記憶

  • 伝書鳩 @omen
  • 「大海、ああ、海。俺は見た事はありませんが」
    「砂の海の真ん中に投げ出されるようなもの、といやそうです。
     まあ、あいにくと何もものを知らないモンですから」

    「そこらのガキ以下です。んだから全部自分で見て回ろう、てだけ」

    2025/09/17 01:57:31 | 1
  • 伝書鳩 @omen
  • 「あそこで種やらの価値が高いのは、
     やっぱお偉いさんの趣味なんですかねェ」

    高層建築物の最上に座す空中庭園。
    そこに植えるものは、多い方がよかろうな。

    2025/09/17 01:59:46 | 2
  • 「へ~どうせ死ぬってのに安定しか取れない馬鹿なレンチューだとしか思えないけどね」

    何かしら事情を持っていると一切加味していない、馬鹿だから。

    「は?ぶん殴りてぇ……

    もう骨牌を出している、何か有ったらぶん殴りに行く構え。

    2025/09/17 02:00:44 | 3
  • 「未来を見ているものだと思ってたが」
    「……趣味か。そうか……」
     わずかに落胆の色を見せる。

    2025/09/17 02:00:57 | 4
  • カイル @Engineer
  • @Kontya67
    あら可愛い!!

    「ふふ、じゃあその時を楽しみにしてるよ」

    終わりの世界でも、僅かな楽しみがあるなら。
    それも一つの幸せだろう。

    何猫かな…長毛種な印象がありますが…。

    「その寛大な心には感謝しなきゃだ」
    「そうじゃなきゃ殴られてもおかしくねぇし…」

    ヤバい自覚はあったけど抑えられなかった(犯人談)

    おや。逃げられるかと思ったが案外強からしい。
    少し目を細めてみせた。

    「自信はないけど」
    「後悔させないようには努力するつもりだよ」

    自信があると言える程、色々と経験が豊富な訳ではないし。
    ふ、と小さく笑えば、
    顎から手を離してまた軽く彼女の頭をポンポンしにかかるとしよう。
    この揶揄いは失敗のようだ。

    2025/09/17 02:01:33 | 5
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「あはっ、私も海は見た事ないよ。同じだね!でも、砂の海の真ん中と言うなら、世界の広がり以上の心細さを感じられるね。
    そんな中で、見て、感じて、学ぼうとする姿勢。終末の時代に新しく学ぼうとする姿勢は素晴らしい限りじゃないか!その先に幸福がある気がするよ!」

    2025/09/17 02:03:32 | 6
  • 伝書鳩 @omen
  • 「その安定を守ってやりたいってお方も居るらしいですよ」
    「まあ何人かは思いつきます。こんなご時世に相応しくないったら」

    ほんとにね。
    人の業がものを言う時代、
    そんな立派な生き方、似付かわしくないったらありゃしない。

    「マ、未来は見てるんじゃないですか。多少はね。
     趣味で集めたところで、
     咲かない種じゃあ意味がないでしょうよ」

    2025/09/17 02:04:22 | 7
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @kltkrt
    小さな声には首を傾げて。目なんて見えないだろと
    また心の中でだけ反発。
    表に見せるのは、変わらず怯えた様子だけ。

    「……」
    あなたの言葉は、思想はちゃんと大きな耳に届いたけど。
    向ける目は一層怪訝な物を見るように顰められる。
    単純な損得で量れない分、こういった手合いは厄介だ……が、

    「………目の前で、買ってくれるなら」
    「もらいます、たべもの。…毒見もしてくれたら、嬉しいですけど」
    それに、に続く言葉を深掘りはしない。

    あなたの考えがどうあれ、業を減らしたいのが本心なら
    こちらに特別、害を加えやしないだろうから。
    それだけわかれば、ねずみには十分だ。

    2025/09/17 02:05:14 | 8
  • 伝書鳩 @omen
  • 「海を知らない、て点については俺も平等ってことですね」
    「まあそうね、自分を生かしてくれるモンのことですから。
     知らないんじゃあ、安心して預けられないでしょうよ」

    今日の命も、その先もね。
    品定めをする為に移ろっているだけだ。
    あんまりお綺麗な人間じゃないらしいから。

    「できる限り幸福でいたいモンですね」

    2025/09/17 02:07:25 | 9
  • 「馬鹿馬鹿しいねぇ、アンテーアンネー阿保らし、何処が良いんだか」

    ペッと唾をその辺に吐き捨てた。

    「種なんて燃やせば業になるただのゴミじゃん。
     ……フクローのとこ燃やしたら業が溜まり放題か……?」

    2025/09/17 02:08:38 | 10
  • 「それはそう。……まぁ悪いことじゃないか」
    「世界が滅びるまで盆栽したい奴のおかげで小遣いがもらえるのだし」

    2025/09/17 02:08:49 | 11
  • 雅尾 @kltkrt
  • 挑発可愛がりが良く効く事で。
    瓦礫の山から出たばかりだが逞しさも凄まじい。

    ただ、どうにも欠伸がおさまりそうにもない。
    また今度なと、声はないものの袖揺らして適当な陰に入っていった。

    2025/09/17 02:09:46 | 12
  • 伝書鳩 @omen
  • 「安定、安寧、俺は好きですよ。結構ね」
    「この場所の大騒ぎも悪くない、てだけ。
     楽しめるモンは、ひとつでも多い方がオトクですよ」

    「こんな世の中ですからね、余計に」

    2025/09/17 02:11:49 | 13
  • No name @Kontya67
  • @Engineer
    特別サービスというやつですそっちだってアイコン変わってるじゃないですか!

    「そう、『その時』までね」

    日数にしてあと何日か。
    あの星が、落ちるまで──

    長毛種の可愛い猫……猫なら全部可愛いですからねぇ……

    「殴、え?」「ほんとに、なにが……?」
    「殴らないから」「安心して、ね?」
    おろおろ……

    「良いこと、言うじゃん」
    「なら、いいよ」「二人きりの時にね」
    いたずらっぽく、笑って見せながら。

    そして頭をポンポンとされる前に、一歩後ろへ。
    「にゃ……」
    「そろそろ、寝に行くね……」

    あくびと共に出た涙を片手で拭いながら。
    夜も更けに更けている。そろそろおねむの時間のようだ……

    2025/09/17 02:12:06 | 14
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「大丈夫、今はもある意味で皆平等な世界だから」
    業がイコールでその人の価値、良くも悪くも、皆同じかもしれない、などと。MNETROで生まれ、育った男はほざく。
    「ふふ、でもやっぱり貴方は賢い人だね。生き方を心得てないとそうは言えないじゃない?生かしてくれる物を色々知った後、生きやすい場所を見つけられたら、出来る限りの幸福もきっと待ってるさ」

    2025/09/17 02:12:57 | 15
  • 「そーかいそーかい……眠、寝るか」

    自由奔放、狐面が居なくなったらとっとと寝床に消えた。

    2025/09/17 02:14:32 | 16
  • 伝書鳩 @omen
  • 「理由が何であれ、良い小遣いになる事だけは変わらん事実ですからね」
    「叶うことならぜ~んぶ高値が付いてほしいモンですが」

    欲張りなものだから高望みをしてしまうね。
    仮にそんな場所があったとして、裏を勘繰ってしまうだろうが。

    2025/09/17 02:14:33 | 17
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「寝るのかい?おやすみ、良い眠りとなったら良いね!」

    2025/09/17 02:15:56 | 18
  • 伝書鳩 @omen
  • 「皆平等、そうですかねェ、そうなのかも」

    降り積もる業にはどうにも重い軽いがあるらしいが。
    そうだと思うならそうなんだろう。
    そのように扱うなら、その場ではそれが妥当になる。

    「生きるのに必死なだけですよ。
     生きなきゃあ、な~んもできやしませんで」
    「ま、生きた先に幸福があるといいなと思いますよ、俺も」

    2025/09/17 02:18:21 | 19
  • 雅尾 @kltkrt
  • @lostarmrat
    何思ったか小さく笑う仕草。
    特に言葉もなく、触れられても流してしまうが。

    『勿論、良いぜ。それで納得できるのなら』
    『…ああ、毒見は考えておく。恥ずかしがり屋なんでね』
    言いながら面に触れる手あって、笑う声が面の内に。

    勿論の事だが、これは嘘だと分かっていい。
    恥ずかしがり屋はもっと身を潜めているだろうし他者の喧嘩にも乗らない。
    第一さっきの発言から精神性は伺えるだろうから。

    『しかし今日の所はお転婆の相手もしたし、また今度にしようか』
    『その日まで野垂れ死にする事無く頑張って生きてくれ、な』

    言って、寄せていた身を離そうか。
    引き止める様子なければそのまま、暗い陰へと消えていくのだろう。

    2025/09/17 02:22:18 | 20
  • カイル @Engineer
  • @Kontya67
    変えるのが少し手間なのが厄介ですね此方も抜かねば無作法というもの

    その時、との言葉に静かに頷いた。
    確実に刻一刻と近づいている。
    止まる事はなく、

    それはそうなんですよね…。

    「うん、安心しとく」
    「優しいね~、ベリルは」

    今日は狼狽に悪戯に忙しい会話だった。
    しかしそれはそれで仲良くなれている印なのかもしれない。

    「OK、許可を下ろしてくれてありがとう」
    「…今日の番は必要か?」

    するりと逃げられる頭に、また宙を切った手。
    残念と肩を竦めると、監視役の有無を問うた。

    是なら貴女と共に。否ならその小さな背を見送るだろう。

    2025/09/17 02:22:36 | 21
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「そうだとも」
    人もリソースの一部になって、それすらも等しく終焉の一端を担うのならば、きっとそうだろう、と。尤も、これでは詭弁にすらならない。
    「命あっての物種、苦しみは死の先には多分ないかもしれないけど、生きてる時にしか出来ない事は多いからね。
    だから、貴方がそうあれかしと望むのならば、追いつくさ、幸福は必ず。ね!」

    2025/09/17 02:23:28 | 22
  • 伝書鳩 @omen
  • 「死の先か。考えた事もないな」
    「ハハ。せいぜい置いてかないよう気を付けますかね」

    幸福ってやつをね。
    限りある今を生きて駆け抜ける事に必死で、
    何もかも置いてけぼりにしかねない人間だ。

    2025/09/17 02:26:33 | 23
  • No name @Kontya67
  • @Engineer
    さてはあんた、強者だな?さてはあんた、強者だな?

    猫、みんな、可愛い。
    犬もみんな、可愛い。

    「どうやらわたしは」「優しい、らしい」

    むふーっと自慢げ。
    背中を完全には預けられないけど、きちんと信頼は寄せているみたい。

    「んー」「せっかくなら、お願いしよっかな」
    一足先に、向かった……かと思えば

    途中でふりかえって、
    「わたしのこと、撫で回したいんでしょ?」
    と、言い残して昨晩とおなじ寝床へ向かうのだろうな。

    2025/09/17 02:28:57 | 24
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @kltkrt
    先程から見える人を揶揄う様子といい。
    食えない奴だな、と怯えるふりして肩をすくめ。

    「……はい、それでいいです。
     …毒見は、嫌なら別に。もらえるだけ…ありがたいので」
    隠す奴には大抵、隠すなりの理由がある。
    単なるファッションなんて場合もあるけど。
    今のところの印象では、あなたは前者だろうと踏んで。

    勿論、お前みたいな恥ずかしがり屋がいるか、という
    声に出さない悪態も忘れずに。

    「ふ、……はい、そうですね」
    「また今度。…ごはん、まってます」
    乱暴者をお転婆呼ばわりするあなたに小さく噴き出したのを誤魔化すように。
    殊勝に頷いては小さくぺこりと頭を下げて。
    去っていくあなたの背を、その場で見送るのだった。

    2025/09/17 02:33:17 | 25
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「ふはっ、でも死の先は貴方はあまり深く考えない方が良いかもね、死の先を思う程に死の恐怖は薄れるかもだけど、憧憬が出来たら生きる為の阻害になるかもだから。
    だから、幸福をちゃんと連れていき続けたいと思うなら、もしも困ったらいつでも相談にでも乗るからね」

    今を生きるのに必死なのも仕方がない事で、この時代に幸福について考える時間のほうが普通はない。
    ただ、生きる。それだけも厳しい世界なのだから。

    2025/09/17 02:35:04 | 26
  • カイル @Engineer
  • @Kontya67
    いえいえまさかそんな特大ブーメランですよ~~~

    つまりはこの二人も須らく可愛い、ってこと…。

    「そうだよ」「少なくともオレからしてみればな」

    信頼されるなら、相応に返さねば。
    他者は自分を映す鏡とよく言うのだし。

    ハハ、バレちった?…ああ、そうだよ。その通りオレは君に悪夢を見て欲しくないだけだよ

    振り返った彼女へは考えがバレてしまったとおどける仕草。
    本心は、心の中にひっそり。

    そうして今宵も二人揃いの足音を。

    2025/09/17 02:37:43 | 27
  • 伝書鳩 @omen
  • 「まァね。先の事なんて考えてる暇もありゃしませんし
     先があったとして、今は今なモンです」

    相談ねえ。言われた言葉を舌の上で転がすそんな暫しの間。
    他所で見た人間のように、人が好いのか、或いは。

    「あァ嫌だったら答えんで構わない事ですが」

    「あんたの幸福ってあるんです?」

    2025/09/17 02:41:10 | 28
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「ま、どのみち先の事は起きないと分からないもんね」
    その通りだ!と貴方に同意する様に笑っていたが、続いた言葉に目を丸く。

    「私の幸福?」
    そう返されるのは、思えば初めてだった物だから虚をつかれたが、すぐに笑みが戻る。
    「それは、今を生きる人達が1人でも多く幸福を得られる事。それが私の幸福だとも」

    2025/09/17 02:50:53 | 29
  • 伝書鳩 @omen
  • 「そォ」

    誰かの為の幸福。誰かの為の理想。
    夢という形で以前、何度か聞いたものだ。
    まあ、軽かないな。であれば上等。
    だが、まあ、だ。

    「ふン」

    鼻で笑うというよか、納得したような音。

    「俺のとは違いますね」
    「手が届かなくもない、てとこは似てますが」

    手を伸ばす先が広すぎるってのは似ていない。
    それはそれで、これはこれ。
    参考になるかは、さあどうだか。

    「マ、話半分に聞きますよ。
     相談する事がありゃあ、そん時はね」
    「あんたの幸福も、ひとつでも多けりゃいいですね」

    2025/09/17 02:56:44 | 30
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「程良く、夢と言えるラインだろ?貴方にも、そうした夢がちゃんとあるんだね」

    貴方の反応に何やら、どこか満足げに目を細める。
    この時代にしては滑稽な夢で、言葉だけにしたら無理も同然なもの。こんな夢を持つ者もいる、それが何かの参考か、或いはそれも見た物の1つになれば良いのだが。
    貴方の夢は一体何なのか?

    「ふふ、アテにする。ぐらいでも良いさ、そもそも今こうして話をちゃんと聞いてくれてる時点で嬉しいものだし!
    大丈夫だよ、私は幸福を広める為に活動してる。私の幸福はきっと、勝手に、1人でに追いつくから。でも、ありがとう」

    2025/09/17 03:15:02 | 31
  • 伝書鳩 @omen
  • 「あんたのそれは、人の言っていた夢ってやつに近い。
     俺のは、どうでしょうね。
     夢というよか、当たり前の欲求かも」

    夢を抱く事もまた、当たり前の欲求かもしれないが。
    とはいえこんな世の中だ。
    人々が夢を見なくなったとして、不思議でもないもの。

    「少しでも多くの人間に、てのは
     追い掛けるうち、いつの間にか全部取り落としそうなモンです」
    「そォなんないように、てね」

    人間の手って、ふたつしか無いものだから。
    その場その場で持てるものだけにしておかないと、
    なかなか全てを満たし続けるには難しい。
    そうしたいと願うのは、立派な心掛けだけどもね。

    「聞くだけでよけりゃあ、いつでも喜んで。
     俺はものを知らないモンで、誰の話も値千金です」

    「属する場所も無いモンで、ひとつところに留まりはしませんが。
     伝書鳩と言や、概ねこのあたりでは俺とわかるでしょうよ」
    「梟首に肖った名前です。わかりやすくていいでしょう」

    2025/09/17 03:31:53 | 33
  • フヨウ @enjoylove
  • 「噂通りの場所やな此処ぉ……。
     此処住んどる人たちって何か楽しみあるんかな」
    「何も知らんと大きい迷路みたいで楽しそうではあるんやけど」

    サンダルがざりざりと地面を擦る。
    切り揃えた髪を揺らして辺りを見回す様子はいかにも一見さんといった様子だ。
    安っぽい袋を片手に、男が一人ぶらぶらと歩いている。

    2025/09/17 03:34:19 | 34
  • エーヴェルト @Admjgptw23
  • 「雰囲気が違うな……。違う場所にいたせいか?」

    2025/09/17 03:38:15 | 35
  • 伝書鳩 @omen
  • 「お。どォも」
    「さっきまでは大騒ぎって楽しみがありましたよ」

    楽しみと言えるのか?言えるのかも。
    これがMETRO流か、という言葉に誰も否は返さなかったし。
    ともあれ、以前に見掛けたような見掛けなかったような
    よそ者仲間にはひらと気軽に片手を振った。

    2025/09/17 03:39:34 | 36
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • 大体の奴が寝床に戻って、もう随分と静かになったと思っていたが。
    残る奴はいるし新しく来る奴も居るもんだ。

    乾く前にと隅で静かに水たまりを啜っていたねずみは
    新にやってきた人影をちらと一瞥して、また水に口を付けた。

    2025/09/17 03:40:13 | 37
  • フヨウ @enjoylove
  • 「どうもぉ。大騒ぎか、それは賑やかでええなぁ」

    楽しい気分になったならそれは楽しみなのかもしれません。

    「……ううん?お兄さんなんか曙光んとこでも見たツラやな。METROの人?」

    聞いていないのでまさかよそ者仲間とも思うまい。
    けらけら笑いながらこちらも手を振る。

    2025/09/17 03:43:55 | 38
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「その水美味い?」

    その男は女物の甘ったるい香水を纏わせ不躾に。
    声を飛ばしながらざりざりと無遠慮に貴方のほうへと歩いていく。

    2025/09/17 03:46:31 | 39
  • 伝書鳩 @omen
  • 「そォ賑やかで。瓦礫の山と仲良くしてた人だとか」
    「禍根は残ってなかったんで楽しかったんでしょうや」

    実態は吹っ飛ばされてこんにちはなのだが。
    それもまあ、雰囲気からして深刻なものではなかった。
    じゃれ合いのようなものだったんだろう。多分だけど。

    「ン。あァ、やっぱ曙光に居た人ですか」
    「何処の人かってェと、何処の人でもないですね~
     色々見て回ってるトコです。あんたも同じような感じで?」

    けらけら、愉快そうに笑えばこちらもへらと薄い笑みを返す。
    よそ者仲間です。実はね。

    2025/09/17 03:48:02 | 40
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「ご飯を食べて、寝て、起きて、それが普通だと言える日々が欲しい、見たいな。今の時代には贅沢で、だけどこの時代に夢として抱くに足る欲求、みたいな物か。良いじゃないか、それを夢と言っても」

    具体的にはそうではなくとも、言い回しからしてそれに近い物か。だから、夢を見られない世界だからこそ、そうした物も夢と定義する事で、少しでも可能性という形で希望を抱けるかもしれない。人によるかもしれないが──

    「あはっ、それは…気を付けないとだね、肝に銘じるよ。皆に良い幸福と良い終末が訪れる為に、諦めないさ」

    夢は夢でしかない、そんなオチが見える夢。自分の命ですら保つのが難しいのに、人の幸福なんて重い荷物、取り落とさないはずがないというのに。
    だが、男の手は2つのまま、汚れたまま、そうほざく。最後までそう言い続けるのかもしれない。

    「ふふっ、ありがとう。良い縁が出来たよ!
    梟首故に、鳩。良いネーミングセンスだ、ものを知らないと言うものの、表現力がすごくあるじゃないか!覚えたよ、伝書鳩。
    私はロウ・パラデス。もしも私に用があれば、私はいつでもここにいるとも」

    2025/09/17 03:50:41 | 41
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    水を飲んでいても近づく気配には敏感で。
    それは甘い香水の香りがあれば尚更。
    怯えたように身を竦ませつつも、素早くあなたから距離を取るだろう。

    「………味は、どうでもいい、です」

    逃げるべきか迷いながら、暴力の気配がないなら
    ひとまず留まって、そんな返事。
    か細い、子供らしい高い声だ。怯えた仕草に似合わず、震えは殆どない。

    2025/09/17 03:51:06 | 42
  • 伝書鳩 @omen
  • 吹っ飛ばされて、というよか
    飛び蹴りをかまそうとして避けられた形か。
    記憶の齟齬を直して修正とした。

    2025/09/17 03:51:16 | 43
  • フヨウ @enjoylove
  • 「かわええ喧嘩やな。
     引きずってるんも傍から見りゃただの美味い肴になるから幾らでもドロドロしてくれてええんやけど」

    完全に他人事。じゃれあいの可愛い空気もそれはそれでいいものだが。

    「放浪してんねや、お兄さん。それはそれで自由で楽しそうやわ」
    「まだ梟さんの方見てないんやけど、話聞くに俺は曙光のほうに長居しそうやなぁ。
     此処が楽しかったらこれからも顔出してみようかなとは思うけど」

    よそ者仲間だった。身ぐるみ剥がされていないようだし、此処って思っていたよりも随分と可愛くて空気がいいのかもしれない。

    2025/09/17 03:56:12 | 44
  • 伝書鳩 @omen
  • 「ハハ。今の御時世、俺のそれを大きな声で夢と言おうモンなら
     そこかしこから笑われちまいますよ。」
    「尤も、あんたは笑わんでしょうがね」

    どんな夢であったとして。
    笑いやしないんだろう。それが幸福のかたちであるのなら。
    そういうところはまあ、信用ができそうではあった。
    まあ結局は大声で言うには恥ずかしい事なんだ。どうか察してね。

    「ネーミングセンスは、まあ俺を拾った梟首の方のモンですが」
    「できる限り長く、良い縁だと思っていていただきたいモンですね。
     願わくば、世界の終わりまでね」

    「ロウ・パラデス。
     ものを知らないなりに、よくよく覚えておくとします。」
    「あんたに話したい事があれば、またここに来ますよ」

    何処にも属さない人間、いつだって身軽なもんでね。

    2025/09/17 03:57:04 | 45
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「おうおう、警戒できて偉いなぁ」

    すかさず距離を取る貴方にけらけらと。男は気にせず軽薄そうに笑みを浮かべる。

    「安心しぃ。いきなり取って食ったりせぇへんよ」
    「ただちょっと興味があっただけ。
     でも味はどうでもいいなんて勿体無いなぁ。
     美味いもんとか飲んでみたない?」

    怯えた仕草。でも何か引っ掛かりはする。
    その違和感に更に興味を示したのか、男は瞳をやわらかに細めながら手にしたビニル袋を揺らした。
    よく見ると何かガラス瓶のようなシルエットがある。

    2025/09/17 04:00:09 | 46
  • エーヴェルト @Admjgptw23
  • 「大騒ぎ……うーん。どうもウキウキしなくなったなあ。
    末ならばこうなってしまうか〜」
    ありがとうと例を述べた。

    2025/09/17 04:00:20 | 47
  • エーヴェルト @Admjgptw23
  • 「寿を司るは祝いの食べ物〜。もう寝よう……」
    欠伸がでかい。そのまま宿なりどこかなりで眠った。

    2025/09/17 04:02:52 | 48
  • 伝書鳩 @omen
  • 「美味い肴に見合う酒が無いのが残念なこってすね。
     ここの酒、暁光と違って安酒でしょう」

    自分は飲んだ事は無いのだけどね。
    梟首のように監視、もとい秩序の無い場所では
    自分の限度も知らずに酔うほど身の程知らずに在れなかった。

    「そォ、身軽でいいもんですよ。失うモンもそれほど無い
     何処にもそれなりの楽しみがある、てのが
     今んトコの感想ですね。俺としてはの話になりますが」
    「こだわりが無いなら、好きな時に好きなトコに居られるのが一番です」

    「梟首はどうも真面目な方が多いようですから、
     誂い甲斐があるかもしれませんねェ」

    誂ったとして、頭カチ割られるような場所でもない。
    相手がよっぽどの向こう見ずでない限りは。
    そういう意味では平和な場所。

    2025/09/17 04:03:20 | 49
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「お察しの通り、笑わないとも。だって、その人にとってそれが夢であるとするなら、そこに貴賤はない。そうなれば良い、そこへと辿り着きたいという理想があるのだから、どれも尊いじゃない」

    幸福にも様々な形があり、そしてどんな幸福も背を押したい男にそれを笑うなんてとんでもない!
    しかし、胸を張ってそれを宣言しろとは言えない。それは幸福ではない可能性もあるから。恥は誰にでもあるからね。

    「きっと良い縁として続くさ、貴方が付けてもらったその名前は、縁を紡いでくれる名前さ。伝書鳩は人から人へ伝えてくれるものだから。
    だから、いつでもおいで、私は相談とかでなくとも、どんな話でも歓迎だからさ」

    或いは、旅先で見かけた時に声をかけるかもしれない。

    2025/09/17 04:06:45 | 50
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 気付けば、見慣れない顔が数人。笑みを浮かべながら会釈を各々に。
    「自由と混沌のMNETROへようこそ!楽しんでいって欲しいね!」

    2025/09/17 04:07:48 | 51
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    機嫌も損ねず、笑いまでする様子に何だこいつ、と
    声には出さず前髪の下から警戒の目を向けて。

    取って食わないと言われた所で
    なんだそうなんだ、なんて無邪気に近寄りはしないけど
    その言葉と揺れる袋に浮かぶシルエットに、興味を示すように顔を向け。

    「……なん、ですか。それ」

    知らない人間からもらう物なんて、危なくて口を付けられない。
    だからこうして、誰のものでもない雨水を啜っているわけだけど。
    たまに居る施したがりの一人だろうか、と首を傾げつつ中身を聞く。

    2025/09/17 04:09:08 | 52
  • フヨウ @enjoylove
  • 「そも、ここ酒あるん?
     そこかしこの地べたに溜まってる奴が酒言うんやったら一周回って安くても飲んでみたなってきたけどな」

    水たまりを啜っていた鼠を一瞥する。
    当然味が良ければ嬉しいが、酒に求めるのは気分が良くなるかどうかだ。面白そうならそれでも構わない。

    「てっきり梟さんとこはルール守らん奴が行ったら即座に首飛ばされるもんかと思ってたけど、そうでもないんやな」
    「おちょくっても生きていられるんやったら遊びに行ってもええなぁ。
     俺は結局、面白ければそれでええもん」

    ありがとなぁ、とへらりと笑った。

    2025/09/17 04:11:44 | 53
  • フヨウ @enjoylove
  • 「これはどうもご丁寧に。お邪魔させてもろてます」

    会釈をした彼にひらりと手を振る。丁寧な人もいたものだ。

    「来たばかりやからね、少し探検させてもらいますわ」

    2025/09/17 04:13:25 | 54
  • 伝書鳩 @omen
  • 「ある所にはあるんでしょうよ。
     こういうトコに闇市ってな、付き物でしょう
     最も、俺達の知ってる酒を同じとは限りやしませんが…」

    そのへんの水溜りを酒と呼ぶ者も居るのかもね。
    一口啜っただけでも酩酊よりもずっと高くの天国が見られそう。

    「些細な個人のいざこざにすっ飛んで来るほど
     お偉方も暇じゃあないんでしょうね。
     結局のところ、俺達は梟のお膝元に集まる塵芥に過ぎませんで」
    「大きな騒ぎさえ起こさなけりゃあ、何処も似たようなモンです」

    親切心、というよか単なる暇潰しの世間話だ。
    とはいえ笑みを向けられれば、
    にへ、と笑ってどォいたしまして、と返す。

    2025/09/17 04:18:52 | 55
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「METROとかいう知らんとこの知らん人と仲良うなりたくてなぁ。
     お近づきの印って奴や」

    興味を持ってくれたと分かれば、男の笑みもぱっと明るくなる。

    「酒や酒。甘いのと辛いの二本ある。
     少なくとも地べたの水よか腹ぁ下す確率は少ないと思うし、気分も上げられる最高の飲み物」
    「当然、変なの盛ったりはしてへんよ。
     何なら一緒に飲んで証明したってええ。
     チビちゃん、興味ない?」

    相手は明らかに子供のような見目をしている。おまけに警戒されたまま。
    それすらも気にしないと言わんばかりに男はへらへらと誘いをかけた。

    2025/09/17 04:20:36 | 57
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「ふふ、地下空洞はまさしく探検の名に相応しい場所だ。貴方のお眼鏡に適う面白い物が見つかればよいね!あぁ、でもスリとかにはお気を付けを、ね」

    2025/09/17 04:21:07 | 58
  • フヨウ @enjoylove
  • 「それもそうやな。闇市あるんやったら覗いてみたいわ」

    後でそれも探しとこ、なんて頭に留めつつ。

    「成る程なぁ。そら無数に飛んでる塵なんて気にかけてたらキリないわ」
    「それ聞けただけでも此処に来た甲斐あったわ。
     面白そうなもんは幾らだって味わいたいしな」

    食わず嫌いは勿体無い。あとであのお堅い鳥達の集まる場所に遊びに行ってやろう。

    2025/09/17 04:30:03 | 59
  • フヨウ @enjoylove
  • 「オススメ話も忠告も。ええもん聞けたなぁ」
    「じゃあ早速スリに気をつけつつあちこち見てくるわ、ほなまたねお兄さん達」

    男は嬉しげに玉虫色の瞳を細め、何人かに手を振ってから歩き始める。

    「……よそ者は大人しくしておこうと思ったけど、スリ仕掛けてくる鼠は齧ってもええやろ。喧嘩も起きるようなとこやしなぁ」

    甘い香水は静かに遠ざかっていった。

    2025/09/17 04:31:41 | 60
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「仲良く……ですか」

    向ける目の色を警戒から怪訝へと変えながら。
    本心にしろ嘘にしろ、余所者の持ち込み品は貴重だ。
    安全で、己の胃に入ってくれるというなら、ありがたい限り。

    「酒………」
    「………味は、どっちでも。…先に飲んで、毒見してくれるなら」

    お近づきの印に憚ることなく毒見と言ってのけながら
    警戒混じりに、あなたの誘いに乗るだろう。
    ――酒は飲んだことがないけど、水の代わりになるのだろうか?
    好奇心で動けば猫だって死ぬとかわっているけれど、
    なにしろ胃が空っぽなのだ。雨水で飢えをしのごうとする程度には。

    2025/09/17 04:34:30 | 61
  • 伝書鳩 @omen
  • 「どうぞ気ィ付けて。何処かで会う事があれば、またいずれ」
    「俺もそろそろ寝床を探すとしましょうかね。
     ここで良い寝床を探すのは骨が折れそうだ」

    こちらも手を振り返し、その場に居る者に別れを告げて。
    張り巡らされた鋼鉄の道の抜け殻に、
    泡沫の安息を求めて消えていくんだろう。

    2025/09/17 04:37:57 | 62
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「そ!ギスギスしても俺ぁ別に気にせんけど、仲良え人多い方が過ごしやすいのは確かやし」

    そんなこと言って適当な地べたに躊躇いなく胡座をかいた。

    「乗ってくれるん嬉しいなぁ。
     酒の毒味ならいくらだってやったるわ」
    「ほらおいで、おチビちゃん」

    瓶の蓋をぱきりと回して開け、いかにも安物そうなグラスを二つほど袋から取り出した。
    どちらのグラスにも軽く注いで、順番に飲み干していく。

    「……ん、飲みやすい葡萄酒やなこれ。
     どっちのグラスでも使うてええよ」

    並べて置いて注ぎ直し、ニコニコと獣人を見やる。
    男の様子は急変することもない。
    もしグラスの中身を口にするなら、喉を焼くようなアルコールと言葉通りの甘さが鼻腔や口を通り抜けるだろう。勿論毒らしいものは特にない。

    2025/09/17 04:48:05 | 63
  • アトーイ @Imitationbox
  • 何らかの革をガムよろしく咀嚼しながら、熱心に塵を構っている。微々たるものも積み重ねれば沢山の業になるのだ。

    2025/09/17 04:52:07 | 64
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「……そういうもの、ですか」

    METROじゃさっぱり聞かない意見だ。
    表面上敵意なく振舞って、隙を見て食い物にする。
    そんな奴しか見たことがないものだから、いまいちピンと来ないまま。

    あなたが酒の毒見をするのを、前髪の下からじっと見つめて。
    それからようやく、そろりそろりと近づいていく。
    腕でも伸ばされればばすぐ逃げられるよう構えながら
    置かれたグラスに鼻を近づけ、ふんふんと匂いを嗅ぐ。

    「……、…」

    初めて嗅ぐアルコールに小さく首を傾げてから。
    おそるおそる、犬のように舌を伸ばしてグラスの中身を舐めた。

    「……!!っ、う゛…ぎゅ!!」

    滅多に感じることのない甘い味、と、酒精に焼ける喉。
    びっくりしてひと舐めで顔を離し、前髪の下で目をぱちぱちと瞬かせた。
    伏せがちな丸い耳が驚きでぴょん!と跳ねている。

    2025/09/17 05:02:47 | 65
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「そういうもんや。なくても困らんけど、あったら嬉しい。でも依存してまうと危ないやつ。
     酒や煙草と一緒」

    人の繋がりを嗜好品と同列に語った。この意見はあまり参考にならないかもしれない。

    「うわははははは!かわええなぁ!」

    初めての飲酒。びっくりの反応。
    じっくり見守り得られたリアクションに男は大喜び。
    げらげら笑ってもう片方のグラスに手を伸ばし、自分も酒を一息に呷る。

    「おチビちゃんには刺激が強かったなぁ。
     それが大人の味って奴やけど、ご感想は?」

    2025/09/17 05:12:31 | 66
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「…………」

    どれもよく知らないけど、多分同列じゃないんじゃないか?
    無言の沈黙にそんな疑惑を乗せて。
    もっとも、依存という感情すら碌に知らないねずみじゃ意見もできないけど。

    大笑いされ不服げに口を歪めてあなたを見上げる。
    見えているのは口元だけとはいえ、よく見せる怯えた仕草には似合わない表情かも。

    「…まあ、ちょっと驚い…きました、けど。
     毒じゃないなら平気、です。……味は、雨水よりマシだし」

    喉がひりつかない分、雨水の方が飲みやすいだろうか……?
    でも飲めないと言うとまた笑われそうな気がする。
    少しだけグラスを睨むように眺め、おそるおそるまた口を近づけて
    ぴちゃぴちゃ、音を立てて中身を舐め始めた。

    ……重力に従った毛先がいくらか、グラスに入っているが。
    自力じゃ取り除けもしないので放置したまま。

    2025/09/17 05:29:19 | 67
  • 缺(チュエ) @INo02
  • 「へえ」「流石のこの時間も鉄道は眠るか」

    金具を浮かべて、握って、瞬く間に 文字通り業を煮やす。
    それだけを行うために来たようなもんだが、
    急いで離れる必要のあるほど、力に自信がないナヨナヨ男ではなかった。

    「威勢を張る必要はないのは気楽だけど」
    「気が抜けるって訳じゃないのはどこも同じだな」

    2025/09/17 05:38:17 | 68
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    くつくつと喉を鳴らす男の視線は子供の口元。
    怯えた仕草を見せるけど、存外骨のあるやつなのかもしれない。

    「おお?案外平気そうやん。
     もう少し大きくなったらもっとイケる口になりそうで楽しみやわ」

    大きくなる前に世界終わるねんけど、とか。
    ぶっちゃけ子供の身には毒かもなぁ、とか。
    言えることはあったけれど全部まとめて胃の腑へ落とした。
    知らない方がいいこともある。黙ってる方が後々楽しいリアクション見せてくれそうな時もある。

    「言うの忘れ取ったけど、君腕無いんやね。
     髪の毛邪魔やない?どかしたろか?」

    両腕が喪われていることには大して気にした様子もない。あっけらかんとした様子で事実を述べ、提案を口にする。
    とはいえ警戒されている身なので、断られるものだと最初から思ってはいるが。単に反応が見たいだけともいう。

    2025/09/17 05:45:14 | 69
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    大きくなったら、も何も世界が終わることはねずみだって理解している。
    ふん、と小さく鼻を鳴らして。鼻を通ったアルコールの匂いに尻尾がぴん!となる。
    いくらか賢いねずみでも、酒が子供に毒だなどという
    一般常識は残念ながら持ち合わせがないから。
    グラスの中身はちょっとずつ、子ねずみの喉を流れていくだろう。

    「………、ないから何、で、すか。
     こっち来、…ないで、ください。かみます、よ」

    警戒心は健在なものの、敬語が所々怪しくなっている。
    本鼠に自覚はなさそうだが、酔いが回っているらしい。
    嫌そうに少し身を引いて見せる仕草も、最初に見せた動きより緩慢だ。
    とはいえ、それでも手を出せば言葉通り噛んで来るかもしれないが……

    2025/09/17 06:00:10 | 70
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    「何って、特に何もあらへんよ。俺には関係ないことやし。
     ただ犬みたいに飲んでる理由がようやく分かったってだけ」

    あっけらかんと答える。哀れみも何もない。他人事なので。
    助けてくれだとか手伝ってくれだとか、いじらしいこと言うなら無関係ではなくなるのだがこの子供はそういったもの言わないだろうことを男もこの短い時間で薄々察している。

    「へぇ。噛んでくれるん?
     ……はい。君のお好きに」

    グラスを置き、小指を立てて空いた手を子供に差し出した。
    撫でようだとか髪をどけようとかそんな意図はなく、ただシンプルに前に出しただけ。

    雨水を啜るほどに空腹だったのに、そこに割り物もなくアルコールを入れればよく回りもしよう。
    酔いが回り始めた鼠を、この男はどこまでも玩具として楽しもうとしている。

    2025/09/17 06:12:17 | 71
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「………悪かった、ですね。見苦しくて」

    今までに比べ反抗的な返事。己より体格のいい相手には
    基本的に従順な態度を取るようにしているのだけれど。
    酔いで鈍った頭は取り繕いの言葉を上手く組み立ててはくれない。
    それどころか、ちっと小さく舌打ちまで出てしまった。日頃の癖なものだから。

    「…………」

    差し出された指に顔を顰める。
    また馬鹿にしているんだろう、と小指を穴が開くほど眺め。
    …こっちは大人の指を噛み千切ったことだってあるんだ、と。
    先程笑われた分の意趣返しに、葡萄酒で汚れた口をあけてあなたの指に歯を立てた。

    「……、…?? ……ッ!」

    がり、と。噛み千切りはしないまでも血が出る程度に
    力を込めて噛んだつもりの歯は、皮膚を食い破ることが出来ず。
    甘噛み…は流石に越えているまでも、怪我に至るかは微妙な力で。
    子ネズミは半ば混乱したまま、あなたの指をがじがじと齧っている。

    2025/09/17 06:31:35 | 72
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 自ずと宛を以て子連れが訪れるってのも奇妙な話。
    紫煙揺らしながら地下大空洞の街並みを闊歩する。

    「雨脚に嫌われちまったかしらね」
    「長い事奴さんの顔見てない気します」

    2025/09/17 07:22:44 | 73
  • がらくた拾い @caiber
  • *寝床から這い出る子鼠の姿*
    *出てくればさっそくがらくた拾いを始めるのでしょう*
    *がらくた拾いか飯漁りか*
    *略奪を除けば生きる術などそのくらい*

    2025/09/17 07:23:24 | 74
  • ふにゃふにゃでねむねむに顔を擦りながら少女も出てくる。

    「みー……」

    鼠ではない。

    2025/09/17 07:44:02 | 75
  • がらくた拾い @caiber
  • 「?」
    *最近ここいらで見た覚えのない顔*
    *単に気にもとめなかったからでしょうか*

    *見ない顔に向ける感情なんてろくなものではありません*
    *物でも落とせば貰っていくのに、とか*

    2025/09/17 07:53:14 | 76
  • 火かき棒で地面を探りながら歩く姿からは、盲である事が容易く分かるし。
    うーうー唸っている所を見れば、頭が弱いんだろうという印象を与える。

    格好のカモかも。かも。

    2025/09/17 07:57:29 | 77
  • 〝幽霊〟 @oborozk
  • 「今日も一見さんがよう来はりますなあ」

    数時間ぶりに口を開く。誰とも視線は合わせずに。

    2025/09/17 08:02:04 | 78
  • がらくた拾い @caiber
  • *幸運なことに、子鼠は略奪をしない主義でありました*
    *幸い朝方は血の気の多い人々も少なく*
    *ちゅうと一鳴き、どさくさに紛れられるだけの喧騒を待ちます*

    *どうせ待つだけでは何時間も収穫など無いのです*
    *また、がらくた拾いの音が響きます*

    2025/09/17 08:04:18 | 79
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「歩かせ過ぎたかな」「歩かせ過ぎたな」
    「やあ、託児される経験がなさすぎる」

    自己完結。
    カモが葱を白杖に歩いてるようなものだ。
    言葉に欠ける子供の手を引っ張ってやる。

    「ほれ、寝床は傍まで迫ってますよ」

    2025/09/17 08:05:24 | 80
  • 〝幽霊〟 @oborozk
  • 「朝露乾く頃には、また濁った音で騒がしゅうなるんやろなぁ」

    盃に残る透明な一雫が、僅かな光を反射している。

    2025/09/17 08:07:39 | 81
  • 〝幽霊〟 @oborozk
  • 「お医者ごっこの次は託児所とは、芸達者やなあ」

    2025/09/17 08:09:16 | 82
  • 「ぷー」

    あっちからこっちまで、そっちから向こうまで。
    うろうろとこの男に連れられて歩いてるんだから、歩かせ過ぎは正しい。

    葱を背負った鴨らしい子兎は大人しく手を引かれている。むにゃ。

    2025/09/17 08:11:36 | 83
  • がらくた拾い @caiber
  • 「なるほど」
    *似つかわしくない身なりと思えば*
    *保護者がいるならやや納得*
    *こういうことがあるから略奪はリスクが大きいのです*

    *あの様子では簡単にくたばりもしないでしょう*
    *興味はまた、眼前の塵山へ*

    2025/09/17 08:11:40 | 84
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「おや……本業と違いますがね」
    「曙光のしがない教徒に過ぎませんよ」

    お医者ごっこと耳に聞けば首を傾げる。
    件の医療ミスが多過ぎる医者と看護婦を想起しちゃって。

    2025/09/17 08:13:03 | 85
  • 雅尾 @kltkrt
  • 欠伸し、ゆると表へと。
    そのまま適当な場に腰掛け煙草に火をつけた。

    2025/09/17 08:17:04 | 86
  • 「また新参者が増えたか……?」

    2025/09/17 08:18:14 | 87
  • 〝幽霊〟 @oborozk
  • 「……ああ、あんさんもあちらのお人ですか」

    それ以上問うこともなく。ちらりと子供の方に目をやって、また視線は虚空の景色へと。

    2025/09/17 08:18:15 | 88
  • ラァジュー @Lazhu369
  • いっそ抱っこにおんぶ、肩車なんかで少女を運搬するが易しいが。
    そういう甘やかしはあんまし好かんもので悩ましい。

    「もしかして、そのぷぅっての。文句とかだったりしますか」

    2025/09/17 08:18:28 | 89
  • 「ぅ?」

    文句かは不明。

    少女も曙光の方からこの男に連れられている。
    服も上等。長く柔らかい髪だって、ここでは珍しいだろう。

    2025/09/17 08:20:25 | 90
  • がらくた拾い @caiber
  • *ようようと人も増えてきた気がします*
    *だからと何をするでもありませんが*
    *長髪、長身、子兎、狐面、死体*
    *それぞれを見て、首を傾げました*

    2025/09/17 08:21:17 | 91
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「おお?煙草を吸う君には様々身に覚えがある」
    「行く先々で会う気ぃしますね、もしや僕の熱心なフアン」

    そうだ!煙草と一緒に火を渡してやらなかったんだ!
    数日間の喉の引っ掛かりが今に取れた気がする。

    2025/09/17 08:23:26 | 92
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「文句たあ違いそうだ」
    「いっそ文句のがわかりやすかった」

    判別不能じゃ参っちまいます。
    とはいえさんざ連れ回して多少は慣れた。
    少女の出す音意味あったりなかったりする。

    2025/09/17 08:26:33 | 93
  • 「ちゅーちゅー」
    「はわゅー」

    2025/09/17 08:27:22 | 94
  • 雅尾 @kltkrt
  • ねずみのひとりに見られたなら見返し、袖を揺らす。
    だからといって何かするでも無い、煙草を手にしているし。

    袈裟の男には肩竦め、そんな訳がないだろうと。
    元々居た場に現れただけ。火は、他所に貰った。
    新たにくれるなら貰うけど。声は相変わらず。

    2025/09/17 08:28:42 | 95
  • がらくた拾い @caiber
  • 「ちぅ」
    *これもなんの意味も持たない音*
    *反応があったな、と思うくらいの仕草*
    *それぞれ何もしてこなければそれで良いのでした*

    2025/09/17 08:31:56 | 96
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @pandora
    様々諸々に一区切り付いた頃合。
    くいくい手を引っ張って薄暗い路地を進む。
    ここら一帯は悪臭と悪意の根城。鼠も湧けば蝿だって湧くもんだ。

    「待たせましたね。もうじき宿です」
    「雑魚寝はさせんので感謝するがよろしい」

    男の咥えた煙草の匂いだけがやたら鮮明やも。
    近場あった消えかけの電飾が薄ら光る宿の暖簾を潜る。

    2025/09/17 08:34:42 | 97
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「おやま、釣れぬお人」
    そいつ煙草の味は気に入りましたか」
    「在庫が薄れたんなら一箱寄越してあげましょう」

    途中に買い出しも挟んだもので。
    嗜好品もばっちし補充している。

    2025/09/17 08:37:15 | 98
  • @Lazhu369 薄暗くても、悪意に悪臭蔓延っても。
    切れかけの電球がぱちぱち音を立てたって。
    それどころか鼠が湧こうが蝿が集ろうが。
    少女には一切が関係無かった。

    未だに美しい夢を見ている。

    「う?」「みゅー」

    やはり会話は成り立っていないらしい。
    眠たげにふにゅふにゅと鳴いては大人しくしているだけだ。

    煙草に、薄ら漂う酒の匂いであなたを認識はしている。
    こんなとこでも確かに分かるらしい。

    2025/09/17 08:37:46 | 99
  • 「ふみゅ……」

    2025/09/17 08:41:25 | 100
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