「飯をくれる奴は、名前覚えておきてえ。
とりあえずヒノワは覚えた」

「ふかふか」

価値があります。負荷もあります。

「オレァそろそろ寝よっかナ。いい夜食も手に入れたしぃ……」

伸びを一つ。あくびを噛み殺して、どこぞへと。

「んじゃ、オヤスミね？また明日〜〜」

「変わらないからこそ、それまでを楽しんだりもするんでしょうね」

結局鞄を2つ手に。溜息混じりに小さくぼやき。

「……鬼ごっこってヤツなのかしら」「不気味ね」

「おやすみ……」「明日も、目覚められるといい」

「………………………………………！！！！！！！！！！
　！！！！！！！！！！！！！！！
　　！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
　！！！！！！！！！！！！！！！！！」
口を固く結び、無言のままひたすら迫ってくる。

「まあ、私は元から小食だからね。
　少し食べれば十分なくらいだから。」

　だから自然と余るのだとか。

「塵だらけ灰だらけ。
　オマケに血と硝煙か。
　いやあ、世界もぶっ壊れたもんだねえ」

「あ、ガタイのいい兄ちゃんの名前聞きそびれたな。まあいいや……」

「大分こう…見た目が鬼気迫ってるけど…」

「おやすみ、良い眠りを！」

「おやすみ～」

「はいおつかれさま」

「……ま、なるようになるしかないわね」

「改善してるじゃん」「成長、だね」
悠長なことを言っている場合か。
「ごめん、誰か助けてくれない？」
「そろそろ……息が……」
ひ弱……

「おう、おやすみおやすみ。
　明日もカミサマの機嫌がよろしいようにーってな」

　棒読み

「脚のかけらをしゃぶってごらん。
　汗と涙の味がするよ」

「ええ、おやすみ」「もう人が寝るような時間かぁ」
「今日の雨はどこで降るかなぁ」

「がんばえ～」
助けない。応援を感じてほしい。

追いかけっこ（？）が発生しているのに気づいた。けらけら笑っていよう。見世物のような扱いをするべきではないのに。

「諦めも肝心よ」「或いは撒くかね」

あぁ、無常。

「助けても良いんだけど、これって何をするのが助ける事になるのかな…？」

「……最近は舞台ばかりで賑やかなことやなあ」

「受け入れるしかないんじゃない」
「殺すか、殺されるかを」

「神様より信用できるのが自分っていう、
　そんな場所だけどね、ここは。」

「や、今宵も盛況で……」
遠巻きに面子を眺め、安全チェックしてからひょこひょこと寄ってきた。

（頑張れ！頑張れ！お前ならできる！殺してやる！逃げるな！待て！
　おいコラッ！他人に助けを求めるな！人に助けを求めることも、必要な能力だよね。
　待て！追いついてやるからなアアアアアアアアアアアアアアアアア）

「だよね」「正直、助けてくれないのはわかってた」
この街だもんね。
それでこのエリアだもんね……

「まっ……」
「待た……な…い……よね……」
息も絶え絶え。
だいぶスローペースに。

「……大丈夫か？」
流石に見かねる

「はいいらっしゃい」
「今宵の演目は鬼ごっことなります？」

「たすけ」
＊同胞ならいざ知らず＊
＊あるいは、同胞と同じように扱うほどの人間がいればいざ知らず＊
＊危険に飛び込む理由は、基本的にありませんでした＊

「…………」

ただ、じっと見ている

「いやいや、カミサマは信じてた方がお得だぜえ？
　悪いことが起きたらカミサマのせい。
　いいことが起きたらカミサマのお慈悲。
　ぜーんぶカミサマに責任押し付けて生きてると楽なもんだ」

間に割って入ろう

「追われてるねえ……怖……」
助けようにも追いかけてる人の圧にビビって尻込みした(雑魚)

「いけっそこだ～！！ 目を狙え！ 目だ！」
「やっちまえ～！！！」
雰囲気を出すためにヤジを飛ばしておきましょう。

「見るならなんか払ってけよ」

見世物っぽいので帽子を逆さにして入れ物代わりに。なんかくれと野次馬たちに強請りだした。

「剣刺さってる人もそれぐらいにしてあげて、あっちの人も流石に疲れちゃってるみたいだから、ね？」

「見世物屋に向いてそう。」

業が結構溜まっているので、疲れずに追ってくる。

「何だ貴様ァァーーーッ！？！？身を挺して人を助けようとするその覚悟、見事！
　だが出来ているのかよ……覚悟はよォーーーーーーッ！！！！！！！！！！！」

「ひえ〜……」
物陰に隠れた

「ツギハギの人、あとは任せたよ」
薄情。

「死人に死ぬ覚悟は必要ないだろう？」

「たかりも平常運転でござぁい」

「……ま、此処らしいわね」

「助けたかったんだけど…どう助けたものかと…」

火の粉がね…

「イマイチ馬鹿でかい刃傷沙汰にならんのが不思議だ」
「うん、蓄えも失せたし……やはり曙光に戻るが安牌か」

「なーんかしてるぅ、いいねぇ、この感じ。睡眠導入に良いラジオ。」

「おやすみなさーい」

「死人だって業を全て剥がせば死ねるかも知れないだろうが！
　希望を捨てるな！死ねーーーーーーーーッ！！！！！！！！
　ヂュアアアアアアアアアアアアアオアアアアアアアッ！！！！！！！！」

「実際のところ、殺し殺されはできてるのかなぁ、あの子」

見た感じそこまで辿り着くケースが見受けられない。
これが知らぬだけやもしれないが。

「これが睡眠導入に…？」

「……」
「そうなると、剣のにその分の業が行っちゃうわね？」

「……えいっ」
持ってた大斧をフルスイング

「さて、あたしも鼠らしく巣に帰ることにするよ。
　お前らも足下見えなくなる前にさっさと帰れよー」

　ひら、と手を振って闇に紛れていった

「大斧」「殺意高いね」
膝に手を置き、肩で息をしながら傍観。

「が　あ　あ　あ　あ　あ　あ　あ　あ　あ　あ　ーーーーーーーーーッッッ」


吹き飛んでいった。

「いや、うん」
「死なないらしいから、大丈夫かと……」

「おお」「やれてるねぇ」

よかったね。

「うーん、おみごと」

「はい、おつかれさま。……もう良い時間だものねぇ」

「終わりましたぁ……？」
勝敗決した頃にコソコソ戻ってきた。

「あーあ、星になっちゃった。」

　地下鉄だから星にはならないけど。

「ああ、死（仮）が……」

「南無」

「ちっ、見世物代、とれなかった」

「なんだかんだ」「いい人だった」
追悼

「あぁ…吹っ飛んでったな…」
「お疲れ～」「良い夢を」

天の方に手を合わせておこ

「さて……私もそろそろ他所に行こうかな」
「夜を過ごすには、ちょっと騒がしい気がするから、ね」

ゆら、と立ち上がっては線路の向こうの暗がりへ。
行き先はひみつ。

「納得いかんなぁ……」
「まぁMETRO故致し方なし」

「あんなに見事に飛んでいくなんて…アレでも死なないんだよね。業の成せる力って事なのかなぁ…」

「鬼さんは明日場所移るから」
「残留する人はまたね」
よっこいせ、と腰を上げた。よたよたと歩いて何処かへ。

＊ちゅう、と鳴いて＊
＊子鼠もまた寝床へ去っていきました＊

「さよならする人は」「またね」
お見送りお見送り……

「わたしは、ここに居るけどね」
ここに居るつもりらしい

「あ、おやすみなさ〜い」
「夜闇にお気をつけて〜」
ひらひらと手を振った

「俺も、そうだな」
「METROからもう動く気は無いな」

「まあ……まだ物盗りするほど飢えちゃいないから明日はまだいいか……」

「お元気で。皆様」

「またな～」

「私はずっとここにいるつもりだよ。」

「酷い」「打っていた文章が、消えた」

「カイルさんはまたね」
お見送りお見送り……

「……」

1日でほとぼりが冷めたとは思えない。
当たり前の様に、女はそこに居る。

「君も此処に残ったのか」

「あ、白衣の人。」

　臓器フェチの人、と滅茶苦茶小さな声で呟いた。

業の雨を浴びてまだ濡れたままのこどもが
梟のなわばりから帰ってきました。
いくつかの金属を火にくべては今日の糧にするのです。

「アン？ヤブに死体も残ってるじゃん」