- Eva @429nik
「監視する方が、嫌になるかもね」
「僕、行儀が悪いから」
診療所の、ベッドだ。知ってたよ。
少し口を尖らせてみるが頭をぐりぐりとする手は避けなかった。
「やめてよ、いじわる」とかなんとか言いながら、それでもされるがままになっている。2025/09/16 14:53:54 | 3
- ドク @drdoku
「あんたは…」
眼前に煙がくゆる。
薄らと双眸を細め。
「…俺から見りゃあ、あんたの事ぁちと羨ましいと思うがね」
「その頭ん中にある知恵もそうだし。喋りだって、上等だ」
男は単純に出来ているが。
この街で暮らせる程度には図太くも出来ている。
脅すような笑みに一瞬怯むも、次の瞬間には朗らかに。
「そうだ。もし説教が趣味だってほど暇なら、あんたも俺のこと手伝ってくれよ。
麻酔医が居れば出来ることは増えるしな…!」
名案!とばかりだ。2025/09/16 15:02:53 | 4
- ストレイト=アルスト @tgx6666
(撫でられるEvaを見て微笑ましい笑顔だった)
2025/09/16 15:03:54 | 5
- ストレイト=アルスト @tgx6666
はぁとため息ついてやっすいメモ帳に予定を書き込んだ、「約束」だけは必ず守るのである。
2025/09/16 15:06:27 | 7
- ドク @drdoku
「なーんかあったかい目で見られてンだよなあ…」
「お前、実はストレイトの兄さんの生き別れの妹だったりすんのか…?」
うりうり。
頭を撫でる年長者マウントをひとしきりしてから。
「…っと。ここで話してるだけってのもなんだし
ちょっと奥のほうにも見回りにいって来るか」
「また夕あたりにここに戻ってくるな!」2025/09/16 15:08:43 | 8
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「俺に妹はいねぇ、ていうか家族もいねぇよ。」
2025/09/16 15:10:14 | 9
- 『夢』売りのルクソール @kingisdead
「歳を重ねれば誰だってこれくらいにはなるさ。
惜しむらくは今この状況、だれもが年を取ることができるほど、
この世界の猶予はなさそうなことだが……」
いまいま、いつ世界が終わってしまうのかというのは誰にもはっきりわからない。
或いはエピタフの中から雨の行方を見守る者たちには見えているのだろうか?
いつ訪れるかもわからないその時を皮肉るように、
目を細めてネオンの先の天井を見上げて、また一つ煙を吐き――
「嫌だ」
誘いにはきっぱりとした言葉が返る。それとにっこりと笑う顔。
「それに先生が梟の翼の下に常に必要であるように、
私も暁光の下から動くこたぁできん。丁稚に店を任せるにも限界がある。
手前に出来ないことを、相手に望んじゃあいけないよ」2025/09/16 15:11:08 | 10
- Eva @429nik
「絶対、嫌なんだけど」
「おにいさんも、先生に撫でてほしいんじゃない」
うげ、とダメージを受けた顔をした
「ばいばい、先生」
「患者、見つかるといいね」2025/09/16 15:12:24 | 11
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「次ふざけた事抜かしたらMETROの水路に沈めてやる。」
2025/09/16 15:14:19 | 12
- ドク @drdoku
「ちょっと言っただけじゃんか…」
「二人とも、ペースが何か合いそうだしさ」2025/09/16 15:14:20 | 13
- Eva @429nik
「僕も、行こっーと」
「じゃあね、暇人たち」
鞄を開いて、確認。よし。
「………もう一個なら、いけるな」
無事寝床も確保されたので、
種子を探しに行くのだろう。2025/09/16 15:16:36 | 14
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「水路に沈める予定が2人に増えるな。」
2025/09/16 15:16:55 | 15
- クロム・ウィンスター @chrom
適当な店でフードを買い路地裏の物置に腰を下ろせば包みを開けてほおばった。
「しっかしまぁ、曙光はメトロと違って良いもん売ってんなぁ……」
ハンバーガーを手に、ポテトの入った袋をシャカシャカと振る。
この街は少し輝きすぎていて生きづらい。2025/09/16 15:17:50 | 16
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「さてと、口うるさい奴も行ったし、また俺もやることするかね。」
今日を生き延びることはできる、なら。明日も明後日も、終末がくるまでの余裕を作るのだった。2025/09/16 15:18:17 | 17
- ドク @drdoku
「………、そうな」
「せめてちびっこ共に、大人になるってどういうもんか、知って欲しかったよ」
浅く目を伏せて同意する。
医者と云えど世界を治す術は持たない。
男の目線の先には大人の大きさの、しかし小さな己の手ばかりがある。
「……そっかあ」
「いい案だと思ったんだけどなァ。残念だ」
勧誘は──本気であっただけに肩も落ちるが、へらりと笑いで持ち直し。
「そういう事なら。
ここら辺も往診コースに入れてるし、会えた時には適当に仲良くしてくれ。
あんたはどう思うかわからんけど、俺はあんたと話すんの、楽しいよ」2025/09/16 15:18:58 | 18
- ドク @drdoku
「おー。そんじゃあ、またなあ。行ってくるわ」
夢売りと言葉を交わしきると。
改めて送り出す声に手を挙げて返し、歓楽街の奥地へと白衣の背中が向かっていった。2025/09/16 15:20:10 | 19
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「またな、皆々。良い終末を」
パイプを咥えて紫煙を吐き、安楽椅子をぎぃぎぃと鳴らし寛ごう。2025/09/16 15:27:30 | 20
- 『夢』売りのルクソール @kingisdead
天井から視線を下ろせば、先の白く小さな鳥に向けるのとおんなじ、
子どもか犬猫か、そういうなにかを見るような柔らかい金色が彼を見る。
一切合切が、男にとってはこれより先のない"ちびっこ"だ。
「それこそ専門家が欲しけりゃあ、他にも売人はいるんじゃないか?
直接卸してるやつらのほうが、きっと先生の需要には合ってるだろうよ。
何せ根無し草の売人は結構見かけるようだし」
曙の下でも、地下鉄の下でも。梟の目の光る場所では、難しいかもしれないが。
後ろから男を呼びつける声がして、ああ、と気だるい声を上げる。
窓辺から腕を引っ剥がして室内に半身を返し、ふん、と笑って、
金色の目を彼と、その背中に見える、風景に紛れていく人々とを見る。
「惚れるなよ。迷惑だ」
ありえないとわかっているからにこその、質の悪すぎる冗談だ。2025/09/16 15:27:44 | 21
- 『夢』売りのルクソール @kingisdead
@kingisdead 誤字ったな まあいいや
金色の目を → 金色の目で ですね
こんなところで誤字修正すな(あとで秘話解放されるから……)2025/09/16 15:28:45 | 22
- 『夢』売りのルクソール @kingisdead
窓は閉められ、『夢』売りの姿は路地から消える。
誰かの墓場は門戸を開き、逃れるものを迎え入れる。
昼も夜もないこの街と同じように、『夢』は絶えず偽りの微睡みを供し、
またいつも通りに、そこにあり続けるのだ。2025/09/16 15:40:54 | 23
- キロノヴァ @kilonova
「………」
高層ビルを見上げながら思います。
自分達が生き続けたその先が見えるような気がするから、大人たちがいてくれて良かった、と。
……お父さんは嫌いだけどね。2025/09/16 15:58:22 | 24
- フヨウ @enjoylove
「んははははは!」
欲望が混ざって濁る歓楽街、上機嫌そうにからから笑う男の声がする。
女物の香水を纏ったそれは、目的がないようにざりざりとサンダルを引き摺るように緩慢な歩みであちらこちらを暫し観察。
「あぁ面白……ここ、やっぱり楽しくてええなぁ。ただ、まぁ」
「ここら辺でも楽しいのやったら、あそこはきっと楽園かもしれんなぁ」
60階建の聳え立つ高層ビル。
ゆるりと玉虫色の瞳を細め、欲の塊を見上げていた。2025/09/16 16:14:34 | 25
- 缺(チュエ) @INo02
「あ〜……今日も完全に色男に戻るのは無理そうだ」
「やっぱり安請け合いなんかするもんじゃねえなあ、
ツキがそこから逃げていってる気がする……」
人の外套、それも白衣を片手に人を口説く気になんてなりやしない。
昨日からずっと調子が狂いっぱなしである。2025/09/16 16:19:36 | 26
- フヨウ @enjoylove
「ふぅん?」
動きやしない何処かの店の室外機の上に無遠慮に座り、足を組んで往来を眺める。
「此処は見目がええ人もようおるわ。
せやのに皆揃って塵集めやら物燃やすのに必死で……勿体無い」
それがこの街で生きる為に必要なことなので、己も仕方なくやっているのだが。
「相克は結構楽しいからええんやけど」
骨牌を使えば移動もできると聞いたが、移る気は今はない。
手慰みに骨牌を適当に弄りながら暇を潰している。2025/09/16 16:29:37 | 27
- Eva @429nik
「あ、おにいさんだ」
「んー、と」
「…、おかえり?」
貴方の寝床を知らないから、そんな曖昧な挨拶
一杯の鞄を閉めようと格闘している2025/09/16 16:32:22 | 28
- Eva @429nik
知らない人だ、またクセ強そうだな。
多分いきなり殴ってきたりはしなさそうと踏んで、じっと見る。2025/09/16 16:38:53 | 29
- 缺(チュエ) @INo02
「なんだか今ハンサムを褒められた気がするな……」
伊達男というものは、褒め言葉へ敏感になるようできている。
耳聡く聞きつけては辺りを見渡し、見知った少年に一度目を留める。
「ただいま~つってもまあ一瞬寝てたんだが……」
「おいおいどうした、そんな荷物。
多分もっと……上手く配置しないと閉まらないぜ」
詳しく見たわけではないから適当言ってるのだが、
それはそれとして鞄が閉まらない要因なんてそのぐらいである。2025/09/16 16:40:10 | 30
- フヨウ @enjoylove
「ん、どうもお嬢さん」
柔らかな男の声。いきなり取って食ったりはせぇへんよ。
玉虫色の瞳をゆるりと細め、真白の手をひらりと振った。
成る程、あの色男とお嬢さん知り合いなんだなと傍から聞いて察する。此処は結構顔の広い者が多いんだろうか。良いことだなんて頭の片隅でぼんやりと。
なんだか色々と大変そうなので、そっと色男と少女のやりとりを眺めることにした。お構いなく。2025/09/16 16:44:08 | 31
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「おや、新顔さんがまた来たな」
「伊達男はなんだ、白衣片手に」
パイプを吸いながら、のんびりとしている。2025/09/16 16:44:20 | 32
- 缺(チュエ) @INo02
射干玉のよな男に一度視線を向けて、
口笛を吹いてから他に眼を移す。
その気になれば向こうから声を掛けでもするだろう、
わざわざ気に掛ける方がお節介とみた。
「いや何、モテない医者がさ、
曙光でもだいぶ底辺の方のヤツに白衣を危うくプレゼントしかけやがって」
「しかもそれが大層大事なモンってんだから取り返してやったのよ」
と、白衣については掻い摘んで言う。2025/09/16 16:48:20 | 33
- Eva @429nik
「先生、一緒に寝てくれた?」
そんな言葉の片手間にぐぎぎ、と引き伸ばされかけた鞄の蓋がモウムリと言っている
幸いマジムリになる前に細い指に限界がきたので破れて荷物がひっくり返される事故は起こらなかった
「種探してたのに、金具ばっかで」
「入るかなって、思ったんだけど」2025/09/16 16:50:10 | 34
- Eva @429nik
お嬢さんって僕か?まあ、僕か…
今ここにいるのっておにいさんばっかだしな
それよりなんかこの人、変だ
うーん、と考え、なんとなく言葉が変だと思いつく
「外国の人、だ?」2025/09/16 16:53:29 | 35
- フヨウ @enjoylove
「どうも新顔です。ほんまに寝る前に来たばっかでなぁ」
「どうぞよろしゅう」
眼鏡の人に手を振り。少なくとも自分よりこの街の先輩なのだろう。2025/09/16 16:54:06 | 36
- 缺(チュエ) @INo02
「あ~それなあ、俺の方が冷めちまったから、
昨日は結局誘わなかったんだよな……」
この色男が覚めるようなことが起きたのである。
といっても、良いように言ってるだけで、
かなり一方的に色々抱え込んだだけであるのだが。
「ああ……俺は移動の予定がない限り、
基本的にそのへんで燃やしちまうからなあ」
「デカい鞄とかが要らなくなって久しいから、
なかなかアレもコレも持つとかは難しいぜ」2025/09/16 16:55:48 | 37
- 伝書鳩 @omen
「ア~……皆さん精が出るこってすね」
大あくびひとつ浮かべて宿場町から出てくる。
幸いにして寝床はハズレではなかったらしい。
首も繋がっているし、腹も裂かれちゃあいない。
他に取られるようなモンも持ち合わせちゃいないが。
「医者先生てのは同衾のサービスもしてくれるんで?」2025/09/16 16:59:36 | 38
- 『最後のお嬢様』 @kajika0x0
「建物がいっぱい、ネオンもビッカビカですわ~!」
よく通る、活発そうな少女の声が響く。
背筋はぴん、と。かつこつ、ローファーの音を立てて。
フリルを揺らして、きょろきょろと歩く。
まるで初めてここに来たみたいに。そんなことないのにね。
「でもここに居着くには少々、目に悪そうですわね……」2025/09/16 17:03:52 | 39
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「ああ、あの医者はお人よし過ぎる気がぷんぷんするからな」
「よく今まで生きてこれたもんだ。奇跡の一例かもしれんな、あれは」
嫌いじゃないが、と笑いながらパイプの火を潰して消した。2025/09/16 17:05:49 | 40
- Eva @429nik
「ふーん、かわいそ」
貴方がか、先生がか。まあどっちもかな。
言えば聞くだろうが、聞かずにいてあげるほうがどちらかというと得意だ。
「…稼ぐの、下手な人?」
怪訝、隠さぬ顔。
そういう人がいるのは知ってるけど、うろつけるならいい場所に持っていくのがいい。それって当然じゃない?2025/09/16 17:06:42 | 41
- 缺(チュエ) @INo02
「あのお医者サマは同衾すれば病が、悩みが良くなるってわかりゃ、
大抵の相手にはサービスしそうなもんだね」
評判がいい方の宿場から人が出てくるのを見りゃ、
内心世間知らずじゃなさそうだなんて思ったりして。
「稼ぐのが下手かって?」
「冗談言っちゃいけねえな。
商売が下手なら俺はこの往来をわが物のように闊歩できちゃいないさ」
業はひけらかさない主義ではあるがね。
「……本業であるはずの占いは全く客が来んが。
ま~雨が降るかどうか、昨日は外したしな……」2025/09/16 17:10:04 | 42
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「おや、また新顔の子供が来たな。良い服だ」
2025/09/16 17:12:25 | 43
- 缺(チュエ) @INo02
「……?」
「おや、これは珍しい。関西弁のお嬢ちゃんには覚えがあるが、
正真正銘育ちのよさそうな振る舞いの嬢ちゃんが来るとは」
こんな世界にも未だいるもんだなあなんて思う。
「気を付けた方がいいぜ、
自分新参ですって顔してるとロクな目に合わんからな~」2025/09/16 17:14:47 | 44
- 伝書鳩 @omen
「建物はギチギチ、ネオンはギラギラ
つっても、住めばなんとやらといいましたよ、誰かが」
「住んでみます?」
責任転嫁、なんとも無責任な言葉である。
住めば都であったとして、
その佇まいにこの街並みはあまり似付かわしくないかもな。2025/09/16 17:17:14 | 45
- フヨウ @enjoylove
「外国人ではあるなぁ。この街出身やないし」
お嬢さん呼びした子の声に少し考えてから返した。
そのまま立ち上がり、軽く土埃を払って伸びをする。
「少し散歩してこようかな。ほなまたね、先輩方」
ただの喧騒に耳を傾けるだけでも随分楽しい。医者がちゃんと存在する環境らしいことも分かったし。
男はゆるやかに手を振ってその場を後にした。
(※PL離脱です)2025/09/16 17:17:16 | 46
- Eva @429nik
「占いって、あれでしょ」
「こうやって…、するやつ」
両手を合わせて南無南無ムムムのポーズ
占いなんて聞いたことはあれど、その程度の知識。なんかよくわかんなくて、胡散臭い?ってやつ
「…おにいさんって、それが仕事なんだ…?」
無知、憐憫の表情を浮かべた2025/09/16 17:17:56 | 47
- Eva @429nik
「いい服だ、すごーい」
「METRO行くなら、あっちだよ」
指さした方向。身ぐるみ剥がされておいで。2025/09/16 17:19:36 | 48
- 伝書鳩 @omen
「同衾もまた薬、てなわけですか」
「やりそ~ではあります」
幾人か医者を名乗る者やそれを知る者を見てきたもの。
各々の言い草はそう思わせるに十分なものだったので。
「そうやってる内に医者先生方の身体が
何分割かにされなきゃいいんですがねェ」2025/09/16 17:19:57 | 49
- 『最後のお嬢様』 @kajika0x0
「あら、ごきげんよう」「お邪魔していますわっ!」
スカートをつまめば、丁寧にカーテシーをひとつ。
いい所の出を感じさせる所作と言葉遣いだけれど。
声も性格も活発らしかった。
「だってわたくし、新参者ですわ」
「……ロクな、目? 一体どうなってしまいますの?」
なんて。いかにも世間知らず風に首を傾げた。2025/09/16 17:20:05 | 50
- 缺(チュエ) @INo02
「お~いおいそんなあからさまに胡散臭そうなモノを見る顔すんなって!」
「占いはスゲ~んだぜ、何てったって、
信じてくれる相手には何言ってもその気になってくれる魔法みたいなもんだ」
「そんな中でも俺が得意とするのは算命術。
人の生まれを計算し詳らかにする。業の深い俺なら基本的に当たる……
とは思ってたんけどそんな甘い話はないよなあ」
憐憫の表情が刺さる。こと占いにおいては、
医学やナンパよりよっぽど実ったことがない。2025/09/16 17:21:01 | 51
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「手荷物全部盗まれるやら、身ぐるみ剥がされるやら」
「一般的なところはそんなところだな。それ以上もあるが」
丁寧なカーテシーにはひらりと手を振って返しとした。
気だるげでやや擦れた声で、安楽椅子をぎぃぎぃと揺らして寛いでいる。2025/09/16 17:22:19 | 52
- 『最後のお嬢様』 @kajika0x0
「METRO? なんだか可愛い響きですのね!」
「何かのお店かしら」
指された方を素直に見た。そのうち素直に行くんだろう。
ええ、もちろん、行きますとも。2025/09/16 17:22:30 | 53
- 缺(チュエ) @INo02
「曙光に限っては見てられるけど……
困ったな、流石にもう世界も終盤、
一時の面倒を見られるほど余裕はないし……」
何か釈然としないものを感じる。
そう、この終わりかけの世界で、このレベルの世間知らず?
だがどう見たって嘘偽りなく品のあるお嬢サマだ。
……大方、どこぞで匿ってたのが限界になったってところか。
一先ずの納得を得て、腕を組んで頷く。
「までも、良識あるヤツはいるっちゃいるから、
運が良ければ俺以外の紳士にエスコートしてもらえるんじゃないの」
「気が向いたら梟首会ってところにも行きなね。安全を求めるならあそこだ」2025/09/16 17:26:59 | 54
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「…………………頭に変なものキメてらっしゃる?」
ゴミ拾いしてたら聞こえてきた言葉、なんなの…。2025/09/16 17:27:28 | 55
- 『最後のお嬢様』 @kajika0x0
「おっもしろくて素敵な所ではあるのですが」
「住まうにはちょっと……ビカビカざわざわですわね」
「もう少し、じいやたちがぐっすり眠れる静かな所がいいですわ」
選り好み。住みたい場所となると、判断基準があるらしい。2025/09/16 17:28:09 | 56
- Eva @429nik
「胡散臭いしかないじゃん、魔法とか」
「子供くらいじゃない、信じるの」
よくわかんない。よくわかんないこと言う魔法か?
「サンメージュツ、があったら…」
「なに、生まれた日がわかるの?」
それ、わかってなんになるんだろ2025/09/16 17:32:11 | 57
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「治安と静かさならやはり梟首だろうな」
「私は行ったことがないが、メトロよりは安全そうなのは確かだぞ」2025/09/16 17:32:16 | 58
- 『最後のお嬢様』 @kajika0x0
「心配はいりませんわ!」
「ここに訪れるのは初めてだけど、お話は聞いているの」
「ここでなら、業……を集めて、なんでもできるって!」
もちろん、違和感を抱く者はいるんだろう。
でもその違和感自体が正しいかどうかは、誰にもわからないわけだ。
ブラックボックスのような“これ”の中身を暴こうとしない限りは。
「じいやみたいなお方がいるのかしら、会いたいわ!」
「梟首会……梟首会! わっかりましたわ!」2025/09/16 17:34:03 | 59
- 伝書鳩 @omen
「人の生まれをねェ……」
「元より簡単な事じゃあなさそうですが
業の力があってしても百発百中とはいかんようで」
人の生まれを見るって事は、
その人となりを詳らかにするということだ。
そんなものが、ほんの束の間に済むはずもなく。
「当たるも当たらぬもあってよかったんじゃあないですか。
他人の人生なんて、なんもかも背負ってたらきりがないでしょうよ」2025/09/16 17:34:14 | 60
- 缺(チュエ) @INo02
「……いいね、そう、普通はそうだよ」
ふと、いつもの甘い笑顔を緩めて、
どこか懐かしむような柔らかい笑みが浮かぶ。
「でも大人だって意外と胡散臭いものを信じるんだぜ。
追い詰められたヤツは、何だって縋っちまう」
「それを比較的マシなもので留めさせて生き長らえさせるのが俺の魔法」
業も関わっていないただの話術ではあるけど。
そうして、命を救うこともあり得るのだと言う。
「基本は逆で、生まれた日から逆算するものだけど……
本気で頑張れば生まれた日が分からない奴のことも占えるかな」
「本当に当たるかどうかはやっぱり二の次だけど」
それは、占えてないともいう。2025/09/16 17:36:44 | 61
- 『最後のお嬢様』 @kajika0x0
「わたくしが来たからには、フェリエの再建の日も近いですわ~!」
話を聞くや否や、たったったっ。
スカートを掴んで走り出す。随分とお転婆らしい。
方角は梟首会でもMETROでもない方面だった。
道を間違えたのか、はたまた。2025/09/16 17:37:32 | 62
- 伝書鳩 @omen
「じいや達もパーリナイがお好みかもしれませんよ」
「じいやって誰です?」
アホ。或いは、無知蒙昧。
通り過ぎてから知らぬ単語に気が付くありさま。
「このまま三つのお膝元を観光する事になりそうですねェ」2025/09/16 17:38:16 | 63
- 缺(チュエ) @INo02
「よっぽど三勢力から遠ざけたかった、
さぞ見聞のある親御さんか何かがいたんかね……」
呟くように。本当に珍しいものを見た。
「そうだなあ、当たる当たらないより、
そいつの導を決めてやるのが大事というか」
「占いを頼るヤツなんて皆背負い難い荷物を持ってるからな」
「全部を抱えてはやれんが、歩きやすい道を示すこたできるぜ」2025/09/16 17:39:07 | 64
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「嬢ちゃんも良い終末を」
「……まあ、あれが素面だっていうんなら凄いもんだな」2025/09/16 17:40:49 | 65
- Eva @429nik
「……わかんない。やって」
大人だって、なんて言われたらなんだか子供扱いみたいじゃない?少しだけムッとして、ねだる。
「生きながらえさせる?なら、お医者さんじゃん」2025/09/16 17:46:51 | 66
- 伝書鳩 @omen
「やっぱああいうのって珍しいモンなんです?」
なんもわからんのでこのような反応になる。
今まで見たことないタイプの振る舞いをする人だな~程度。
「あァ、まあ、そうかも」
「結局他人本位、他人任せになるってこた
自分じゃどうにもままならんのだろうし」
「示された道が当たってりゃあ儲けモンですね」
「当たってなけりゃあ、まあそん時はそん時で」2025/09/16 17:49:50 | 67
- 缺(チュエ) @INo02
「やってときたか……
いやその、準備とか道具とかいるからすぐにできるって訳じゃないしやる機会あんまないせいでそもそも整理ができてないが、ま、その、用意ができたらやってやるか」
らしくなく慌てだす。伊達男にして、医学に煩い男にして、
占い方面においてはポンコツの男でもあった。
「お医者さん───」
「……そうなのかもな」「そう、気の病を治すのだってお医者サマだ」
いやに素直に。続いた言葉には頷いた。2025/09/16 17:49:58 | 68
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「実際子供だろ。」
誰とは言わなかった。2025/09/16 17:51:07 | 69
- キロノヴァ @kilonova
「元気なひと。気をつけて、行ってらっしゃい」
梟首会でもMETROでもない方向へ向かうひとを見送りました。
ちゃんとたどり着けますように。2025/09/16 17:51:25 | 70
- 冬真 @milktub
「ただいま」
「せめてここで業の雨降ってろよ、腹立つ」
「自分が得しなかったよりも、なにも考えず居たメトロの人間が得する方がダメージ大きい」
一種の賭けとしてよそからメトロを選んだならまだしも。2025/09/16 18:01:12 | 71
- Eva @429nik
じとー、と慌てる貴方を見ていたが
いつも余裕なのがそうしているのを見るのは気分が良いので。ふん、と鼻を鳴らして機嫌をなおす
「いいよ、待ったげる」
と大人の余裕を見せておいた
「いいな、おにいさんって」
「色んなこと、知ってるから」
「先生のお手伝い、できるんだ」2025/09/16 18:02:09 | 72
- ドク @drdoku
「…つつつつ。あー、くそ、思い切りひっぱたきやがってェ…」
歓楽街のなかでも路地裏のほうから
頬に真っ赤な手形をひっつけて賑わう通りに歩いてくる。
草臥れた白衣にドクターズバッグ。いつものといえばいつもの装い。2025/09/16 18:07:49 | 73
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「雨なんてそんなもんだろ、それ込みで業を高めるなんて期待できねぇからな。」
2025/09/16 18:08:44 | 74
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「ぶはっ!!なんだよ医者!顔に素敵なアクセサリーつけてるじゃねぇか。」
引っ叩かれた知り合いの顔を見て指差してゲラ笑いしている。2025/09/16 18:09:31 | 75
- 伝書鳩 @omen
「あァ、いつだかの医者先生」
「前より男前になりましたね」
頬に貼り付けられた綺麗な紅葉を指して言う。
このご時世、本物は首梟の庭園にあるかどうか。
代わりに堪能させてもらうとするか。2025/09/16 18:11:29 | 76
- 冬真 @milktub
「別に稼ぎとかどうでもいい」
「リスク賭けてないやつがリターン取るのが嫌なだけ」
「えっ」
「30歳越えた医者が跡残るほど頬ひっぱたかれるって」
「興味通り越して生き甲斐に着地しそうなんだけど何があったか聞いていい!?」2025/09/16 18:12:57 | 77
- ドク @drdoku
「うるっせェ!
こいつ初対面の印象よりだいぶゲラだな……!?」
印象更新した。ぶすくれた顔で。
「ちょっと診してもらおうとしたら、えっち!だってよ。
かと思えば抱き着かれて客にされそうになるし……はあ…疲れた…」
曙光には曙光の往診の難しさなのだった。
これも個性ってやつか。そうなのか。遠い目だ。2025/09/16 18:13:18 | 78
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「それもまた運だからな。」
「いやどっちにしろ医者の頬が真っ赤なのが今一番面白いな!!!酒でも奢ってやるから話せよ。」2025/09/16 18:14:02 | 79
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「そりゃ自分に全く関係なくて被害もなくて知り合いが不幸になってりゃゲラ笑いしても当然だろ。」
2025/09/16 18:14:46 | 80
- ドク @drdoku
「ンなので男前になってたまっかよ!
だとしたらあんたにも分けてやりたい位だぜ、くそ」
顔見知りともいえる奴に、ひら、と手を振って返し。
かと思えば食いついてきた輩も居て、げ、と顔を引きつらせる。
「お前の期待してるようなコトは、なーーんもないわ!
ここぞとばかりに活き活きしてきやがって…!」2025/09/16 18:16:38 | 81
- 冬真 @milktub
「曙光に男が五人居たらそのうち六人はエッチだろ、甘えんな」
「って言いながらちゃんと殴り返した?」2025/09/16 18:17:06 | 82
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「なんだ、そこまでいったのならやることやってそれから診察すればいいものを」
「面白いな。……いや、顔の話じゃないぞ? 顔も十分に面白いことになってるがな」
くふふ、と笑いながらひらりと手を振って、堪え切れずに腹を抱えてだははと笑った。2025/09/16 18:17:16 | 83
- ドク @drdoku
「ど、同族が揃ってやがる……」
人の不幸で飯が上手くなる族だ。こいつら…。2025/09/16 18:18:23 | 84
- 伝書鳩 @omen
「ふは、そいつァ災難で」
「上手くいかないモンですね。占いも、医者も」
それでも自分にできる事を
できる限り実行している、というのは
このご時世、そりゃあもう立派なことなんだろうが。
「ま、次もめげずに頑張ってください」2025/09/16 18:18:41 | 85
- 缺(チュエ) @INo02
「あ」
占いの用意どこから始めよ、と慌ててたら、
センスのいいメイクをしてるお医者サマ発見である。
「ダッハッハ!レディの扱い方がなってねえなやっぱ」
「お前のやった白衣返してもらったよ、受け取りな!」
もう片割れの白衣を片手に持っている。
早々に取りにこなければ投げでもしちまうぜ。2025/09/16 18:18:59 | 86
- 伝書鳩 @omen
「俺は愛嬌があるらしいンで、今のままで結構です~」
手を振られれば、こちらもひらと片手を振って。
お裾分けの申し出は、へらりと笑って躱してしまおう。
何せお墨付きがあるもので。2025/09/16 18:20:22 | 87
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「まあなんだ、その顔の勲章に一杯奢ってやる」
「飲まないなら消毒液だと思ってなんかに詰めていけばいい」
くふふ、だははは。
堪え笑いがまた決壊している。
なんなら医者の顔を指さして笑っている。2025/09/16 18:20:47 | 88
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「あー面白かった、毎日愉快なことになっててくれよ?俺としちゃ楽しめあらなんでもいいからな。」
2025/09/16 18:22:17 | 89
- ドク @drdoku
「俺は幻の七人目を担ってるの。つか、女は殴るもんじゃねぇ」
殴ってんのかぁ?冬真をちょっとぎろりと見た。
「くそ。酒用の氷でも買ってきて冷やすか…」
「…俺ぁ別段聖人君子でもなんでもないけどね。医療を理由に人を好きにしたら
二度と医者なんて信用されなくなるだろ」
「つか眼鏡の兄さんも笑いすぎ」2025/09/16 18:22:48 | 90
- 缺(チュエ) @INo02
「子どもだってさ」
「今から色々知ることができるんだ」
「手伝いができなくても、
そうして誰かさんにせっつくことはできるんじゃない?」
なんてね、と軽く笑う。
占いに関してはともかく、人付き合いに関しては一家言ある、つもりだ。2025/09/16 18:23:10 | 91
- 冬真 @milktub
「便利だよな愛嬌。俺もいつでも使えるように枕の下に入れて寝てるし」
「二重底になってる靴の中敷きの下に入れてるよ愛嬌」
「なかったら多分63回は殺されてる」2025/09/16 18:23:57 | 92
- ドク @drdoku
「おー、チュエ、……ってぇ。
知ってた!お前も笑うよな。知ってたよ俺は…!」
舌打ち無限に出てきそうだが。
抱えられた薄白い衣に、目を丸く。
「もう取り返してくれたのか。うわ。助かる……!」
いそいそ青年の元へと受け取りに行く。足取りが軽い。2025/09/16 18:25:26 | 93
- キコ・ビスカイノ @komainuelse
「こんな終末の世で奇跡みたいな善良そうな医者が、顔に手形つけてたら笑うだろ?」
「ああ、氷でもなんでも私につけといてくれ。さぞ痛かったろうからな」
「私はキコ、キコ・ビスカイノだ。その名前で代金は持つさ」
その手形に乾杯、と杯を掲げる仕草。
未だにくふふと堪え笑いが止まらない。2025/09/16 18:25:31 | 94
- Eva @429nik
「なーんだ、遊んでくればよかったのに」
頬の手形に呆れた様子
見慣れたものだ、こんなにはっきりつけてるやつは珍しいけど
爪で引っかかれたりしてないなら、まあすぐ見えなくなるだろうし
「先生なら、多分」
「割り引いてくれる子も、多いんじゃない」
なんて、わるーく笑っている2025/09/16 18:27:01 | 95
- ドク @drdoku
「なんか道化になっておひねり貰った気分…!」
「あーくそ、飲む、飲むよ、ありがたく。
ご機嫌な野郎どもと間抜けな俺に乾杯してやる」
眼鏡の同世代の気遣い、…気遣いか?ともかく奢りとなれば
此処は素直に貰うつもりだ。白衣を受け取ってからな!2025/09/16 18:27:47 | 96
- 伝書鳩 @omen
「いつでも使えるなら枕の横じゃないですかね」
「俺は尻に入れてますが」
「あもちろんポケットです」
「なかったら82回は殺されてるのは同感です~」2025/09/16 18:28:00 | 97
- 缺(チュエ) @INo02
「ビンタなんてド素人時代にされる初心者マークみたいなもんだ、
これが笑えなきゃ曙光の大体のジョークはつまらんことになっちまう」
かなり乱雑に引っ掴んで差し出してる白衣だが、
他人が一度二度袖を通してたもんで洗濯済み。律儀である。
「あの嬢ちゃんも、まあ、俺が追いつけたのが幸いだったな」
「ひとときだったが便宜を図ってやったぜ」
使われそうになっていたのを割って入ったとか、そんなんだ。
わざわざ誇りもしないが、気にしていたようだったんでね。2025/09/16 18:28:12 | 98
- 冬真 @milktub
「道徳が常識を倫理の手引きで無理やり孕ませて出来た子の俺が」
「女の子殴ったことあるわけないじゃん」
「撫でようと思って勢い良く手を振った軌道上に偶然相手の顔があった事故は何度か」2025/09/16 18:28:23 | 99
- ストレイト=アルスト @tgx6666
「あーこわいこわい!俺みたいなそこそ善良な人には関係ない話だな!」
2025/09/16 18:29:26 | 100









