記憶

  • シャルパス @id
  • 「いやあ~……お嬢ちゃんみたいな可愛い子、
     ここらで野宿してたらあっという間に攫われちゃうと思うけどね。
     どうせベッドも空いてるし、できれば暖かいベッドを味わってほしいなーとは思う」

    いや、攫うのはこいつなのだが。

    2025/09/21 04:05:11 | 1
  • フヨウ @enjoylove
  • 「まぁ、そうやなぁ。贈り物ってある意味気持ちを渡すことでもあるやんか。
     それを『要らんよ返すで〜』ってすることは、相手の気持ちもつっ返すことになりかねんよな。否定よ否定。

     だから返されて相手が怒ったり悲しんだりするのはあり得ることなんかもなぁ」

    桃色の少女に肉を渡した子が何を思ったのかは結局知らないままではあるが。
    ……それはそれとして、ナンパを頑張ろうとしている男はそっと見守ることにした。上手くいくんか?アレ。

    2025/09/21 04:10:04 | 2
  • クゥルン @9loon
  • 「ぁ…あたたかい…ベッド…」

    ゴクリ、と生唾を飲む。
    しかしぶんぶんと桃色の毛を振り。

    「で、で、でもボクお返しなんてなんにも持ってないですし…
     …お、おにくはありますけどぉ」

    もらったものとすぐに横流ししようとする。

    2025/09/21 04:11:38 | 3
  • クゥルン @9loon
  • 「ぇ…やっぱりこれなんか重めの対価込みなんでしょうか…!?」

    差し出した紙袋を持つ手が硬直する。

    2025/09/21 04:12:51 | 4
  • シャルパス @id
  • 「お返しなんて!
     私はきみみたいな可愛い子が酷い目に合うのを見てられないだけなんだ。
     そのお肉だってきみがもらったものだ。自分で食べればいいよ。
     あ、でもそれだときみが困っちゃうかな。
     じゃあ、ちょっとしたお手伝いだけはしてもらうってことでどうだろう……」

    嘘八百がベラベラとよく出る男である。

    2025/09/21 04:18:13 | 5
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    気味悪い、の一言にはただ笑みを深めるだけ。
    利用できるならすればいい。都合の良い存在でいよう。
    お互い己のエゴを貫いて、業を背負って生きている。そんなものだ、人生も"なかよし"も。

    「曙光の高層ビルくらいの高さになるんとちゃう?ねずみタワー。知らんけど」

    無責任!大抵は知らんけどを付ければ責任逃れられると男は記憶している。知らんけど。

    「あぁん?一丁前にリクエストしよってからに。
     はいはい肉ね肉。何も言わんかったら握り飯の山持ってくるとこやったわ。

     ええ子にして待っとき」

    窓から出入りするのに邪魔だと肩に掛けていただけのジャケットは脱ぎ捨てて、男はひらと手を振ってその場を後にした。


    ……後にしたのは良いのだが、それからわりと時間が掛かっても戻ってこない。
    鼠の子供をそれなりに待たせることになるだろう。

    2025/09/21 04:19:17 | 6
  • クゥルン @9loon
  • 最初の一言にぴくっ、と反応する。
    タダより高いものは存在しないのだ、身を持って何度も体験してきている。
    一瞬でも無料をちらつかせた男の顔色を覗き込むように伺う。

    「へ…へへっ…あのぅ…お手伝いって…何をしたらいいんでしょうかぁ…」

    2025/09/21 04:22:41 | 7
  • フヨウ @enjoylove
  • 「対価が気になるならいつかもっかい会った時聞いてみ。それで済む話やろ」

    おもろいなぁこの子。と内心笑いながら眺めている。
    有る事無い事吹き込みまくればしっちゃかめっちゃかになるんだろうか。でも貰い物横流しにする図太さはあるんやな、面白……。

    それはそれとして、言いたいことは言ったのであとはナンパが上手くいくのかどうかをそっと静かに見守ることにした。
    煙草ももう一本燃やしておく。ああ美味い。

    2025/09/21 04:23:47 | 8
  • シャルパス @id
  • 男はどこまでもにこやかであった。

    「まあ、ちょっとした掃除とか整頓とかかな。
     何しろこの街、業があればなんでも動くって言っても、
     人は無から湧かないんだよねえ……
     それにお嬢ちゃん、明らかに先行きがなさそうだ。
     いつでも誰かから何かをもらえるとは限らないし、
     暖かいベッドと毎日食べられるご飯、生活には重要でしょう?」

    業務内容、完全に嘘だなこれは……

    2025/09/21 04:29:16 | 9
  • クゥルン @9loon
  • 「ぇ…えぇ…?曙光ここってそんなに…
     そんなに贅沢な生活できるんですか…」

    METROの外を知らなかった者、凄まじいカルチャーショック。
    なんだか目眩がしてきそうだ…。

    「お手伝いさん…みたいな…話です…?」

    2025/09/21 04:35:30 | 10
  • シャルパス @id
  • 「もちろん。業さえあればーー」

    で、ここであなたの身体を改めて見るわけだ。
    すっからかん。いくらなんでも珍しい、が。ここでは大した問題ではないな。

    「この場合は仕事の対価に私が業で持って食べ物やらを出すから、
     特に問題はないか。人はいなくても業はたくさん背負っていてさ。
     ……そーそーお手伝いさん。
     飲み込みが早くて助かるねえ。人手はいつでも足りなくて」

    オーバーに頷いたりもしてみせた。

    「どう?やってみない?」

    2025/09/21 04:41:01 | 11
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • @C4R0
    綴られる文字をじっと見る。
    逡巡するようなざわざわ思考が、ぴた、と凪いだ。
    思い出した。ああ、そうか。そうだった。

    「ごめんカロちゃん」

    貴方にとっての唯一無二だったんだろう。
    誰よりも信頼してて、業を注いでまで手に入れたい。
    貴方にとっての雨音がそうであるように。

    「僕、買わなきゃいけない人がいるんだった」

    雨音にとって、“そう”である人がいるんだった。
    もちろん、その人を忘れてた訳じゃないけどもね。
    危うく籠に入れられる所だった。温かくて魅力的な住処だもの。

    「僕ってば、みんなのかわいい“弟”だから」
    「だから、お前だけのものにはなれないや」

    でもそれは、幸せを齎す高級な首輪を跳ね除けた。
    やり残したことがある。わかるでしょ、光を注ぐお仕事だ。
    そんな自分を思い出させてくれたのは、紛れもない貴方だけどね。
    幸福な夢を見る催眠にかかるには、まだ早かったみたいだ。
    僕は鰍。人に夢を見せる詐欺師だから。

    「それに、やっぱり、それはお前の“価値”だよ」
    「僕のものじゃなくて、お前のだ」
    「大事にとっておいて」

    鰍より信頼できる何かができた時のために。なんてね。

    2025/09/21 04:44:33 | 12
  • クゥルン @9loon
  • 身の回りのお世話だけでMETROの暴力の世界から逃げられるなら…

    「そ、そ、そういうことならぁ…」

    と、言いかけて。
    ここまでの男の言葉でずっと引っかかっているところがあった―――。

    「あ…あのぅ…それって女の子・・・じゃないとダメなやつ…ですか…?」

    2025/09/21 04:47:24 | 13
  • クゥルン @9loon
  • 「ずっと…その…ボクに…お嬢さん…って言ってるので…
     もしかしたら~…なんですけどぉ…」

    2025/09/21 04:49:02 | 14
  • シャルパス @id
  • 「……えぇ?」

    今もしかして前提が外れたか?
    主に服装で勝手に判断していたのは事実だが……
    サングラスを外し、眉間を揉んで、若干思考。

    「……いや、そんなことはないよ。
     特にこの街じゃ性別不問、誰でも歓迎、雇用主次第……ってね」

    まあ、いいやと思った。
    女の子がそういうのを避けようと男装するのって何度も経験してきた。
    本当にお嬢さんではなかったらその時はその時。
    後で考えるーーこの男の思考はそんなもの。

    2025/09/21 04:54:20 | 16
  • クゥルン @9loon
  • 「そ、そうなんですかぁ!
     えへっ…えへっ…よかったぁ…

     乱暴するときにだとわかるともっと怒る人…
     結構いるので…安心しましたぁ…あはっ…」

    だめかも…。

    2025/09/21 05:01:28 | 17
  • シャルパス @id
  • 「いやぁ、ハハハ。
     そもそもそんな前提は起きないから大丈夫だよ。
     この街はこれで治安いいんだから」

    かなりダメみたいだが、しかして思い込みはそうそう外れやしない。
    随分小柄なのも間違った推測を後押ししているな。

    「さ、決まったなら行こうか?」

    手を差し出してエスコート……をするには手錠が邪魔か。
    そうであれば近くに寄って、先導するように歩き出すつもり。

    2025/09/21 05:07:35 | 18
  • クゥルン @9loon
  • 「じゃ、じゃ、じゃあ…
     よろしくおねがいしますっ…!
     ボク、なんでもするので…えへっ…えへっ…」

    すっかり癖になってしまっている媚びへつらった引きつり笑顔をうかべ
    ほいほいとついて行ってしまうだろう。

    2025/09/21 05:12:39 | 19
  • シャルパス @id
  • @9loon
    ……して、先導して歩いていく。

    「そういえばその手錠ってどうしたの?」

    まあいろいろ気になるところはあるが、
    男が気にするところと言えばそこであった。


    ところでお察しかもしれないがこの男は殆ど詐欺みたいな誘いをかけた。
    この仕事・・は全く長続きしないだろうし、
    最後の性別確認も歓楽街に相応しい仕事を避けるための方便ぐらいに思っているし、
    当然目的はといえばあなたを抱く、というところに尽きる。
    そのうえ性別錯誤までしているから、もしかしたら更にひどいことも起きるかもしれないな。
    そのあたりは諸々の反応だとかつくり次第でもあるのだが……
    ここいらを避けたいのならばやはりこの曖昧な誘いには疑いを持つべきだし、
    あるいは心優しい通行人があなたを救ったりするのもない話ではないのかもしれない。

    2025/09/21 05:19:40 | 20
  • フヨウ @enjoylove
  • 「……あっという間に攫われてもうたなぁ」

    行ってしまった二人の背を見つつ、紫煙を楽しげに吐き出した。

    「あの子が男やったのは俺も驚いたけど……。
     それにしてもあのお兄さん、本職詐欺師なんか?」

    ぺらぺらとよう口の回る。
    性別に関してもしショックを受けていたら指差して笑おうと思っていたが、存外守備範囲は広いのかもしれない。多分。

    「おもろいもん見て楽しんだし、俺も寝に帰ろうかな」

    煙草の吸い殻をその辺に捨てて踏み潰すと、ゆったりとした足取りで男もまたその場を後にした。

    2025/09/21 05:26:04 | 21
  • クゥルン @9loon
  • @id
    「え、えと…こうしていれば…
     ボクが噛みついたりしないって伝わるから…」

    敵意や害意がないこと、無抵抗の証明として、自身でかけたものだと説明する。

    無抵抗を示し、媚びへつらうことで、あらゆる尊厳を投げ捨てて
    暴力が支配する街で命だけを繋いできたようだ。

    このような恥も外聞もない生活を送ってきている彼にとっては
    きっとこうして簡単に騙されることも日常茶飯事だろうし、
    この致命的な要領の悪さがこのような結果業ゼロを産んでしまっているのだろう。

    2025/09/21 05:29:26 | 22
  • シャルパス @id
  • @9loon
    「……なるほどなあ」

    まあ、確かに生きているだけで多少の価値が生まれることは多分にある。
    もっとも死んだほうが価値が高くなることもままあるのだが……
    ともかくそれであなたは成功してきたというわけだ。
    ちょっと想像しえない世界ではあるが。

    「そうそう、ここここ。
     やっぱり客が入ると汚れるからね」

    と、ほどなくしてたどり着いたのはこの街では一般的な宿。
    歓楽街というよりはビジネス向けめいた、あまり派手ではないもの。
    いくら手伝い・掃除と言ってもいきなり入るのは……どうだろう。
    結構怪しいかも……

    2025/09/21 05:38:40 | 23
  • クゥルン @9loon
  • @id
    「わ…ぁ…すっごい豪華…ボクこんなところで働けるんですか…?
     そ、そうですよね…!床を舐めてでもキレイにするのでっ…へへっ」

    価値観のハードルが低すぎて、どこもかしこも天国に見えてしまう…。
    とはいえ、こんな急に話が決まって入っていいのだろうか…と少し気になったが
    すでに強烈なカルチャーショックを受けいていて…

    よくわかんないけど、そういうものなんだろう!

    とすっかり納得してしまっているだろう、思考停止のようだ。

    2025/09/21 05:46:59 | 24
  • シャルパス @id
  • @9loon
    地下鉄暮らしからすればこの街は眩いし、
    ものに溢れているし、この宿だって随分綺麗に相違ない。

    「二人、休憩で」

    なんてさらりと受付して、いざ部屋へ。
    これまた奇をてらわない構造、約束通り暖かいベッドもある。
    ……とりあえずあなたの挙動でも見てみようかな。
    その間に男は上着を脱ぎ、ハンガーにかけておく。

    ここまでくればたいていは成功するものだから、
    割と野放し状態である。

    2025/09/21 05:54:29 | 25
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • @id
    おっと困ったな。矛盾してしまう頼み事だ。
    んー、と考える。

    『先にした約束どうにかしたらそうする。』
    言えるのはこれだけだった。

    そのためにはおそらく件の彼がいるメトロの方に1回行かねばなんだが……。
    まあ近いうち、明後日ぐらいには顔を出そうかと考え出した。

    『それが終わったら、集める。』

    2025/09/21 06:00:22 | 26
  • フヨウ @enjoylove
  • @lostarmrat
    どれほどの時間が経っただろう。
    突如、貴方が近づいた窓から……

    *ぶん!ぶん!*

    と空を割くように何かの塊が二つ、飛び込んできた!
    咄嗟に距離を取れる瞬発力や難なく窓から侵入できる身軽さを有しているようだから、避けるのは容易いかもしれない。
    塊の正体はビニル袋だった。それも二つ、どちらもぱんぱんに膨れ上がっている。

    「帰ってきたで。ええ子にして待っとったか?
     いやぁ雨の中あちこち店回るの意外とくたびれるわ」

    続いて男が当然のように不法侵入を遂げる。
    変わらず傘も差さずに外を歩き回ったものだから、髪もシャツなどもすっかり水を吸っていた。

    2025/09/21 06:09:39 | 28
  • シャルパス @id
  • @Imitat
    「律儀なんだリアちゃんってば。
     そういうところが好きなんだけど」

    嘘。自分がこの有り様な癖に、
    ある程度以上入れ込んだ女の子が先約を優先することに、
    ちょっとした、ほんの少しの嫉妬を抱いていたりする。
    そんな権利はどこにもありやしないってのに。

    「……もしかしてなんだけど、
     性格的に断れないんじゃなくて、事情的に断れない?」

    で、これはふと思い当たったこと。
    だとしたらそもそもあなたが隣にいる理由っていうのも割となあなあじゃないか。
    もともとそうと云われればぐうの音も出ないが。

    2025/09/21 06:11:54 | 29
  • クゥルン @9loon
  • @id
    「あ、あれ…?」

    ホテルの清掃ならオーナーか何がじゃないのだろうか、
    なんで部屋を取ったんだろう…。

    こんなおしまいな環境だ、オーナー自身も
    しっかりお金を落とすんだ!すごいな大人って!

    感心しながらついていけばもう疑問もなく部屋の中へ。

    「な、なんだかお掃除必要ないくらいキレイですね…!
     わっ…こんなにふかふか…ホントにベッド…なんだ…
     曙光って…本当に栄えてるんですね…すごい…」

    METRO生活で培った格好のままぽふっとベッドに座り、感激。

    夢の新生活がこれからはじまるんだ…!!

    2025/09/21 06:15:48 | 30
  • シャルパス @id
  • @9loon
    あなたが感動している様子を見て、目を細めた。
    ちょっとした疑念を抱いたことなんてまるで察しちゃいない。
    自らも同じようにベッドに座り、

    「さて。清掃、というかお手伝いなんだけど……
     悪いね。曙光もたいがい性格と趣味が悪くてさ。
     お嬢さんみたいなおのぼりさんは、
     悪い狼にカモにされちゃうってわけ」

    そんなセリフを吐きながら、あなたを抱きしめた。
    ……骨格やら何やらが男の子のものであれば、
    流石にこのあたりで気づくかもしれないな。遅すぎる。

    2025/09/21 06:27:35 | 31
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • @id
    事情的に断れない?と聞かれ首を捻る。
    はてどうだろう。
    しかし頼まれたら断れないのは確かである。
    断る選択肢なんてなかったものだったしなぁと。

    元々自分はオリジナルが死ぬまでの間、オリジナルから色々引き継ぎ、他に起きてきたクローンに引き継ぎ……をする事をやっていたしな、と。

    首を捻る程迷宮に入っていく。
    どうなんだこれ、と。

    2025/09/21 06:30:15 | 32
  • シャルパス @id
  • @Imitat
    「ああ〜ごめんごめん、変なこと言った」

    何かしらを踏んだと思ったみたい。
    平謝りである。

    「いやね、ほんの少し強引に近寄った自覚はあるからさ。
     もし嫌だったけど断れなかった……とか言われたら、
     なんとも微妙な気持ちになるよなあ、と。
     今は私のこと大好きだから関係ないかな?」

    相変わらずの意味不明な自己肯定感とともに、
    横たわろうとした。あなたの方に向けて。
    つまり膝枕の形を目指そうとしている。

    2025/09/21 06:33:29 | 33
  • C4R0 @C4R0
  • @kajika0x0
    あなたの思考が一点に定まったのを感じました。
    なにか自分以上に思い出すべきものがあったようで。

    『ざぁんねん』『振られちゃった』

    声が出るのならからからと笑っていたでしょう。
    本当のところ、答えはどれだって良かったんです。

    『でも』『揺らがなくなったね』
    『ちゃんといつもの雨音に戻ったっていうか』

    『真っ直ぐ答えが出せるなら、これからも大丈夫』

    さっき一歩強気に出たのだって
    本当はその迷いを払いきるためでした。
    受け入れるにしても、こうして跳ねのけるにしても
    あなたに迷いがあっては良い関係にはなれませんもの。

    『わたしは別にわたしだけでなくても良いよ』
    『あと』『あなたが幸せなら、誰の手でそうなっても良いし』

    終末を過ごすひとが誰も居ないのなら
    ひとりぼっち回避の手札になるというだけの話です。
    先に思い出す誰かが居るのならそれ以上のことはありません。

    『……どんな美人さんか気になってきちゃった』
    『今度紹介してくれる?』
    『あなたのお気に入り、知っておきたいの』

    わがまま。何処まで許されるんでしょうか。
    何だって知りたいと思うんです、あなたを。

    2025/09/21 06:39:10 | 34
  • クゥルン @9loon
  • @id
    「…へっ?」

    引きつった笑顔が硬直する。
    現実を冷静に受け止めるより先に、夢物語に耽ってしまう。

    「ひぃぁっ!?
     ぁ…あっ…!そ、そ、そういうお世話も込みなんですね!
     だ、大丈夫です…よ…ボク、どっちでも平気なのでぇ…」

    抱きしめられれば、やはり性別を勘違いしそうな高い悲鳴が漏れる。

    しかし、理不尽な遊び慣れてしまっているのか
    たくましく受け入れ態勢、尻に感じるふかふかのベッドの感触が
    一人相手で得られるのなら…と。

    抱き心地も、肩幅や腰まわりなどかなり女性的に近くさらに小柄だが
    やはり密着してしまえば、身体のあちこちから
    誤魔化せない男性的な骨格を感じ取れてしまうだろう。

    2025/09/21 06:39:33 | 35
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • @id
    「…………」
    強引という自覚あったのかとなっている。

    拒否はしなかった。
    手帳を持ち上げ、どうぞと。
    そのままお望みの膝枕ができるだろう。
    太ももの柔らかな感触。

    「………………」
    覗き込む形で貴方を見ている。

    2025/09/21 06:49:41 | 36
  • シャルパス @id
  • @9loon
    甲高い悲鳴、嗜虐心をそそる態度、小柄な身体。
    までは良かったわけだが……

    「おま……お前、……男?」

    だからそう言ってたってのに……

    断じてあなたは悪くない。
    理不尽かつ詐欺みたいな誘いを受けた上に、
    男の目的を察して申告したのだから。
    勝手に深読みと都合の良い解釈をしたのはこの男である。

    こういう経験は何度かありはしたし、その度に怒ったり殴ったりしてきたわけだが……
    どうにもこの抱き心地やら、見目やら。
    嗜虐心と吹き上がって行き場のない情欲がごちゃまぜになる。

    「……どっちでもってのは、男相手のお手伝いもしたことあるってか?」

    結果としてこんな質問が出ることになった。
    何しろ男を相手にしたことはなく……

    2025/09/21 06:50:00 | 37
  • シャルパス @id
  • @Imitat
    そう、少しばかり、である。
    書かれた文言勘違いして突撃したから気にしてなかったが、
    客観的に考えてふと思った、というだけ。

    「身体は子どもだけど、こういうところは結構いい感じなんだよな」

    いきなり何の品評?グラスの奥の瞳は優しく見える、かも。
    だいぶ落ち着いている。

    「どうした?リアちゃん。改めて見ても色男でしょ。
     なんか、さ。普段ってば商売で買ったり、
     半ば無理やり連れ込んだりしてるんだけど……
     こういうのってあんまりないから新鮮だ」

    一途で本気設定もどこかにいってしまった。
    あらゆる意味で油断している。
    殴ったり刺したりしたほうがいいのでは……。

    「私は、リアちゃんと過ごす時間が結構好きだなって、改めて思った」

    2025/09/21 06:58:26 | 38
  •  あれ野郎なんだ……? ってツラで一連の流れを見ていた。女だと思ってたので。
     納得いかなそうに首を傾げたのち、大通りを後にした。

    2025/09/21 07:04:35 | 39
  • クゥルン @9loon
  • @id
    どんなに察しが悪くても、
    この状況がチャンスを逃しかけているのはわかった。

    「商売にしたことはないんですけど…その…
     暴力に訴えて手近にちょうどいいのがいればなんでもいい…
     なんて人…結構居るから…よく…お手伝いを…」

    事情が把握できれば、殺されないただそれだけのために、
    不必要に目立つのに桃色の髪を伸ばし、
    補修してまでチャイナドレスを着て、
    無抵抗をアピールしてまで男に媚びるような格好にはならない…
    と察することができるかもしれない。

    「で、で、でも男だって使いようですよ…!?
     えへっ…えへっ…ボク、なんでもできますよ…」

    必死になって繋ぎ止めようとしている、
    なんならこちらから抱きしめてくるくらい。
    ボロボロの格好とは裏腹に、ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐる。

    2025/09/21 07:05:55 | 40
  • シャルパス @id
  • @9loon
    「あーー……」

    薄ぼんやりとした返事。
    いや、どうでも良くなったわけではない。
    察するところ余りあったのだ。
    女性がこの手の事案を避けるために男装するように、
    業を積み重ねられない男性のあなたは、逆に女性側に潜り込むのが都合が良かったのだろ。

    結構気合を入れて口説いたし、身体はすっかりその気だし……でも男だし、ーー

    いや、男だし、みたいな葛藤は、甘い香りであっさり瓦解した。

    抱きしめられ、まあ、試してみるのも……みたいな心境で、
    手中に収まるきみと唇を合わせた。

    2025/09/21 07:14:27 | 42
  • イスルギ・ホタル @isurugi3
  • 塵芥を漁ってたら貴石を2つ発見した。朝から縁起が良い。

    2025/09/21 07:18:14 | 43
  • クゥルン @9loon
  • @id
    「ん―――」

    唇を合わせれば、それを受け入れて
    その気になってくれたのであれば、無理に主張することもなく。
    あなたのしたいように身を委ねる。

    ずっと、ずっと、捌け口として使われているのだ。
    そのほうが得意なのだろう。

    「えへっ…えへっ…好きに申し付けてくださいねっ
     言われた通りに…頑張りますから…ボク…へへっ」

    2025/09/21 07:29:47 | 44
  • しののめ @shino
  • ぼうぼうと貴石で燃え上がる火を眺めています。
     昨日見たことを思い返している。
     みんな仲良し。
     みんな楽しそう。
     その輪の中には自分は、いない。
     どれだけ待っても来ない。
     そのくせはじめの一歩が踏み出せないままでいる。

    「…今日は何して遊ぼうかな。」
     泣かないように、笑って。

    2025/09/21 07:29:58 | 45
  • シャルパス @id
  • @9loon
    短い逢瀬を終え、荒い呼吸であなたを見つめた。
    ーーなんだ、同じじゃないか?

    凝り固まっていたことを知った。
    もっともこれはあなたが小柄だからというのも多分にか。

    少なくとも、従順である限り。
    用を満たす限り。
    ……あなたが今までの経験を活かす限り。
    いつも女を抱いているように、
    暴力沙汰もなく、優しく扱うはずだ。
    あなたにとってはどうでもいいことかもしれないが……

    そうして一晩過ごしたら、いつものルーチンめいて解散しようとするはずだ。
    ……まだ、食事を与えてないってのに!

    2025/09/21 07:40:11 | 46
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • @id
    品定めされたらするなと言わんばかりに貴方の頬をつつこうか。

    (今本性出たな……いやちらちら出てるけれど)
    なんて思うだけで。
    支えがないと文字は書きにくいから。

    まあ上辺だけだとしても共に過ごす時間が好きと言われるのは嬉しいものだ。

    ふっと緩やかに笑った。

    *PLが8時〜16時30まで仕事なのでまたちまちまと休憩時間に返します。

    2025/09/21 07:41:27 | 47
  • マキエ84 @chumchum
  • 「おはようおはようございます!
     雨が上がったお空が晴れた!
     出るのはお日さまお星さま?それとも虹が出るでしょか!
     太陽?星?それっておいしい?マキエは見たことありません!
     灰と塵降る終末まぎわ、今日も元気に享楽享楽ー!」

    曙光の下級奉仕員がビラを配っている。
    今日の内容は賭場の宣伝のようだ。

    2025/09/21 07:42:22 | 48
  • クゥルン @9loon
  • @id
    解散しようとするあなたに戸惑いつつ…

    「あ、あのぅ…お掃除とか…いいんですか…?
     ボクその…そっちのお世話しか…」

    未だに最初の仕事の話の延長だと信じているようで。

    このあとしっかりお掃除して、仕事をきっちりこなせば、食事も付いてくる!
    新生活に夢に縋っている―――。

    バッサリ切ってしまってかまわないだろう。

    2025/09/21 07:45:53 | 49
  • @Lazhu369 幸福で美しく優しいだけの夢を見せたい。
    少女はそれだけを信じたいし、救いとはそのような形だと思うから。

    けれど実際に雨は降るし、光があれば影もある。らしい。

    「んー……」

    腕が離れる時、そのまま伝ってあなたの手を握る。
    少女は別にどっちだって良かったが、あなたは既に濡れ鼠、なのかもしれない。
    から、何度か頷いて見せた。

    気遣われるのはやはり本末転倒で。
    幾らあなたがそれに感謝し、受け入れても。
    少女はこんな事を気に病んでしまうんだろう。

    縋る代表格のあなた、だから。
    たったの1人さえ救えないのなら、パンドラは全く無意味になってしまう。から。

    2025/09/21 07:49:29 | 50
  • シャルパス @id
  • @9loon
    「あー、掃除なら、まあ、してもらったし?
     はじめからこれが目当てだったんだよ。男だったけど……」

    その言葉は隠喩で使ってたに過ぎないと告げておこう。
    大嘘と言っても構わないが、何かあったときの言い訳にするつもりらしいな。
    こんなものは言い訳になるわけもないのだが。

    「まあ、うん。…………悪くはなかった」

    手をひら、とさせて何処かへ行こうとする。
    踏み倒すつもり満々、というわけでもないが、
    せがまれなければ触れずに済ませる気であった。
    器が小さい男である。

    2025/09/21 07:52:22 | 51
  • 盲に難聴。そんな少女はビラ配りも気づかずせっせと塵拾い。

    「う?」

    が。ビラを押し付けられている。
    断れない性格なので受け取るしか無かった。

    2025/09/21 07:53:25 | 52
  • マキエ84 @chumchum
  • にぱ!と笑ってビラをどうぞ。
    賭場では接客のアルバイトも募集しているようですよ。
    かわいい制服が支給されるとか。

    まあそういう情報も読めなければ意味がないですね!
    ちり紙にでもしてくださいな!

    2025/09/21 07:59:11 | 53
  • クゥルン @9loon
  • @id
    「えっ…?えっ…?
     じゃ、じゃあ住み込みは…!?
     毎日ふかふかベッドは…!?
     美味しいご飯は…!?!?」

    目をぐるぐるさせているうちに、
    逃げていくあなたを捕まえ損ねるだろう。

    「あ゛~~~~~~っ!!と゛っ゛か゛い゛っ゛ち゛ゃ゛っ゛た゛~~!!
     このっ…えと…な、名前も聞いてないよぉ~~~~~~~!!!!」

    情けない魂の叫びがこだまする。

    それでも一晩ふかふかのベッドで眠れたので、
    比較的良い方の思い出になった。

    2025/09/21 08:01:21 | 54
  • あれやこれやと話しかけられても分からない。らしい。
    ただでさえ貴重な紙であるから、訳は分からないが大事に閉まっておく事にする。

    どの道少女がアルバイトしたとて、役には立たないだろうから。

    2025/09/21 08:01:48 | 55
  • クワツミ @mulberry
  • 微笑みを浮かべて、往来を眺めている。

    2025/09/21 08:03:08 | 56
  • クゥルン @9loon
  • めそ、めそ。

    通りのベンチ…に座っているつもりが
    今日もやっぱり花壇の縁石に腰を下ろして、体育座り。
    お尻が瓦礫くらいの石材を求めているのだろう。

    「ぁ゛~~~~」

    ボサボサの長髪、ボロボロの衣服、両手に手錠をはめて
    見るからに場違いのピンク髪がネオンの光を浴びている。

    2025/09/21 08:09:08 | 57
  • マキエ84 @chumchum
  • にこにこと笑ってビラ配りを再開した。
    時折渡そうとした相手から突き飛ばされて転んだりもしているが、
    とくに気にしていないようだ。心が強えやつなのか?

    2025/09/21 08:09:40 | 58
  • どうやら朝から賑やからしい。
    少女はふにゃふにゃにこにこするしか出来ないけど。

    2025/09/21 08:14:15 | 59
  • シャルパス @id
  • @Imitat
    それなりに弾力のある頬。いい生活をしている。

    ……今日もまた本音が多めなのだが、
    普段が普段であるから上辺だけの軽い言葉にしか聞こえないだろうな。

    「……お、リアちゃん、今の笑顔、素敵だった。
     いつも素敵だけど、なんというか……
     いつもこうあってほしい、みたいな?そういう顔」

    男も嬉しそうに微笑んでいる。
    手を伸ばし、あなたの頬を撫ぜた。

    「改めて見ると可愛いな、ほんとに」

    2025/09/21 08:16:31 | 60
  • イスルギ・ホタル @isurugi3
  • 今日もせっせと朝から店巡り。
    途中でビラを渡されたのでメモ用紙としてありがたく使わせてもらおう。

    2025/09/21 08:18:13 | 61
  • 首縄のねずみ @nezumi1
  • メトロのネズミが路地を歩く。
    石を燃やし、ゴミ漁り。
    こんな時間なら大して面倒な輩もいないだろう。
    がさごそ、適当なのを見繕っては長い尾に引っ掛けていく。

    2025/09/21 08:20:04 | 62
  • クゥルン @9loon
  • 「ビャッ」

    心無い誰かが捨てたビラが風に運ばれて顔に張り付く。
    泣き腫らした顔でそのままちーん、と鼻をかんだ。

    2025/09/21 08:20:31 | 63
  • 「なんだ、泣いてるのか」
     めそめそ泣いてるっぽいやつに歩み寄り声を掛ける。
     慰めはしない。事情を聞き出しておもろいなら笑ってやろうという魂胆。
     おもんないならぜんぜんほっとく。カスなので。

    2025/09/21 08:25:03 | 64
  • 首縄のねずみ @nezumi1
  • ピンクモップだ、こんなとこに来てたのか……
    派手な髪もここだと溶け込んでるように見える。
    まぁ、あの顔を見るに人に溶け込むのは無理だったようだが……

    「哀れな奴だな……」

    2025/09/21 08:25:18 | 65
  • キロノヴァ @kilonova
  • 高層ビルエピタフを見上げています。

    さすがに今日は雨は止んでしまったわね。……さすがにって、誰かが降らせているわけではないんだろうけれど。
    でももしかして、世界が終わるときってずっと雨が止まなかったりするのかしら。望んでいた雨だけれど、それが止まなかったら……

    また益体もないことを考えながら目を閉じました。

    2025/09/21 08:25:19 | 66
  • 「うー」「むん」

    夜も面倒な輩なんていない。筈。

    と言っても少女はメトロでさえ平和で安全で優しく美しいところだと思っていた。
    幸せな脳みそをしているのだ。

    2025/09/21 08:25:32 | 67
  • クゥルン @9loon
  • 「悪いお兄さんに騙されましたぁ~~~ぅ゛ぁ゛~~~っ」

    2025/09/21 08:27:18 | 68
  • クワツミ @mulberry
  • ひらりと飛んできたビラの一枚を手に取り眺める。

    「…賭場の宣伝、ですのね」

    2025/09/21 08:27:37 | 69
  • 首縄のねずみ @nezumi1
  • いつかのめくらのガキもいるな。
    今日は保護者はついてないのか?
    ここはめくらものびのび暮らせるお優しい世界らしい。

    「まぁメトロよりはいいのかもな」

    享楽主義者が集まるここじゃつまらない奴は相手にされない。
    生きるために何でも奪うメトロよりは安全か。めくらに違いなど分かりやしないだろうが。

    2025/09/21 08:28:26 | 70
  • 「悪いおにーさん? ……というと?」
     昨日のグラサン色男だろうか、あるいは肉をやってたやつか、それとも他のやつか。
     おもろそうなので傍に片膝ついて続きを促す。

    2025/09/21 08:29:21 | 71
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @pandora
    盲信するには理性的が過ぎた。
    雨に濡れたらふやけるし、影が伸びれば白いままで居られない。
    そんなら鞍替えして、夢を信じたがるあんたを信じたいと思う。

    本末転倒な口は黙らせておく。
    黙らせても多分に滲むかも知れないが、
    あんたの負担を和らげたいと言えば、やはり惨めに思いそうでならない。

    「ん……」「うん」
    「あんたが手を握ると安心する」

    傷付けないように柔い掌を包み込んで握る。
    実際に男は肩に背に膝とずぶ濡れていたから、
    頷かれたら屋台で夕飯を買い、件の家に踵を向け出す。

    パンドラを無意味にはしてやらない。
    希望に満ちた少女は強く美しく綺麗で、
    そんな脆く儚い夢を支えたいと思う。

    2025/09/21 08:29:30 | 72
  • 首縄のねずみ @nezumi1
  • 「未だに世界にいいお兄さんがいると思ってたのか……」

    メトロで何を学んできたんだあいつは

    2025/09/21 08:30:21 | 73
  • 「あ、すごい」
    「馬鹿しか、いないじゃん」

    頭足りなさそうなやつウサギ
    頭溶けてそうなやつピンクモップ
    頭おかしそうなやつ下級奉仕員もいたみたい
    ついでに鼠もいる

    流石、朝。最悪メンツだ。

    2025/09/21 08:31:53 | 74
  • クゥルン @9loon
  • 「ズビャ…せのたかいサングラスの人ぉ…
     住み込みで身の回りのお世話するお仕事くれるってぇ…
     うっ…うっ…お世話・・・はしたのにぃ~~」

    恥ずかしげもなく情けない体験談をだだ漏れにしている。

    2025/09/21 08:32:17 | 75
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 真白い頭の保護者なら、ほれこちらに。

    「賭場、の宣伝に、接客のアルバイトの募集か」
    「あんたどちらとも関係なさそうですよ」

    子兎に配られたびらをちらりと見遣り、
    燃やして塵にしちゃえばと軽く告げる。

    2025/09/21 08:35:07 | 76
  • 頭足りなさそうなヤツ子兎

    ふにゃふにゃにこにこしている。
    見るからに阿呆そう。

    2025/09/21 08:35:27 | 77
  • 「あぁー?」
     グラサン色男。やはりダメだったか。
    「おもろ。まぁ世の中そんなもん……」
     おもろがっておいた。特に慰めはしない。騙される方が悪い。外見の性別にも。

    2025/09/21 08:35:33 | 78
  • マキエ84 @chumchum
  • 「いえーい!馬鹿一号でーす!」

    ぶいぶい。

    2025/09/21 08:35:54 | 79
  • シトロン @citron
  • また懲りずに穴倉からこちらへとやってきたらしい。
    石を燃やした後は、今日は何を持って帰ろうか悩んでいる。
    物の価値を何もわからない割には人に聞く事も出来ない愚か者であるから。

    「……」

    泣いている人を見た。加害者も、多分知っている。
    でも目をそらして、全てを見ないふりした。薄情者め。

    2025/09/21 08:37:27 | 80
  • 首縄のねずみ @nezumi1
  • 昨日の痣のあったガキもいるな。
    ちゃんと保護者の方もいたらしい。残念だ。
    いずれも一度や二度は見たことある面子。世界はもうそこまで人が残ってないのかもな。

    「そう言うのは先払いで貰っとくもんだぞ」

    ピンクモップはあらゆる失敗を踏み抜いているらしい。

    2025/09/21 08:37:29 | 81
  • 《蛆》 @u464
  • 駆け込んだ細道の先じゃあ何にも見つかりゃしない。
    一晩かけて歩き回った挙句、またおんなじとこ戻ってきた。
    人影あるの遠目に見れば気怠げに避けつつ、影から影を縫う。
    足取りは止めず。

    2025/09/21 08:37:33 | 82
  • クワツミ @mulberry
  • 一通り目を通してビラには興味がなくなったのか、その辺の店のドアに差し込んだ。
    そうすればまた誰かの目には留まるだろうし。

    「お可愛らしい人たち」

    2025/09/21 08:38:44 | 83
  • 外套は今朝も子供を包んでいる
    朝が冷えてもこれなら安心だ

    「?、うさぎ」
    「飼い主、変えたんだ?」

    そういやしばらく見てなかったしな
    あのでかいのくたばったのかも
    ま、そういうこともあるか

    2025/09/21 08:39:05 | 84
  • 「満足、させられなかったんじゃないの」

    しらんけど
    おにいさん舌は肥えてそうだしな

    2025/09/21 08:40:35 | 85
  • 「うみ……」

    保護者の言っている事は良く分かっていないが。
    とりあえずビラを渡してやった。

    ちり紙に使えるらしいよ。

    白髪頭と長身は同じ。らしい。
    生憎と少女には匂いの違いくらいしか分かっていない。

    2025/09/21 08:41:21 | 86
  • クゥルン @9loon
  • 「さ゛き゛は゛ら゛い゛………」

    教訓にしよう…活かせるかはわからないけれど…
    要領が良ければこんなこと業ゼロにはなっていないのだ。

    2025/09/21 08:41:35 | 87
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「朝も夜も酔ったり乱暴したり破滅したり」
    「曙光の日常風景って感じせぬでもない」

    そう言いながら懐に潜らせた酒瓶を呷る。
    酔ったり、の部分をこちらも担っている。

    2025/09/21 08:42:47 | 88
  • クゥルン @9loon
  • 「ま゛ん゛そ゛く゛ぅ゛…」

    技量の話になってしまえばもうぐうの音も出ない
    いままでやらされていただけなのだから

    2025/09/21 08:43:39 | 89
  • 「お勉強できてよかったな。生きてるだけましまし」
     事情は聞けたので情報料がわりに手錠のかかったその手に包装にくるまれた飴ちゃんの一つでも勝手に置き、立ち上がって離れていく。

    2025/09/21 08:45:55 | 90
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「ん、どーも」

    渡されましてもって顔だ。
    ちり紙に使えるチラシじゃなくて、
    ちり紙をチラシにしただけじゃないか?

    「この手の、制服は可愛いんでしょうけどね」
    「金払いが悪けりゃそもそも滞納もあると聞く」

    2025/09/21 08:46:42 | 91
  • 首縄のねずみ @nezumi1
  • モップじゃないピンクもいる。やっぱここは派手な奴が多い。
    と思えば隅をこそこそしてる虫みたいなのもいる。
    動くものは全て一度は捉え、それから視線を外す。

    「どうせピンクモップの価値じゃ日付変わるまでここを出られりゃしないだろうし、
     精々素敵なご主人様でも見つけるんだな」

    夜までまだ長い。

    2025/09/21 08:46:53 | 92
  • 人畜無害莫迦兎なので、騙されるとかも分からない。
    そんな嘘を人は吐かない。と思っている。

    「ぅー」

    幾ら可愛いべべを着せられたって、少女は何にも見えないし。
    働く意味無いかも。欠けが多過ぎて働けないけど。

    2025/09/21 08:49:31 | 93
  • クゥルン @9loon
  • 「や゛さ゛し゛い゛…
     昨日ひどいこと言っちゃったのにぃ…
     ありがとうございますぅ…」

    2025/09/21 08:49:33 | 94
  • ラァジュー @Lazhu369
  • ぐずぐず泣き喚く桃色髪に目配せすると、
    この終末に珍しく、ちっとも業深に思えなんだ。
    正に路銀を使い果たしたみたいな無惨な顔。

    「施しもくれてやったのにね……」

    もう素寒貧とはおかしいな。酒瓶を仕舞った。

    2025/09/21 08:51:54 | 95
  • シトロン @citron
  • 「何与えても無駄だろ。そいつ、マトモに生きるつもりねえもん」

    この街ではあまり口を開く事はないのだけど。
    泣いている人物と、施しをしたらしい人物がそれぞれ言葉を交わした事がある人間であると気づけば、ぽつりとそんな暴言を。
    随分と泣いている側にヘイトが高いようで、たった一言が辛辣ったらない。

    2025/09/21 08:56:28 | 96
  • ラァジュー @Lazhu369
  • 「それに付け加えてこの類の賭場は……」

    非合法なレートで賭け金をと言いかけ、
    口を噤んだ。そんなの美しくないから。

    「ま、人に物と音で賑わう場所じゃある」
    「喫煙者しか居ないから鼻曲がりますよ、絶対」

    2025/09/21 08:56:46 | 97
  • 「METROじゃなくて、ここに住むなら」
    「どっか店に、拾ってもらって」
    「ちゃんと、仕込んでもらいなよ」

    段差に腰掛け足をぱたり、ぱたり
    外套の中、つま先だけが揺れている

    2025/09/21 08:57:23 | 98
  • 首縄のねずみ @nezumi1
  • 「俺は今皮肉のつもりで言ったんだが……」
    「そんなんだから騙されるんだよ」

    ちょっと舌触りのいい言葉聞いたらほいほいついていきそうだな……
    鼠より小さい脳みそらしい。

    「そこらの男でも捕まえて練習しとけ」

    技量がどうのの話なら。まぁそれで無事に済むかは知らないが。

    2025/09/21 08:57:43 | 99
  • クゥルン @9loon
  • 「し、知ってる人が増えてきた…
     知らない土地なのに…心強いな…えへっ…えへっ…」

    罵倒の類はいままで散々受けてきたのであんまり堪えていない様子、
    むしろ見覚えのある人々にちょっとほっとしたおのぼりさん。

    2025/09/21 08:59:20 | 100
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