラッカーの箱と、サラミ、チーズ、燻製肉、ジャムの瓶……男は元々カナッペを肴にする予定だったらしい。

    「党首の話。METROも出たんやろ?
     そっちはなんかお願い事を聞きます〜みたいなこと言っとったんやって?
     君は何かお願い事したん?」

    ずっと此処にいたが、そちらの話は他人から少し聞いていたらしい。
    これだけでは足りないかと引き出しから肉系の缶詰も出して並べながら子供の方へ視線を向けた。

    2025/09/24 02:26:52 | 59
  • 棺最院 楽流 @rarrrr
  • 「そうやな5枚分…?」
    「私の夜は始まったばかりや、しばらく起きて遊ぶで」

    てな訳で夜食のたこ焼き。

    2025/09/24 02:34:59 | 60
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • @mulberry
    絡められた手を握り返し、あなたの腰に手を回そう。
    虫が花の甘美な芳香に吸い込まれ、蜜を啜ろうと花弁に頭を向けるように、誘われるがままに。

    「ああ、愉しければ享楽的ならそれでいい」
    「それがこの玩具箱曙光だからな」

    穏やかな夜に身を任せるな。
    終末の世で、そんなものなど、紙片にさえ劣るのだから。

    奥へ、誘われるがまま。
    こちらの蜜は甘いと言うなら、行くさ。

    2025/09/24 02:35:25 | 61
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    並ぶ食品をじっと眺め。肉があるな、あの瓶なんだ?と
    声には出さないまま興味を向け続け。

    「ああ……あの声の。
     そんなこと言われたけど、願いなんかねぇよ。
     終わるならさっさと終わっちまえばいいって、それだけだ」

    返す言葉は素っ気ないもの。
    あなた相手だから願い事を隠している…という雰囲気もなく。
    ただ本当に、願いなんか無かっただけ。

    「曙光はどうなんだ?
     世界の緒がどうたら…って声、ここの党首だったんだろ。
     なかよく終末祝いでもすんのか?」

    2025/09/24 02:42:16 | 62
  • スフィア @InLovePhilosophia
  • 「カルタ五枚分の命が十二分なのかなぁって」
    おやすめ

    2025/09/24 02:43:10 | 63
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 満足いくまで文章を書いて、梟首会の方へ戻っていく。
    晴れやかな顔をしていた。

    2025/09/24 02:44:36 | 64
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「へぇ。無欲やね。願うんやったら金持ちになりたいだとかムキムキになりたいだとか腕が欲しいとか言うだけならタダやのに」

    返ってきた言葉にはあっさりと。
    その日生きるのに精一杯な子供にとって、何か期待して望むというのは難しいか、或いはこの子が現実的な思考の持ち主だったか。

    「世界の緒なぁ。あれ訳分からんよな。俺欲に溺れる曙光のスタンスは好きやけど宗教は興味ないし。
     こっちは召集令出てもあまり変わらんよ。
     とうとう此処のリソース尽きたから、大人しく終わり迎えようって言われただけ。
     それでも皆わりと普段通り、残ってるモン食い潰しながらどんちゃん騒ぎしとる。パニックになることだってそうないしな」

    グラスを手に取り、紙袋から更に取り出したボトルの中身をグラスに注ぐ。
    ぱちぱち、しゅわしゅわ。小気味いい音と泡が弾けてやまない炭酸水を用意して貴方の前に置いた。

    「今日来ると思っとらんかったからストローは無しよ。頑張って飲み」

    2025/09/24 02:51:52 | 65
  • 巳然 @snake03
  • 「さあてと…
    俺もそろそろ寝るかぁ」
    誰も止めなければそのまま去っていくか。

    2025/09/24 02:54:43 | 67
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「なんだそれ……どれも要らねぇよ、…腕も含めてな。
     大体、多数決なうえに叶うかどうかもわかんねぇらしいし。
     何かしら願いがあったとして、願うだけ時間の無駄だ」

    METROの住人は誰も彼も自分勝手に生きる連中だから。
    どうせ意見は割れ続き、しっちゃかめっちゃかになるに決まってる。

    それに叶うとしてもやっぱり、願うのは速やかな終わりだけ。
    他の何かに命を奪われる前に、世界そのものに終わって欲しいから。

    「ふーん……ヤクが流行っただ何だ聞いてたけど。
     まあ、さっきもそんな雰囲気なかったし、そんなもんか。
     つかここの飯無くなるなら来る意味無くなるじゃねぇか、
     せめて終末分までは確保しとけよ」

    あなた用ではなく、当然自分が食べに来る用に。
    どこまでも偉そうな態度のまま、視線を今度は音の鳴る水へと移して。

    「用意悪ぃの」

    突然来たのは自分のくせに。
    偉そうに言って、椅子の上に膝立ちになってグラスの中へ舌を入れ。
    ぱちぱちする、と感想を呟いて。不思議そうにグラスの中身をゆっくり舐めていく。

    2025/09/24 03:12:07 | 68
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「ふぅん。謙虚なことで……」

    ……何のために生きとるん?

    その言葉はギリギリ喉から出てくることはなかった。吐いてもよかったが、機嫌を損ねて帰られそうだったから。
    享楽に溺れる男からすれば、貴方は随分遠くの真逆の位置にいる。

    「ヤクは流行っとったよ。少しの間な。
     何人かがはしゃいで、それで終わり。酒とかに比べたら呆気ないもんやったわ」

    話しながらも手を動かす。
    サラミとチーズ、燻製肉、ジャム……細々と色んなものをクラッカーの上に乗せていく。
    完成したカナッペは子供の皿の上に次々と置かれていった。

    「アハ。また来てくれるって言っとるみたいやな。かわええわ。
     俺の部屋とかポケットに君用の私物増やせって?ふふふっ」

    それもおもろいね、なんて。玉虫色は無邪気に輝いた。
    随分とまあ打ち解けてくれたものだ。

    2025/09/24 03:24:26 | 69
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    子ねずみはただ、ゴールしたいだけだ。
    どうしようもないお終いまで、頑張って走ったという勲章が欲しい。
    あなたにとっては、とても奇妙に見えたとしても。
    それだけをずっと、救いとして求めている。

    「本当にあったのかよ……んでそんな呆気なく終わるもんなんだな。
     お前とか、面白けりゃ何でもいいんだろ?使ったりしなかったのかよ」

    視線はさらに並ぶ不思議な食べ物に注いだまま。
    これは見たことないやつだ。何でこんな小分けに乗せるんだ?
    不思議そうにふんふんと嗅いで、良しの合図も待たずひとつ齧った。

    さくさく。甘い、瓶の中身が乗ったやつ。尾がゆるりと揺れた。

    「何でそれで喜ぶんだよ……あー…俺の顔みて飯食うのも楽しんでたか。
     ほんとわけわかんねぇの……まあ俺が便利になるならいいけど。
     そう、用意しとけ。世界が終わるまでは集りに来てやるよ」

    嬉しいだろ?なんて鼻を鳴らして。
    あなたの趣味は未だに理解できないけど、利用できる分にはいいかと。
    毒見すら省いた炭酸水を、時々ぴちゃぴちゃと舐めながら。

    2025/09/24 03:48:12 | 70
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「薬はなぁ。まあ世界が一気にがちゃがちゃ賑やかになって無理やり気分良くさせられて、おもろいにはおもろいねんけど」

    ジャムを塗ったクラッカーを自分も一口。
    甘いはずなのに、顔は苦い顔。

    「動けなくなるし考え事もうまく出来なくなるんよ。切れたあと気持ち悪くなるし、体質のせいで回復は早いけど腹も空くしで面倒すぎる。
     その間に他の楽しいことできるんとちゃうかって思うと俺はあまり手ェ出したくないんよね」

    金を積まれたり客の要望だったりしなければ、なるべく触りたくない代物。
    全てにどうでも良くなった時弾丸を一つ込めたピストル代わりにしようと思ったが、この街は存外楽しいことに溢れているので使うこともなさそうだ。

    「ん?んー……」

    嬉しいだろ、の一言には。

    「……ふふ。うん。まあね」

    なんて、眉を下げてくすぐったそうに微笑んだ。

    2025/09/24 04:03:49 | 71
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat

    「ガキやペットに構うのなんてすぐ飽きると思っとったけど、君と話すんは楽しいわ。
     案外悪いものやないなぁって思っとるところ」

    揶揄うのも弄るのも、きっと嬲るのだってどれも楽しいけれど。
    警戒心の高い貴方が心を開いてくれるというのは、どれにも似ない楽しさと嬉しさがある。

    その証拠に、ほら。
    貴方は毒味の催促もなく当然のように物に口をつけ。
    この男は当然のように自分のものは後回しで貴方に与えるものを用意し続けていた。

    2025/09/24 04:04:15 | 72
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    さく、と小さな口でクラッカーを数口に分けて食べながら。
    苦い顔の説明に子ねずみもうわ、と顔を顰め。

    「ヤクってそんななるのか、碌でもねぇな。
     ほんと流行がすぐ終わって何よりだ、流石に地下まで流れやしねぇだろうけど」

    …と言うか使ったことあったのかよ、態々見に来る必要なかったな。
    そんな言葉は飲み込んで。
    薬について語るあなたの顔が面白くなさそうだったから。
    自分で振った話なのに、そこで切り上げるように言葉を終えた。

    …別にこいつが愉快じゃなかろうが、どうでもいいんだけど。

    なんて、誰にともなく言い訳していれば。

    「……………」

    また、腹の立たない笑い方。
    ずっとその顔してりゃいいのに。

    それならもう少しくらいは、

    2025/09/24 04:38:04 | 73
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove

    「………まあ俺が言ったんだけど。ねずみと話すのがそんな面白いかよ。
     そりゃよかったな、終わるまでの退屈凌ぎがひとつ増えて」

    あなたが"鼠"を指して言っているわけではないと、もう認識してきているけれど。
    無邪気な子供みたいな返事は出来やしない。

    ただ。あなたが今更、自分に毒を盛るだとかは
    ……多分、しないだろうとは、思っている。

    「…………ん」

    カナッペをひとつ、端を咥えてひょいと持ち上げ。
    自分にばかり与え続けるあなたの手へ押し付けようと。

    食い物を人にやるなんて、普段は考えもしないけど。
    …どうせ今日も食べきれないんだ、一つくらいはやってもいい。
    そんな、ほんの小さな気まぐれ。

    2025/09/24 04:39:36 | 74
  • クワツミ @mulberry
  • 梟の骨牌を手に、いつもと変わらぬ玩具箱曙光のネオンから遠ざかる。

    2025/09/24 04:57:54 | 75
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「こんな終わっとる街で好まれる嗜好品なんてどれもろくでもないわ。
     薬なんか特に体や頭壊すんやから、気になるなら全てがどうでもよくなった時くらいにしとき」

    男が使ったのはこの街に来る前だ。その名残が実は鞄にも入ってはいるが、貴方が触れない限り出てくることはないだろう。

    「君は覚えが悪いんやねぇ。記憶の容量は体格相応なん?
     それなら覚えてくれるまで何度でも言ったるけどな。
     "君"と話すんがいいって言ってんの。鼠やからやなくて」

    貴方はこちらのことを幾らか理解してくれているようだから、分かっているのかもしれないけれど。
    それでも卑屈になるのなら、正面から言ってやろうかな。何度でも。

    君との時間は手放し難いものだって。

    2025/09/24 05:02:42 | 76
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat

    きょとん。
    そんな効果音がつくくらい、玉虫色の瞳は丸くなる。

    「……アハ。なぁに、俺に心開いてくれたん?
     くれるって言うんやったら貰うわ」

    貴方が喋れないことをいいことに好き勝手言いつつ、その両手を一旦止めて。

    黒に彩る爪の先、男の指は食べ物ではなく貴方へ伸びた。
    少し立ち上がって体を伸ばして、屈んで、顔を傾けて。

    貴方の頬をそっと両手で包み、そのまま自分の唇で貴方が差し出したものを食んで受け取ろうとするだろう。

    2025/09/24 05:04:03 | 77
  • ファラット @shiroiwani
  • 「ふー。朝からケーキは最高でち。」

    2025/09/24 05:16:11 | 78
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • @meteorsaber27
    あなたの後退りに合わせて、女も一歩一歩踏み出す。

    「私の好きな人を」
    「悪く言うのは璃星でもイヤ」

    「ダメかどうかなんて」
    「決めるのは私だよ」

    後ずさるあなたの腕を掴もうとする。
    掴めるのなら、その指先は震えているのがわかる。
    これ以上、遠ざかって欲しくはないのだ。

    「私は」
    「璃星がいい」

    見つめている。
    只管にあなたを。

    「だから」
    「私を見て」

    みつめている。

    2025/09/24 05:57:00 | 79
  • ×××× @12102
  • 悪趣味極めた高層ビル墓碑。空っぽの蒼に近いところ。
    ゆる、と眼下に視線を呉れた。
    有象無象蠢く魑魅魍魎信徒ども。数え切れんね。
    どうでも好いか。どうでも好いな。
    下らん見世物。下らん余興。己れ含めて。

    満ちぬ盃に価値は無く。
    死んだ心緒にも価値は無く。

    「塵山に坊主が頭突っ込みゃ多少は嗤えるか」

    さァどうか。此の終末、観ても只管に何も変わらん。
    疾うに金も業も欲しくは無い。

    足元。娯楽の本羅生門を塵芥と共に放り棄てる。
    名なぞ云う訳、聴く訳無かろうに。
    適当なものを嘯いているだけなのだから。

    男の行方は、誰も知らない。

    2025/09/24 06:44:38 | 80
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「言われなくても使わねぇよ。
     んなもんで適当に投げ出して死ぬ気はねぇんだこちとら」

    廃墟は勝手に漁っても、あなたのねぐらを勝手に漁りはしない。
    だからきっと、鞄の中身は出てこないままだろうな。

    「そ、……れは、もう聞いてる。んな何回も言わなくていい。
     しつこいな……何なんだよお前本当に……」

    どうせすぐ飽きると思っていたのに。
    飽きる気配がない、どころか何だこの態度は。

    焼かれる世話も自分へ向けられるこの慣れない言葉たちも。
    酷く落ち着かないから勘弁してくれ。もっと嫌な奴だったくせに。

    心地好いと思わせないで欲しい。
    失くすものがあるのは怖いから。

    2025/09/24 06:51:23 | 81
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove

    誰が誰に開くかっての。
    そんな悪態はクラッカーに塞がれて消え。

    「……っ、」

    近づく顔、頬に触れる手。
    甘い香水が鼻を掠める。

    驚きで硬直した子供の頬は、痩せて柔らかさに欠け。
    指先に触れた髪も碌に洗われず汚れていて。

    それから、揺れた前髪の向こう。
    ――丸く見開かれた榛色が、間近に迫った玉虫色と
    ほんの僅か、交差した。


    「……おいこら、お前は手ぇあんだろが。そっちで取れよ」

    差し出したカナッペが受け取られ、口に自由が戻った途端。
    困惑混じりの不機嫌声で、文句をひとつ零した。

    2025/09/24 06:52:28 | 82
  • マキエ1586 @chumchum
  • 「おはようおはようございます!
     終末エンジョイしてますか!享楽享楽してますか!
     最期くらいはハジケてみましょう!
     着てみたかったあんな服、着せたかったこんな服!
     それがいまならよりどりみどり?
     こんなの紐じゃないですかーきゃー♡
     それはこっそりお部屋でどうぞ!

     というわけで終末仮装キャンペーンやってまーす!
     有志提供の衣装やアクセの受け取りはこちら!
     いつもとちがう格好で、終末盛り上げてみませんかー!」

    ケモミミケモ手袋をつけた下級奉仕員がビラを配っている。
    どうやらいろんな衣装やアクセサリーがタダで手に入る場所があるようだ。
    もうしまっていても仕方ない、といえばそれはそう。

    2025/09/24 08:03:19 | 83
  • ファラット @shiroiwani
  • 「おおっ、開放感のある服…」
    「…チッ、サイズが合わないっち……」

    2025/09/24 08:26:23 | 85
  • ガク・ミタケ @GakuMitake
  • 「おはようさ〜ん
    いくら終末やからといって、ハメを外しすぎないようにな〜」

    2025/09/24 08:26:25 | 86
  • @500w
  • 欠伸。垂れ流し乍、芥に手を突ッ込む日々の労働、或いは都市への健診。
    何ぞ気取る事なく、ただ不意に貰った酒を一口、喉を焼いた。

    「ツマミ、喰い損ねたなァ」

    2025/09/24 08:30:22 | 87
  • マキエ1586 @chumchum
  • 「そうですねー、見える場所では公序良俗の遵守をおねがいいいたしまーす!
     見えない場所なら……ゲフンゲフン!!裏路地にはお気をつけて!です!

     サイズが合わないのはしかたないですね!切ってアレンジもありかもです!」

    2025/09/24 08:36:04 | 88
  • キロノヴァ @kilonova
  • 高層ビルエピタフの上に広がる青い【空】を見上げます。
    あの数字も、一秒と休まずに数字を数えて、私達に伝えようとして……きっと、後3日間休むこともなくて……なんだか健気に思えてきたわ。

    益体もないことを考えていると、街の賑わいが聞こえてきたので視線を下ろしました。

    「おはよう」

    2025/09/24 08:36:35 | 89
  • ファラット @shiroiwani
  • 「おはようだっち〜」

    2025/09/24 08:37:30 | 90
  • 巳然 @snake03
  • 「おはよ〜…」
    酒瓶片手。
    朝から飲んでるな…

    2025/09/24 08:54:12 | 91
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • しばらくそのみせは静かな様子を見せていた。
    正確には居ない間も門戸は開かれ続けていたのだから、客足は変わりないのだが。
    締め切られていた紅漆の窓は木枠に嵌まったガラス戸を開き、
    その中から通りを眺むる人物の顔を明らかにさせていた。

    「いや、すっかり懐かしいものに感じるものだ。
     やはり私の居場所としちゃあ、ここがいい。
     上が何を言おうと、隣が何を言おうと。関係のないことだ」

    幾らか通りの様子は数日のうちに変化を見せてはいたものの、
    不思議と誰もがそれを行動に表すわけではなく、
    いつも通りの時間に店を開き仕事場へと出向き、
    焦燥を抱きながらもそれまでと変わらない生活をしている。
    それを、男はのんびりと眺めていた。

    2025/09/24 08:55:46 | 92
  • 《蛆》 @u464
  • 変わらず頭上にある青、一瞥だけ見上げた。

    2025/09/24 08:56:28 | 93
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • 「禹、髪を結ってくれ。しばらく手入れもままならなかったでな。
     ようく櫛を入れてやらんと、手触りが悪い」

    みせの中の丁稚へと声を掛ける。
    朝食として粥と果物が机の上には並び、その横には酒が並ぶ。
    一つとして、以前と変わることのない風景。
    男は天上より降り掛かるいずれにも、興味を向けることがないようだった。

    2025/09/24 09:11:53 | 94
  • @Lazhu369 片手での作業は少し大変だけど、でもあなたの願い、だったし。
    あれ程に拒絶しても繋いで、と泣くくらいだから。

    守ろうと思っている。
    未だにあなたの事。

    「ぁじゅ」「こょもなのに」
    「ちかいってた?」

    綺麗な石は少女にも分かる。
    つるつるの石はここでは高価だったから、尚更。

    それはそれとして、あなたがそんな風に暴れているのはやっぱり想像出来なかった。
    あなたの子供時代と、少女の今ではまた少し環境が違うのだろうけど。
    子供だけで地下は行ってはいけない、らしい、と思っているから。

    2025/09/24 09:22:57 | 95
  • @happa 目をひらけば、耳を傾ければ。
    それらを無視する事は少女に難しい。
    しかし軽い体は簡単に振り回されてしまうもんだから。

    くたくたになってぼろぼろになる。

    「んぅ」

    長ク大きな手に撫でられると、少女は少し安心する。
    だって何も返せなくても、しなくても、あなたは撫でてくれるんだから。

    「ぁやいの……」
    「ぁまぃの、ぁにくれゅ?」

    一先ず今は身を任せ、差し出されるものに手を出してく。
    一通りに休んだなら、もうっと上手く、出来る筈。きっと。多分そう。

    見るからに子供な少女が大人を甘やかすには、些かエネルギーが必要なのだ。
    何せ少女の手は椛のように小さくて。
    あなたの指を2本ばかり掴めるような、短い指しか持っていない。

    2025/09/24 09:36:44 | 96
  • SueFobia @SueFobia
  • 行商がてら移動してくる。
    辺りを見渡して……

    「あの金髪の莫迦は居ないか……」
    「残滓も居ないようだけれど……まあいいか」

    貴石を焼き、塵拾いへ移ろう。

    2025/09/24 09:51:26 | 97
  • 七竈 @happa
  • @pandora あなたは子どもで、ただの人間だもの。
    そりゃあくたくたにもぼろぼろにもなるというもの。
    当然のことだった。己の世界を保つのは自衛のためなんだもの。

    終末の世を過ごすには、あなたはぬいぐるみのように柔らかく軽かろう。
    平和な世の中なら良かったのにな。

    あなたは子どもで、必要なものがたくさんあり、この男は何一つ必要なものはなかった。
    だから、あなたが何をしても、しなくても、与えられるものはそのままだし、目減りすることはない。
    求められれば増えることはあるけれど、それだけだ。
    だから、多分、心配なんてものはひとつも必要なかった。

    「飴玉か、冷や菓子」
    「安売りされていたのでな。買ってある」

    差し出したもの、好きなようにして良かった。
    受け取っても受け取らなくてもそこに在る。
    受け取って、元気になって、したいことが出来るようになるなら。
    それに勝る幸いはない。

    年端もいかない子どもだもの。
    大変だろうし、上手く行かなくて当たり前だ。
    短い指で物事を手繰り寄せるのは苦労するもの。
    代わってやることは出来ないが、その代わり、ここでいくらでも休んでいてよろしい。

    2025/09/24 09:57:15 | 98
  • イスルギ・ホタル @isurugi3
  • ブッダマシーンから流れる音楽に耳を傾けている。
    アンビエントでチルい気分。全62曲入り。終末までに完走できるかな。

    2025/09/24 09:59:22 | 99
  • SueFobia @SueFobia
  • ご機嫌なBGMを背景に骨牌を切り、また別の場へ飛んで行った。

    2025/09/24 10:07:37 | 100
[黄塵街歌] ©2025 zmd