記憶

  • Ristas @Ruruxisme
  • 「あは!好きなだけ見ていきな〜、減るもんじゃ無いし!」

    「こんな世の中でもお人好しって居るモンなんだなぁ。
     ふつー使い潰されておしまいだろーに、
     あのお医者さんも図太いねぇ」

    「ま、パーッと遊んでいきなよ!
     別に他人事にそこまでアタマ悩ますもんじゃないしねー」

    2025/09/16 02:57:46 | 1
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「かわいこちゃんもどーも。
     労ってもらえたお陰で元気出たわ」

    「そーなあ……少なくともこの夜は自由にしてやる。
     ……あいつ曙光に往診に来るって言ってたしなあ……」

    お人好しな上、行動力もあると来たもんだ。
    この世の中で太く生き残ってるわけである。

    「あ~貧乏くささが染みついちまう」
    「こういう時は本気で散財するに限るわ」

    2025/09/16 03:01:26 | 2
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • @kltkrt
    「言葉ねー」
    「何言ったか忘れた言葉を、存外相手が覚えてたりするからね」

    だから、責任持たなきゃ面倒というのは同感。
    言葉は相手を刺す道具でもあるし、自分の首を絞める道具でもある。
    今は楽しい道具っぽいけどね。

    「ふふ、美味いか不味いかで言ってないね」
    「それ、身体にとっても悪いんだよ~、知ってる?」
    「僕ってば、こう見えて健康には気を使ってるからさ」

    腰に手を当てて、ふんと胸を張った。
    試す気はさらさらないらしい。こうして見てるだけでじゅうぶん。

    2025/09/16 03:02:04 | 3
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「ちょっとでも元気でたなら、なによりだね」
    「さっきはめとろのナースさんが来てたけど」
    「お医者様も今度こっちに来るのか」

    医療従事者の多いこと。
    話に聞くドクターは、どうにもいい人そうだ。
    お喋りしてみたいけど、忙しそうだなとも思う。

    2025/09/16 03:06:57 | 4
  • Ristas @Ruruxisme
  • 「お医者さん昼過ぎ辺りにメトロでも
     見掛けたし、よくやんなぁ」

    *医者の需要が高いだろうことは分かるけど*
    *あんな不衛生なとこよく赴くもんだ*
    *あんなとこにも行くなら曙光に来るのも当然ちゃ当然*
    *遠目に見てる側としてはいい話だけど*
    *巻き込まれてる側は大変だね!*

    「あは!その意気その意気〜。
     てかお医者さんの前で酒呷るとか言ってたくせに
     手伝わされてんだ?絆された感じ?」

    2025/09/16 03:07:02 | 5
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「メトロのナースさんといや、そこの女医さんも含めてさ、
     医師会するってんだって!お医者サマもう張り切っててさ」

    面倒ごと増やされて憤慨と言った様子。

    「冷やかしにいったらあれよあれよという間にな……
     絆された……ああ、多分絆されたよ畜生」
    「大の大人がみっともなく頼み散らかすなら俺には断れん」

    一応。この男の言う事には一定の『嘘は言ってない』がある。
    のだが、結局手伝っている時点で甘い所……
    あるいは何か、考えを持ったのである。

    2025/09/16 03:11:13 | 6
  • Ristas @Ruruxisme
  • 「医師会ねぇ」

    *同じ志を持つ人が居るっての*
    *嬉しいモンなのかしら*
    *ゆるく語の反芻をするだけ*

    「あは、チュエって案外流されやすい系?
     付き合い過ぎて擦り切れちゃわないよーにねぇ」

    *望むなら友人でも恋人でも*
    *なんてこと言ってた気がするし*
    *我が薄いんだろーなってのが所感*
    *口先の心配だけ置いとこっと*

    「さーぁて、僕はぼちぼち宿探ししてこよっと。
     まったね〜!そっちの子も!」

    *ぴらぴら*
    *赤毛の男の方にも軽く手を振り*
    *かろやかな足取りで離れていくのだろう*

    2025/09/16 03:17:14 | 7
  • 雅尾 @kltkrt
  • @kajika0x0
    『そういう事。面倒な奴に絡まれて舌を切られちゃ適わん』
    『そうならない為にも囀り止めるか隠し守るのが一番だ』
    言いながら空いた手が面を叩いた。

    隣に居る人間がそういうのなら鼠のように早足で逃げるが勝ちだ。
    METRO出身だけあって逃げ足にも自信はあった。

    『こりゃ失敬、感想として不出来だったな』
    『それと、知ってるか?吸う奴より吸う奴の近くにいて煙被る方が身体に悪いって』
    『ま、健康に気を遣うのは良い事だ。たのしみが増える』

    鬼ごっこに使える体力が削れず済むのとか。
    残り少なくなった煙草を足元落とし踏み付ける。
    もう少しゆっくりしても良かったがいい時間。

    次はMETROで会える事を祈ろうか。

    2025/09/16 03:17:45 | 8
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「あー、勉強会するみたいなのは、確かに言ってたかも」
    「僕も一緒にお話聞きたいな。怒られちゃうかなあ」

    医師会。興味はとっても! ある。のんきな感想。
    それにしても、チュエさんご立腹だ。

    「よっぽど振り回されてきたんだねえ」
    「僕が大富豪だったらご褒美あげて甘やかしてたのに」

    あいにくと、そんな手持ちはないのだけどね。
    まあ、ないからこその軽口かもしれないが。

    2025/09/16 03:19:21 | 9
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「うん、またね~! よく見かけるお姉さん!」

    手を振り返してお見送り。
    よきお宿が見つかるといいね。

    2025/09/16 03:20:36 | 10
  • フヨウ @enjoylove
  • @u464
    「い゛っ、たぁ……。
     あぁ。見てみぃ跡ついたやん」
    「でも良い赤やわ。愛おし」

    腕を擦って確かめる。やたらと白い肌だから、その赤はさぞ映えたろう。必死の抵抗だと思うと大変可愛らしい。

    「あは。俺は好きよ」
    「今好きになった」
    「たのしいよ」

    律儀に貴方の言葉を打ち返す。瞳も唇も酷く弧を描きながら。

    「君が必死に足掻くのが可愛い。きちんと抵抗して痛みを与えるのも可愛い。でもやっぱり強い力に負けてしまうのも可愛い。
     最高やん、色んな姿が見れて」
    「俺の心は結構満たされた」

    相手の存在価値に傷をつけて、果てない欲で心を潤す。それでもどれだけ奪い手に入れても終わりがない。
    業がどんどん積み重なっていく。
    人間なんてそんな生き物だろう。

    「今日は俺来たばっかやし、挨拶代わりでこれくらいにしとくわ」
    「また今度遊ぼうな、金色ちゃん」

    蹲っているならまたもう一度、屈み込んででも自分勝手に貴方の髪を掴み上げて顔を覗こうとするだろう。

    2025/09/16 03:21:36 | 11
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「好みの相手ならいくらでも流されても振り回されてもいいんだが……
     あ~またな、ケチらずいい宿取るんだぞ!」

    言う間でもないだろうが、去る背に声を掛けた。
    付き合い過ぎて擦り切れる、か。
    この点・・・については。もう擦れるところがあるまい。

    「いんじゃね?誰も、邪魔しなきゃ文句言わなそうだし」
    「大富豪じゃなくてもその気持ちだけで心から嬉しいぜ。
     甘やかすぐらいならいくらでもしてもらって構わないけど」

    2025/09/16 03:22:23 | 12
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • @kltkrt
    「ふふ……がおちゃん、さてはとっても賢い子だねえ」
    「参考にさせてもらおうかな、いつか」

    真似するように、自分の顔を指先でとんとんとした。
    聡いからこそ、メトロでもどこでも、上手くやれてるんだろう。

    「あー、言い返された。でもそれはそう」
    「でもいいのです、知り合いで吸う人、がおちゃんくらいだから」

    煙を浴びる機会が少ないなら、ノーカンとでも言いたいらしい。
    とはいえ、やっぱり夜もいい時間。お開きの時間は訪れる。
    以前みたいに、近かったであろう顔と顔を離して。

    「それじゃあ、またね」

    どこで会えたってうれしいけど。
    次こそは、貴方の住む場所で逢えたらいい。
    そう願いながら、貴方から離れていった。

    2025/09/16 03:26:38 | 13
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「え、じゃあ時間が合えば行っちゃおうかなあ」
    「チュエさんがいいって言ったから、とか言って」

    人に責任をなすりつけようとしているね。
    まあ、実際に名前を出すかは、その時次第なのだろうけど。

    「ふふ! 僕ってばこう見えて甘やかしのプロなんだよ」
    「デロデロに溶かして離れられなくさせちゃうの」
    「逆に毒かもしれないね」

    2025/09/16 03:33:36 | 14
  • ラセン・ユガミ @rasen
  • 「いいよ〜」

    ビルの向こうから、どこかで聞き覚えのあるナースの声が木霊した。
    姿は全く見えない。

    2025/09/16 03:36:27 | 15
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「むっ、天啓!?」

    木霊をキャッチしたかも。
    いいって。やった~。

    2025/09/16 03:37:17 | 16
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「おま、……曙光はともかく、
     ここ以外で名前だして通りがいいのって箔になるんかなあ……」

    遠回しな許諾ではある。
    むしろ喜んで仲間に入れそうだ。人が好いから。

    「ふ~~ん?お手並み拝見……って言うにゃ、
     流石に俺も本当に離れられなくなっちゃったら困るね」
    「まだ見ぬ恋人は多い……ここで本命を見つけちまったら、
     その人達を悲しませちまう。随分甘くて大変な毒に違いない」

    2025/09/16 03:37:28 | 17
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「あのナースさんそういや曙光にいるって女医さん言ってたな……」

    や~な伏線回収。でもいいらしい。よかったな。

    2025/09/16 03:38:16 | 18
  • 《蛆》 @u464
  • @enjoylove
    赤く線引いた傷痕愛おしげに摩るの見れば、気色悪、と言いたげな表情隠さずに。
    平時ずうっと薄笑んでいたって残念なことに感性は未だ人間だった。
    そうじゃなけりゃあ楽だったろうにな。

    濡れ汚れた口元擦る。地に這うからまた埃の臭いが増した。

    「……そうかよ……」
    「俺にだって返せよ」

    満たされた分。
    今のところ減ってばっかだ。腹ん中のもん減らしてないだけマシか。

    また掴み上げられ。
    眼光、玉虫色とばちりとぶつかる。
    咄嗟、せめてもの足掻きに今度こそその顔面目掛けて唾吐き出してやった。

    「……あんたみたいなのにもおんなじ終わりが来るんだ」
    「楽しみでならねえな、……」

    神を。信じてる訳じゃあないけども。
    ざまあないねって、いずれ来る天運思い。
    最後にゃやっぱり、薄くわらった。

    2025/09/16 03:40:14 | 19
  • 白 如风 @byrfn0x0
  • @kajika0x0
    「いいねえ。あは、確かに。
     オレだけの海、いい響きだ」

    けらけらと笑う。軽薄に、軽率に、軽々と。
    それが欲しいのはただ一つ、ずうっと、生まれた時から。

    「いいこと聞けたし、いーコトも思いついた」
    「雨ちゃんとオレ、仲良しだもんな~。特別に、そーしよ。
     海見っけたら、そうなったら、ぜって~二人で楽しもーな」
    「にひ。オレらだけの海、たのしみ~~」

    機械仕立ての原色光に照らされ、顔に掛けた一対のグラスが色づく。
    時折擦り寄るように少しだけ身体を寄せて、離して、にこにこ。
    薄ら笑いの裏に分厚い不可視の壁を貼り付けて、
    あなたの言葉に、ただただ男は愉快そうに笑っている。

    2025/09/16 03:40:49 | 21
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「顔パスならぬ名前パス」

    ちょっと面白がっているかも。優しさに甘えているとも。
    まあ、そんなことしなくても大丈夫そうなのは、木霊を聞いての通り。

    「まだ見ぬ恋人ちゃんたちの涙は、僕も見たくないな……」
    「というワケで、チュエさんを独り占めするのは諦めるのです」
    「みんなのチュエさん♡ でいてくれた方が解釈一致だからね」

    お手並みがどれ程かは、迷宮入りしたままにするとして。
    口が回るのは、もう見ての通り。手を出さない方がいい人種だ。
    普段はそんな雰囲気を出さないから、厄介なもんだけど。

    2025/09/16 03:47:01 | 22
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「なんだか静かになっちゃったな」

    知り合いとのコソコソ話も終わっちゃったし。
    でも、今日もおにごっこできて満足度は高い。
    そろそろ引き揚げようかなと、ぐ、と伸びをした。

    2025/09/16 03:51:59 | 23
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「ハハ!嬉しいことを言ってくれるね。
     いや〜世界が終わる頃には誰かに独り占めされるのもいいかもなあ……」

    男は外面を大層な色男として繕い保つのに気を遣っており、
    このひと時で手を出さない方がいいと察するリソースを割けたかはさておき。

    わざわざ迷宮入りしたモノを解く軽薄を超えた軽率さは持っていなかった。
    それに関しては恐らく、かなり幸運なことだったであろう。

    2025/09/16 03:58:21 | 24
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「奥まった方は皆起きてるだろうけどね、
     表の通りだと曙が近けりゃこんなもんか」

    去るのを引き止めるような無粋な真似もせず、
    掌を見せて、ゆるりと見送るような構え。

    2025/09/16 03:59:41 | 25
  • フヨウ @enjoylove
  • @u464
    金と玉虫色が交錯する。
    埃と香水の臭いも混ざり合い、酷く歪な空気が生まれる。

    びちゃ、と吐き出された唾液は当然男の面を濡らした。
    咄嗟に目を瞑りこそしたが、再び開いたそれはやはり笑みの形に歪んでいた。

    「返して欲しいのなら」
    「奪いにおいで」

    囁くように、いざなうように。
    男は纏う臭いのように甘やかに声を弾ませる。

    「この世は勝者が全て。勝ったら君も俺のこと好きにしてええ」
    「俺もここから頑張って肉増やしてみせるから、もう少し食い出がある奴になってやるから」


    「また、会いに来てね」


    刹那、掴んでいた頭を思い切り地に叩きつける。
    それから楽しげに息を吐き出すと、すっきりしたような表情と軽い足取りで路地裏から出るだろう。

    「永遠なんて要らんわ、そんなん拷問でしかない」
    「終わりがあるからこそ何も考えずに笑ってたのしいことに溺れられるんよ」

    「ほな、またな。君も最後はもう少し綺麗に笑えるとええなあ?」

    地に這いつくばる敗者貴方の傍に残ったのは、歪な女物の香水

    2025/09/16 04:04:50 | 26
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 「……ふふ!」

    好奇心に身を委ねない慎重さ。線引き。
    距離を見誤らないからこそ、ここで上手くやってるんだろうな。
    雨音が“なりたい”もののひとつでもあった。
    満足そうに、嬉しそうに。柔く微笑んで。

    「表の通りをガラガラにすべく、僕もお宿に戻るとしますか」
    「チュエさんまたね、ゆっくり息抜きするんだよ~」

    ひら、と手を振れば、きっと見送られるままに。
    足取り軽く離れていく。

    2025/09/16 04:05:42 | 27
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 笑われた。そんなにおかしなことは……まあ言ってたか。
    可愛い子ちゃんを見送ってからは、
    それはまあしっかりと気分転換をしに行く。

    あまり時間経たず表にまた誰か通れば気づくかな。それぐらいだ。

    2025/09/16 04:13:51 | 28
  • 《蛆》 @u464
  • @enjoylove
    何事か言いたげに開いた口は、
    ──ブレる視界と、次いだ鈍い音、衝撃とに遮られた。
    ぐ、だか、が、だか、声の形にならん声。
    薄い唇切れて地の汚れに赤が足される。
    何が起きたかとんと見当つかん間に口元擦れば、口ん中に砂の混じって、一層みじめだった。

    「糞が」
    「存分に肥えるがいいさ、クソ野郎」
    「──……手前の屍体の横で笑ってやる!」

    「最後にゃ全部俺のもんだ!!」

    去り行く背に、蹲ったまま投げつける、そんな。

    甘い香振り払うように結局血に塗れた顔面擦ってぐしゃぐしゃにしてしまってから、動けるようになれば、いずれこれも何処ぞへと駆けて、消えた。

    2025/09/16 04:20:58 | 29
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • @byrfn0x0
    「うん」

    笑い声を聞く。いつもの声。聞き慣れた声。ひとりの声。
    そこそこの数いたきょうだいも、いまや貴方だけ。二人きり。
    貴方と居るのはとっても楽しくって――とっても虚しいな。

    「兄ちゃんの気が済むまで、一緒に楽しもうね」

    身を離された後に、くるりと身を回して。
    ぎゅ、ともう一度抱きしめてから、こちらも離れた。
    青い目を向けて、いつもと同じ子供らしい無邪気な笑顔を浮かべて。

    そうして、逢瀬を終えれば路地裏を後にするんだろう。
    いまだ存在すら知らぬ潮風、潮の香、景色を想いながら。
    貴方の真なる幸福が何かを考えながら。

    2025/09/16 04:26:38 | 30
  • エーヴェルト @Admjgptw23
  • 「ふわ……こっちの夜はいつも虹色だな……」

    2025/09/16 04:38:43 | 31
  • アトーイ @Imitationbox
  • 飽きずにがらくたを積んでいる。…[2d6]個積んだところで崩れてしまった。

    1 4 →5

    2025/09/16 04:48:59 | 32
  • 白 如风 @byrfn0x0
  • 「あ~~眠み眠み。もの拾い~……」

    2025/09/16 05:00:06 | 33
  • アトーイ @Imitationbox
  • 早朝であっても人影は絶えないものだな。暫しがらくたを積む手を止めて、近くで物拾いに勤しむ人へ茫漠とした視線を向けた。……近寄られるなら距離を開けた方がいいか?

    2025/09/16 05:12:07 | 34
  • ラビッシュラビット @rubeat20
  • 業と引き換えに手に入れた希少な甘味を袖に隠して、ちびちびと消費している。
    さっきまでMETROを歩き回っていた身としては、縦横に居並ぶネオンの強烈な主張が目に痛かった。

    2025/09/16 05:13:48 | 35
  • アトーイ @Imitationbox
  • ─馴染みのある廃水の香がしたような。ソレが人由来か或いは己の方に染み付いた名残であるかは判別が付かない。数刻前まではこちらもMETROに居て、塵と戯れていたのだし。地べたに座り込んだまま軽く鼻を鳴らした。

    2025/09/16 05:22:42 | 36
  • 白 如风 @byrfn0x0
  • 男は物影に転がってる石ころだけ器用にひょいひょい拾っている。
    他人と身体がぶつからないよう、上手く避けながら適当に歩いていった。

    2025/09/16 05:31:05 | 37
  • アトーイ @Imitationbox
  • 「食べれるのかな かけら」
    骨牌は多分無理。塵そのものを口に含む気にはなれないが、この…なんだこれ… 塵の寄せ集めの曖昧ななにかならワンチャン可食だったりしないか? 無謀な独り言を吐いて、手の中の【脚のかけら】を眺めている。

    2025/09/16 05:36:49 | 38
  • ラビッシュラビット @rubeat20
  • 目の届く所の地べたに座っている女が居ると気付いた。しばし警戒心を持って見つめるが、向こうはただ座っているだけだし、盗人の類ではないのかも。少し気を緩める。

    「無理じゃない?」

    女の呟きに勝手に返事をして、眩しい街路から離れていく。

    2025/09/16 05:47:06 | 39
  • 《蛆》 @u464
  • 時折よろめきながら、鮮やかに過ぎる光の満ちた道の隅を歩む。

    鮮やか、であるからこそ誰の目にも見窄らしい其れの歩みは惨めであった。
    鼻と口周りにこびりついた赤褐色の汚れを余計に刷り込むように埃っぽい腕の背で擦りながら、進んでは止まり、行く当てもなく。

    2025/09/16 06:09:08 | 40
  • マキエ76 @chumchum
  • 「おはようおはようございます!
     今日から下級奉仕員になりましたマキエ76です!
     今日は終末くるでしょか!くるもこないも教祖様しだい!
     なので元気に享楽享楽ー!」

    \おうこっち来いよ使ってやんよ/

    「あっさっそくのお声かけ!
     ご利用ありがとうございまーっす!」

    制服の上にだぼだぼの白衣を羽織った下級奉仕員が
    路地の奥へと連れていかれた。

    2025/09/16 06:12:07 | 41
  • アトーイ @Imitationbox
  • 「んん」
    無理かな。無理かも。ちょっと舐めてみてやめた。下手に飲み込んだら内側から腹を破りそうだ。

    2025/09/16 06:13:05 | 42
  • 缺(チュエ) @INo02
  • @chumchum
    昨日、あれだけ下級奉仕員のことを腫れ物のように扱っていたというに、
    今日はそいつのことを必死こいて探す男の姿があった。

    いや。正確には、そいつの纏う白衣を探していた。
    ソレがよほど大事なモノであると後から教えられて、
    見逃した後ろめたさで──漸く、路地奥の方まで追いにきたのである。

    「家族からもらったモンなら、
     尚更寄越すんじゃねえ、全く……」

    さて、先ほどまで着ていた白衣、
    直ぐ破り捨てられたとしてそう遠くに落ちてないか。

    最悪切れ端でも持ち帰ることができたらそれでよく、
    さらにそのついで程度で、男は女の様子を見にいくだろう。後の祭りならその時はその時だ。

    2025/09/16 06:21:27 | 43
  • sixpence @meaningless
  • 「はー、ぁ」
    ふらり、と。骨牌片手を訪れた。
    「ここは相変わらず煌びやかなこっちゃな」
    高層ビルを見上げた。感想はそれだった。

    2025/09/16 06:22:33 | 44
  • マキエ76 @chumchum
  • @INo02
    さほど奥まってもいない路地裏、どうやらコトはこれからのようだ。
    白衣は奉仕員を連れ去った男の一人が羽織ろうとしている。
    その手には見るからに質が悪く使いまわしされている注射針。
    使用目的は「お医者さんごっこ」のようだ。
    奉仕員はにこにこと針先をながめている……。

    2025/09/16 06:26:04 | 45
  • アネラ @anera
  • 目をこすりながらネオンの眩い光を見上げて。

    「んん、朝……。」

    ここはわかりやすいな、と内心呟いた。

    2025/09/16 06:27:29 | 46
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • 昼も夜も無い街は、しかして時計の針に依存して動くもの。
    互いの肩を寄せ合うように朝になれば人が蠢き出すのは、
    前時代からのサガなのかもしれない。

    ふ、と人並みに紛れきれない人影を見ると、
    よろめき体を揺らす様子に、しばし目を留めて。

    「キミ、お坊ちゃん。ちょっとこっちの庇の下においで」

    2025/09/16 06:29:07 | 47
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「くそったれな太陽が昇っている。くそったれな朝だ」
    「おはよう皆々、また一日が終末へ一歩近づいたな」

    2025/09/16 06:29:31 | 48
  • 《蛆》 @u464
  • 声した方へと、ふ、と足止めて頭上げ。
    辺り見回してから、恐らく己に向けられた言葉だろうと理解した。
    言われるままに寄りはしないが、──

    2025/09/16 06:34:33 | 49
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead
    「……」「……俺か?」

    距離保ったまま、返す言葉。
    ぐし、と鼻擦って鳴らしてから、へらりいつもの薄笑い浮かべてやる。

    「生憎だけどさ」
    「優しくしたって何にもなんねえぜ、オニーサン」
    「恵んでくれるもんがあるってんなら別だけど、」「……」

    2025/09/16 06:37:20 | 50
  • 央亥 @ougai
  • 寝床から戻ってきた男だ。しばらくはぼんやりしてそう。

    2025/09/16 06:43:14 | 51
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @u464
    「野良猫を呼びつけるのに、見返りを求めるやつもあるまいよ」

    けろりと返した言葉は不遜なものだった。
    おおよそ、大体の人間は往々にしてそれを肯定的なものとは捉えないだろう。
    代わりに、裏表もないような不躾な物言いのままに言葉はゆったりと続けられる。

    「滅多なことは何もしない。ただ、ちょっと掃除してやろうってだけさ。
     何せ、キミは人が起きてきたなら、我先にと群がってきそうな様相をしている。
     それこそ、ひとに優しくするのがたいそう好きな連中が」

    2025/09/16 06:45:15 | 52
  • マキエ76 @chumchum
  • @INo02  様:(chumchumPL)すみませんおしごとに出ますので以降のおへんじ夜遅くなります!モブ男さんたちもマキエも確定ロールでお好きにしていただいてけっこうです!(置きレスでゆっくりならそれでも大丈夫です!ではではお声かけありがとうございまーす!)

    2025/09/16 06:47:31 | 53
  • アトーイ @Imitationbox
  • 明るくなってきた、ならば眠る時間か。別段路地で寝るに抵抗は無いが、ここいらであれば業を示せばそれなりの待遇を受けられる…可能性がそこそこある。

    安宿を求めて人の増えてきた通りを離れた。

    2025/09/16 06:49:33 | 54
  • sixpence @meaningless
  • 「おはよーさん」
    「明日はクソッタレでも今日は豊かにいきてえもんだぜ」
    そんなのが難しそうな手持ちをしているが。け。

    2025/09/16 06:52:29 | 55
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead
    野良猫扱いするよな不遜な言葉にも、別段の不快感示すことなく、浮かべる笑みは変わらずのまま。
    ちっとは関心惹かれたものか、また幾度か辺り見回してから少しばかり足が寄る。
    とはいえ触れられる程の処にまで行かぬは言葉通りに野生動物めいた警戒心の現れではあったか。

    「……妙な話だ」
    「奪えそな奴居たなら奪うが普通・・だと思っていたんだけどな、」
    「それも何ぞ持てる奴の娯楽ってことかい」
    「──あんた・・もか?」

    不躾、お互い様だ。
    枯れ枝のよな細っこい指の、その割れた爪の先がおまえの顔に向けられて、ゆうるり首傾ぐ。
    真意はどうあれ、少なくとも善意らしきものに向けるべき態度ではなかった。

    2025/09/16 06:53:52 | 56
  • 缺(チュエ) @INo02
  • @chumchum 様:
    *こちらこそ朝早くにすみません、ご返信ありがとうございます!
    お言葉に甘えて良き様にします!返信の手間を取らさないように努めつつ、いい感じに予知も残す感じでいきます。お疲れ様です……!

    2025/09/16 06:55:14 | 57
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @u464
    「私は、この通りが好きなんだ。朝も夜もなくきらびやかで、
     ひとは損をしても得をしてもそれが楽しいとばかりの顔をしている」

    庇の下は申し訳程度にネオンの明るさに一段階影を落とす。
    人の声もまた、天井に遮られただけで籠もって薄っすら遠くなった。
    男は店の壁に寄りかかって腕を組んだまま、
    手を伸ばしても構わない間合いになるまでは、貴方をそのままにしている。

    「辛気臭い顔を下げられていちゃあ困るのさ。
     キミみたいなのは、親切の皮を被っているよりもこう言う方が通りがよさそうだ。
     厄介払いだとも。面倒を取り除いたほうが私の気分はいい。
     理解ったら、顔をお出し」

    2025/09/16 07:00:14 | 58
  • 缺(チュエ) @INo02
  • @chumchum
    祭りはこれからといった様相。
    何でもよくはあったが、まだ無事なのが分かれば安堵をするものである。
    ……白衣8、女2ぐらいの比率ではあったが。

    ここは梟首会ではない。合意の上行われている遊びに口を挟む筋合いはないし、
    ましてMETROの様に、無闇な暴力を振るうのもあまり得策とは言えない。

    享楽の場。ならばすることは一つ。己も混じって“使う”ことだ。
    下級奉仕員の前に、一人曙光の者が増えたところでおかしくもなんともないのだから。

    そして使い終わった後に、それとなく白衣の処分を申し出ればいい。
    算段を決め、男たちの後ろから歩み寄って──

    (……いや)

    その白衣の持ち主が気にかけていた、のに?

    2025/09/16 07:04:36 | 59
  • 缺(チュエ) @INo02
  • @chumchum
    「取り込み中のとこちょ〜っと失礼しますよ!」

    ぱん、ぱんと両手を叩く。
    こうなればヤケだ。何処らしくもない第四の選択肢でいく。

    「いやなに、ちょうど向こうの店で“サービス”しててね!
     そんなガラクタの注射針や着古した白衣よりもよっぽど質のいい道具が置いてあるんでさあ」

    「そんで、今ならタダも同然で使えるんだってよ!」

    そう、己の業に任せたハッタリだ。
    とはいえ嘘ではない。自分がすぐ誰かを連れ込めるように取っておいてる“部屋”が幾つかある。
    多少沿ってる道具があるとこを選び、教えて使わせるのだ。

    何より、底辺の女を使う男ってのはプライドを大事にする、はず。

    最低でもいくらかマシな環境に変えられるなら白衣を取り戻し、奉仕員の負担も多少減って及第点、
    誰とも知らん馬の骨に萎えて解散するならば最良である。

    あの医者とは違う。どうしようもない女を助け出そうとはしない。
    でもこれなら、少なくも顔向けはできるはずだ。

    脱ぎ捨てられた白衣を片手に、
    そしてどうなれど下級奉仕員に僅かばかりの居た堪れなさを感じて、
    それから逃げる様に足早に去っていくだろう。

    2025/09/16 07:06:34 | 60
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead
    「…………」

    沈黙、一層に長く。
    手入れされていないばさばさに毛先散らした猫っ毛の隙間から、ひとつずつの黒と金、じいとその顔暫く見つめていて、
    ──こう言う方が通りがいい善意でない方が信用できる、との其方の見立て通り、

    「…………分かったよ」
    「払えるもんはねえぞ」

    随分と取られたばっかだからな、って忌々しげに呟いてから、漸くに間近まで歩み寄り、やや屈むようにしながら、その汚れっ面ずいと目前に突き出してみせた。

    2025/09/16 07:07:15 | 61
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @u464
    「あいにくみせは食うに困らん程度には繁盛しているんだ。
     キミみたいな子どもから毟り取るほど、露頭に迷っとるわけでもない」

    近づいてくる様子にわずかに表情を緩め、店の中に声を掛ける。
    少しの間を置いて、丁稚が清潔な布と水入り瓶を窓辺へと置いていく。
    布を湿らせ手に取ると、貴方の顔を中心に柔らかい布を滑らせる。
    ほんの少し、自らは化粧品のようなよい匂いがしている。

    「別段、ここいらも喧嘩するやつらがいないわけじゃあない。
     ただおおよそ、勝っても負けても堂々としているもんだ」

    2025/09/16 07:13:39 | 62
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead
    布が顔に触れれば、慣れぬ柔らかさに ぅ、と小さく声漏らして僅かに仰け反るが、それも一瞬のことで、あとは存外に大人しく。

    他者に手入れされることに対する不慣れから、悪戯バレて叱られる最中の悪童めく、何とも言えぬ気まずさを滲ませて寸の間黙り込んでいた。

    「……」
    「は、」「そう出来りゃあよかったがね」
    「貧弱なモンだから殴られっと軋むんだ」
    「中身の詰まってない骨がよ、」

    顔の横に緩く手挙げれば、見ろよと言うよに戯けて揺らした。
    見目若さの割には乾いて皺の目立つ、血管ばかりが浮いた手だった。

    「繁盛してンなら業にゃ困ってないんだろうな」
    「世界の終わりまでしあわせ・・・・かい、」

    2025/09/16 07:25:58 | 63
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「はあ……一着、洗濯のやり直しか」

    何処ぞの医者が着てそうな白衣を手に、
    曙光の風景を怠そうに横切って、失せていく。
    気分転換も朝になれば仕舞いである。

    2025/09/16 07:27:13 | 64
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @u464
    布が血汚れを吸い、窓でも磨くように鉄錆色が拭われていく。
    ほかには、と視線が顔以外にもじろじろと降りて目立つものを探す。

    「見栄は張ってこそだろ。いかにも負けて拗ねてますってな顔だ」

    幸いにして殴りかかられることもなく、抱えてないから言えることかもしれないが。
    説教めいたことである自覚はあるのか、ある程度は言葉も端的に丸められる。

    「無論、終わりまでしあわせでいたい人間は多いもんだ。
     『夢』に浸ったまま終わりたい人間もあるが……この街は仕事も多い。
     いまの食い扶持を稼いで街を維持しているやつらが、
     仕事を終えてひとねむりしに来ることも少なくない。
     ここは、一人きりじゃあ吹っ切れられないやつの最後の砦なのさ」

    2025/09/16 07:37:36 | 65
  • ネムナシ @dosukoi24
  • 「さて、と」
    賭け事で稼ぐよりはコツコツと。
    ある程度溜まってきたが、
    さて、と思案する。

    2025/09/16 07:40:10 | 66
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead
    鉄錆、大凡乾いていたから拭えば剥がれるのは直ぐだったろう。
    他を探せば、あとには肩やら脚やらに随分と前についたらしい細かい古傷が見えるばかりで、幸いなことに目立ったものはないように見えた。
    視線巡るの気付けば、何だよ、と視線で言って腕で貧相な体を庇う。親切に慣れんのは環境だか気質だか、ともあれ。

    「……うるせェな」
    「奪われんのは癪だろ」

    図星だったもんだから、言葉ばかりは棘あるけども、声色はやっぱりどっか決まり悪げで。

    「『夢』?……」
    「そりゃあ、また」「曖昧なもんを見たがる奴も居るもんだ」

    腹ァ膨れんだろ。って、見も知らぬ他人の生き様簡単に嘲って、そんで用は済んだとばかりに顔離す。

    そんでもすぐ立ち去る訳でもなくて、視線、ほんの少し店の奥の方へと投げかけられ。
    雇ってる人間も居るんだな。此処には。

    「……なんか知らねえけど」
    「あんたは “まとも” な人間なんだな」

    気持ち和らげた声色がまともに口礼の代わりのようでもあり、
    ──同時に、自分と其方とは違う俺はそうはなれない、と壁作るようでもあった。

    2025/09/16 07:52:34 | 67
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead (文字抜け「まともに口にしない礼の」です)

    2025/09/16 07:55:04 | 68
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「~~~~♪」

    古びた安楽椅子に座り込み、パイプを磨きながら口笛を吹く。
    適当なメロディー、気ままに。

    2025/09/16 07:55:35 | 69
  • キロノヴァ @kilonova
  • 「………」

    高層ビルエピタフを見つめている。

    2025/09/16 08:01:00 | 70
  • リウ @JagdKatze
  • 揺蕩う紫煙に隠れた目線。
    日が照って尚、歓楽街の玉虫色は消えない。
    とはいえ、夜と比べるまでもない程度。

    手持無沙汰に、口寂しさの相々傘。
    ぼんやり立ってばかりでは、そのうちに
    足の先も冷たさに堪えていくだろう。

    ぼんやりしながら、手元の煙草が切れるまで。

    2025/09/16 08:01:39 | 71
  • マキエ76 @chumchum
  • 路地から男たちが楽しそうに駆け出して走り去っていった。
    その後からてぽてぽと歩いてくる下級奉仕員。
    先程まで羽織っていた白衣はどこかへいってしまったようだ。
    奉仕員は???という表情を浮かべ、男たちとは別の方向へ歩いていった……。

    2025/09/16 08:03:48 | 72
  • 汽水 @ramune
  • 「あーら静か!いい朝ね」
    機嫌良く骨牌を手遊ぶ女。人々を眺めて。

    2025/09/16 08:03:51 | 73
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「そんなところに突っ立っていないで、どこかに座ったらどうだ」
    「来るのも居座るのも業は掛からんぞ。どうせ終末の世だ、楽をしろ」

    安楽椅子をぎぃぎぃと揺らしながら、パイプを磨き、笑う。
    終わりが見えているのなら、精々楽しめとばかりに。

    2025/09/16 08:04:32 | 74
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @u464
    『夢』アヘン『夢』アヘンさ」

    つまるところはこの男も、他人の資産を奪い頭を曇らせ自由を奪って、
    搾取したものの上にあぐらをかいて生活しているに過ぎないもの。
    いくらか仕上げを仕立てたなら、貴方の離れるままに男も手を離した。

    「さてね。マジョリティがまともというものであるのなら、
     今こうして業を競って抗っているものたちのほうがきっとよっぽどまともだとも。
     もしもそう感じないというのなら、それは単純に、
     実りもない隣の家の芝を見て、豊かだと言っているようなものだろうよ」

    2025/09/16 08:05:41 | 75
  • しののめ @shino
  • 鼠の地下鉄から戻ってきました。
    今日も元気に走り回っています。

    2025/09/16 08:14:57 | 76
  • sixpence @meaningless
  • 「はー、うめうめ」
    朝飯を喰らっている。ガツガツと威勢よく。

    2025/09/16 08:16:35 | 77
  • リウ @JagdKatze
  • さて、聞こえた言葉はこの男宛のものだったか。
    そうでなくとも、今この身に浸みきった
    退屈を誤魔化すかのように、小さく目線を揺らす。

    「両方タダなら、立ってる方が好きだよ。
     オレは高いとこの方が好きなんだ」

    呟いて、あなたではない何処かに目をやる。
    吐き出す紫煙が、男の貌の輪郭を隠して。

    「もっと楽しむなら、もっと高い処に行くけど」

    丁度、今この場に在っては
    あなたより高い処に居る、と謂うように。

    2025/09/16 08:19:02 | 78
  • オーバーフロー @overflow
  • 「おはよー!」
    元気に挨拶

    2025/09/16 08:19:32 | 79
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead
    「ああ、──」「成程な」

    『夢』とやらの、中身聞けばそんなものかのツラがある。けれども嫌悪はなかった。
    この地の信者が崇める神だの何だの抽象的で胡散臭い何かより、そっちのがこれには余程分かりやすく、身近な形をしていた。

    「それもそうだ」
    「だけど俺は何だって羨ましくてならないんだ」
    「だってそうだろう、」
    「死人にさえ集らねえと生きていけんほど惨めな生もねえよ」

    あんたには関係のない話か。
    生者に集って生きている。
    どっちがいいかだとか知れたもんじゃない。
    はんと嗤って、まあ良くも悪くも、少なくとも しけた面の “厄介払い” にゃなったろうさ。

    「まあ」
    「実りあろうがなかろうが」
    「きっと最後は皆々滅ぶんだって話だもんな」
    「最後の先にちっとでも残るもんがありゃいーね」
    「お互い、さ」

    2025/09/16 08:19:41 | 80
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「そいつは殊勝なことだ。いいとも、そいつも自由だ」
    「あまり高く昇り過ぎんようにな。くそったれな太陽は今日もくそ暑いぞ」

    懐にパイプを仕舞って、ぎぃぎぃと安楽椅子で寛ぎ、鼻を鳴らした。
    おはようと聞こえてきた挨拶には、ふらりと適当に手を振った。

    2025/09/16 08:23:46 | 81
  • @500w
  • 朝だろうが昼だろうが、街自体は騒がしい。
    欠伸垂れ流しながらすり減った靴底鳴らして歩く。
    「ネミー」

    2025/09/16 08:28:49 | 82
  • リウ @JagdKatze
  • 「ご忠告どうも。
     俺も太陽あれは、そんなに好きじゃないよ」

    最後の一吸い、丁度煙草が切れる頃。
    溝攫いの男の忠言を聞き入れて。

    「お仕事お疲れさん」

    気が付けば、人の通りも増してくる頃。
    ぼんやりと名残惜しそうな横目を添えて
    そろそろ、この場を後にしようか。

    2025/09/16 08:35:55 | 83
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @u464
    「羨ましい。なるほどそりゃあ、そうだろうなあ。
     この歳にもなると、なにか羨んで欲することもなくなった。
     きっとそれよりかはお坊ちゃんのように焦がれてあり続ける方が、うん。
     私にはよほど良いもののように思えるよ」

    まともと言われた根源を見て、納得したように頷く。そしてやはり、腑に落ちたなりの論があった。
    あるいは男が自分を称するよりに歳をとった存在であるのなら、年寄りらしい偏屈な頑固によるものかもしれない。
    腕を組み直し、肩越しに見える風景にそうするように、眺めるような目を貴方に向ける。

    「最後まで客の一人でもいりゃあ満足さ。客がいないなら、それはそれで良しとする。
     どうだ、はは。どう転んでも勝ち誇るのだから図太いものだろう」

    そして、見送るように目を細めて。

    「またしみったれた気持ちになったら、また来るといい。
     屋根の一つくらいは、親切ぶって押し売りしてやるさ」

    2025/09/16 08:38:54 | 84
  • sixpence @meaningless
  • 「はよーはよー」
    かっくらいながら途中で顔を上げれば適当に挨拶を流している。
    人も増え始めるくらいに日も高くなったかな。

    2025/09/16 08:40:40 | 85
  • 《蛆》 @u464
  • @kingisdead
    「そんな風に言われんのはさすがに初めてだな」
    「変わってんね」

    けど悪かあないな。
    図太さだって生きるにゃ必要なもんだ。
    最初の警戒随分と和らいで、向けられる目に金色が真っ直ぐ返る。

    「んは、」
    「虫ケラなんざ招き入れて、折角の大事な『夢』が虫食いになったって知んねえよ」
    「俺にゃ有り難え話だ。遠慮する理由もない」

    意地悪く笑って。ふいと踵返す。
    また、とは言わん。
    此処のとやらは終わり定めると宣うらしいが、来たる終わりなぞ神にも知れんだろうから。

    背向けたまま申し訳程度に一度手揺らしてみせて、痩せっぽち、また日の昇って喧騒増え出した街の方へと消えてった。

    いずれまた会うこともあるんだろ。
    互い残る命のあるならば。

    2025/09/16 08:54:27 | 86
  • @500w
  • 「おはようサン」
    毒にも薬にもならない適当な挨拶。
    すれ違ったら覚えてるかもわかりやしないし。

    2025/09/16 08:58:37 | 87
  • キロノヴァ @kilonova
  • 「おはよう」

    挨拶は相手の無事を確認できるからいいわね、と思っています。

    2025/09/16 09:40:39 | 88
  • 帳 夢斗 @sleepzzz
  • 「…久しぶりに、良く眠れた」

    教えてもらった遊びのおかげで今回は良く眠れたようだ。
    いつもより顔色も良く、足取りも軽い。

    「…でも、足りない。もっと、色んな方法を…」

    なんて、ぶつぶつ言いながら歩いて行った。

    2025/09/16 09:44:46 | 89
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「ああ、おはよう。良い終末の朝だ」
    「変わらずくそったれな太陽は今日も昇ってやがる」

    安楽椅子を揺らしながら、黒光りする六連発の拳銃を磨く。
    悪い朝ってことはない。朝が来たってことは、良いことだ。
    まだ終わってないことの証拠だからな。

    2025/09/16 09:46:45 | 90
  • ヨシト @justAstick
  • くあ……と欠伸。宿で眠り、飯を食らい。
    「この調子じゃあ、いずれ腑抜けちまうなア」
    或いは、もうとっくの昔に。ゆらゆらと路地に消えていく。

    2025/09/16 10:02:36 | 91
  • 西風 @narai
  • 「はあ。朝から塵集めして疲れました…」

    路地で蹲っている。

    2025/09/16 11:36:43 | 92
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「溝攫いは地道だ。疲れるのも仕方がない」
    「お疲れさまと労っておこう。業を積むのは良いことだ」

    2025/09/16 12:02:27 | 93
  • sixpence @meaningless
  • 「ん」

    暫く考えた後。

    「また夜来るか」

    骨牌を使った。

    2025/09/16 12:07:22 | 94
  • キロノヴァ @kilonova
  • 「気をつけて。行ってらっしゃい」

    街を発つ人達に声をかけています。
    おまじないのように。

    2025/09/16 12:16:42 | 95
  • ドク @drdoku
  • 「こんちわ~~~……で良いんだよな?今。
     この辺りは昼も夜も一緒くたで時間間隔が無くなっていけねェなあ」

    のそのそと、歓楽街に足を踏み入れる、薄汚れた白衣の男。

    2025/09/16 12:19:00 | 96
  • しののめ @shino
  • 「あ!梟のお医者さんこんにちはー」

    今日も元気にけんけんぱしてます

    2025/09/16 12:20:26 | 97
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「ああ、医者か。こんにちは」
    「生憎と患者はいないぞ、まだな」

    ひらりと手を振って、腰のホルスターに磨いた拳銃を納める。

    2025/09/16 12:21:42 | 98
  • ドク @drdoku
  • 「よっす。元気そぉだなあ、ちびっこ」

    嫌がられなければ子供しののめ頭をぐりぐり撫でるでしょう。
    そして銃を持つキコのほうに視線を向いて。

    「おお。そか。荒事なんかも今日はない感じ?
     ……まだ、って言われるとだいぶ物騒だけどなあ。はは。
     この調子で平和にいってもらいたいもんだ」

    2025/09/16 12:29:26 | 99
  • ストレイト=アルスト @tgx6666
  • 骨牌を燃やし、地下から出る。送る人物のために切り出すくらいの余裕はあったらしい。

    「はぁ、相変わらずクソみてぇな雰囲気だなここも。」

    2025/09/16 12:30:54 | 100
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