記憶

  • メイラン @yang0024
  • @Rabimaru
    「な、なるほど……飲みすぎてしまったとかでしょうか。
    でしたら止めておいたほうが良いですかね……」

    お酒による失敗は自分も先日やらかしているので気持ちは分かる。
    自分の場合は相手に酔わされたという失敗談だけど。

    「でしたらとりあえずお料理を先に注文してきますね。
    少々お待ちくださいっ」

    席を立って注文をしに行くバニーガールのメイラン。
    彼女自身はあまり気付いていないが、後ろ姿もお尻の形などがくっきりと
    分かる衣装で、かなり扇情的なデザインであった。

    2025/09/24 22:50:42 | 1
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @Lazhu369
    ……確かに、これまでも既に見たことのない景色であったけれど。
    他所からの声だとか、曙光から戻ってきた住人共の声だとかで想像していたものはある。
    それを超えていた、というか、己の想像力が欠如していただけで。

    「……うわ」

    ただこの空間はそれとも更に話が違う。
    なにせ、こんな一面の豪奢な衣服、想像だにしていなかったのだ。
    布は、それすら、ねずみにとっては貴重なものだ。

    それにしても言うに事欠いて「うわ」はないだろう。
    これもまた見ての通り、少女趣味とは無縁のねずみであるからこそだが。

    「……」

    それでも第一声は差し置いて、興味深げに見つめる瞳は確かにある。
    憧れ、が近いか。それにしてもやや、場の空気には押し負けているが。

    「……どれならいいの」

    そんな視線がようやく上へ向いた。
    切り替えが早いな。或いは、気圧されている場合じゃないと言い聞かせたか。

    2025/09/24 22:52:19 | 2
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @happa
    散々棘を抜かれたから滲む表情も増えた。
    子兎のお陰もあるが、貴方のお陰もある。
    あるいは、酒精の麻痺が取れたからか。

    もしも、妹、あるいは弟ならば、
    莫迦な真似は止せと言うだろうよ。
    精々向こうで文句垂らされると善い。

    「七竈か。らしいやも」

    赤い実の成る落葉樹を脳裏に描いた。
    絵物語でしか与り知らぬものの、
    樹木は樹木か。腑に落ちる心地。

    「貴方の渾名も厭じゃないが」
    蜡烛ラァジューと言います」

    困った眉しながらに微笑を浮かべる。
    こちらは確かな名だが、特段思い入れはない。
    好きに呼べばいい。忘れたっても別に良いな。

    然し、こちらは忘れやせぬだろう。

    2025/09/24 22:55:33 | 3
  • サクヤ @Rabimaru
  • @yang0024
    「……いや、なんていうか飲んでたら襲われたというか……まぁとりあえずそれはいいか」

    あまりよい記憶ではないのは確かだし、とりあえず今はどうでも良いかと

    「あ、うん料理の方先によろし……くっ!?」

    咄嗟に今回は下を向くだろう、あまりずっと見ているとよからぬ事を考えてしまいそうだ。

    2025/09/24 22:57:05 | 4
  • 冬真 @milktub
  • 息を吐く。よく見たら、投げられた狐面を受け取った手が震えてら。
    勝利の証を、丁寧に懐に仕舞った。これで、化け物退治は終わりだ。

    「いい顔してんな」
    「……退屈しなかったろ」

    これで、自分がしっかり相手を"歪ませられた"。
    ギャンブラーは、ギャンブラーに、笑う。

    「一生苦しめよ、このいに。雅尾」

    2025/09/24 22:57:22 | 5
  • "星の眼" @spherelord
  • 「おやおや。またひとつ勝負あったようで」

    少し見ないうちに又も興味深い出来事が起こっていた。
    ぱちぱち、と相克をしたふたりに拍手を送る。

    2025/09/24 22:57:30 | 6
  • 汐 雨音 @kajika0x0
  • 勝負の行く先。遠方で試合の詳細は見えなくとも、あの声でわかる。
    勝者による、勝者だけに許される雄叫びだ。
    負けた側の顔を見れば、くす、と微笑んで。

    野次馬の自分は見届け終えたと言わんばかり。
    機嫌よさそうな足取りで踵を返した。

    2025/09/24 22:57:56 | 7
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • 真剣勝負。正面から相手に挑む姿は見事と言わざるを得ない。

    価値を得るとは、すなわち価値を持たぬ者を生み出すことだ。
    勝者の輝きは、誰かの影を深く濃くする。
    あの場に立つ勇気を思えば、背筋が冷たくなる。

    しかし。ああ在りたかったとも思うのだ。

    2025/09/24 22:58:11 | 8
  • イスルギ・ホタル @isurugi3
  • どうせならオーディエンスとしての役割を最後まで果たそうではないか。
    「手に汗握る相克を見せてくれた二人に盛大な拍手を!」
    マイクで強引に煽り立てる。

    2025/09/24 22:59:08 | 9
  • Ristas @Ruruxisme
  • *戦いを見る事はしなかった*
    *楽しんでるよーでなにより。それだけ*
    *女は暇潰し程度に塵を捏ねに離れてく*

    2025/09/24 23:00:08 | 10
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 建物の上、座ったまま上体を後ろに倒した。

    自分に無いものを目に焼き付けて、感化されたのか胸が熱い。
    この体には何も無いのだ。

    ここで拾って見つけたものばかり。

    2025/09/24 23:03:10 | 11
  • 七竈 @happa
  • @Lazhu369
    それならばよろしいこと。
    変化もまた、生きる者の特権だ。
    麻痺が取れたのもまた、良きことかな。

    困った顔になること請け合い。
    兄というものは妹には勝てなんだ。
    終ぞまでそうだったのだから、あちらでもきっとそう。

    「そうか?」
    「ならばよろしいな」
    「名に恥じぬ姿であれば良い」

    赤い色はとんとないが、樹木は樹木。
    花言葉こそが相応しいんだろう。
    そういう家だった。

    「蝋燭か」
    「仄かに灯る」
    「良い名であること」

    人の命を蝋燭に例える、あの話は何という題名だったか。
    あなたの火が消えなければ良い。
    困ったような笑みに目を細めて、そう評した。
    忘れられないらしいな。であれば、きっと忘れないのだろう。
    話の切れ目に、ゆったりと腰を上げた。

    「冷菓子は好きだったかな」

    あっさり味のアイスクリンがあるらしい。
    乳よりは甘味料の甘さが勝つだろうし、乳脂肪分も少なめだが。
    冷やせばそれなりに美味かろう。

    2025/09/24 23:03:22 | 12
  • 雅尾 @kltkrt
  • 観客向けわざとらしく袖でも振ろう。
    お時間いただき感謝するよって、礼代わり。
    見世物は見る側でって質なんだがね。

    こういうの、ちゃんと感謝する方が気持ちもいい事。
    それから冬真の方寄って腕掴んでからさっさと中心抜けてしまおうか。

    後の事は、とこれ以上にはこの場に置いてかん。
    きっとその内元の曙光の様子に変わるんだろ。さっきの事なんざただの一幕として。

    2025/09/24 23:04:54 | 13
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 視界に広がるのは青ばかり。
    目が痛くて、瞼を閉じた。

    2025/09/24 23:07:19 | 14
  • 冬真 @milktub
  • 「俺の賭けが派手なばっかりに悪いな」
    「酒飲むか。気分いい」

    2025/09/24 23:07:54 | 15
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @minutus
    仄暗い地下に潜んでいたのだから、さもありなん。
    煌めく都市の目映さに灼かれるのは無理もない。
    いずれにしたって伽藍洞の光じゃあるが。

    絢爛豪華な店構えに「うわ」と呻けば苦笑を滲ませる。
    心根正直に吐くんならば、こちらも漏らしたい音だし。

    「どれって……ううん……」
    「色に形の選り好みはありますか」

    視線を、逸らしはしないが。微妙に気不味い顔をして。
    積まれたカゴを引っ手繰れば、手近なワンピースの袖を摘んだり、
    レースのあしらわれたゴスゴスしいドレスのフリルを緩く靡かせ、
    こりゃあお求めの品とは違うかしらと困惑が深まった。

    2025/09/24 23:08:49 | 16
  • 雅尾 @kltkrt
  • @milktub
    「…お前だからさ」
    着いてきてくれるだろ、きっと。
    だからさっきの続き。小さく呟き思った事素直に。

    「でも、苦しめそうにないな」
    「どうやら手前はこの状況に本気で楽しいと思えているらしい」
    腕を引く。どこに向かいたい訳でもなかった。

    「なぁ、冬真。お前のお陰で今手前は──」
    腕を引く。その内、立ち止まって。▽

    2025/09/24 23:10:16 | 18
  • メイラン @yang0024
  • @Rabimaru
    少年の気も知らず扇情的な後ろ姿で出ていった少女は、しばらくしてから
    料理を運んで戻ってきた。バニーガールがご飯を持ってくるという変わった光景。

    「お待たせいたしました、こちらビーフシチューとオムライスになります。
    オムライスはケチャップで文字を書くこともできますが……ええっと、ハート
    とか名前とか……?何かリクエストはありますか?サクヤさん」

    マニュアルらしきものを読んでいる。

    2025/09/24 23:12:03 | 19
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @Lazhu369
    「……」

    色、形。好み。
    真っ先に口にしようと思ったのは。

    「……動きにくくないの」

    無茶を言う。
    けれど死活問題なのだ。
    だというのに、「…いや」と思案のいとま。言葉続いて。

    「……かわいいの」
    「って、…こういうの……?」

    指さしたのはピンクかな。
    それでも脱ぎ着を気にしてか、ラインナップの中では控えめなワンピース。
    なにせ普段着はぶかぶかのシャツ1枚だ。
    ボタンやら、チャックやら、煩わしいというより自信がない。

    2025/09/24 23:14:04 | 20
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「酒なら奢ろう。あんたの勝利に乾杯だ」

    2025/09/24 23:14:22 | 22
  • 雅尾 @kltkrt
  • @milktub
    「生きていたいと思えるらしい」
    困ったねと続けて息を吐く。

    医者に語った最後の日への考え一つ、今更出来そうにもない。

    「お前、手前の生き方ぐちゃぐちゃにっつったろ」
    「この賭け挑まれ考えさせられた時点でさ、負けだったんだ」

    「だからこそ紙片なんざ出さず素直な気持ちぶつけたんだが」
    どうだった。お前が思う”雅尾”の札だったか?

    2025/09/24 23:14:39 | 23
  • サクヤ @Rabimaru
  • @yang0024
    「あ、おかえり……えーと、ありがとね。
    あ、そんなのあるんだ……それじゃ……ハートにしようかな。」

    そんなサービスもあるんだ、と少し悩んでハートにすることに

    2025/09/24 23:17:17 | 24
  • キロノヴァ @kilonova
  • ずいぶんと大きな声が聞こえてきました。
    悲鳴のようなものではなく、たかぶった感情がそのまま声になったような……
    「―――。」
    賭け事か何かか……いえ、この街であれば相克に勝ったのかもしれません。
    ここ何日か耳にすることのなかったボリュームの大声に、思わず笑顔が浮かびます。
    あんな声が上がる活力が、まだこの街のどこかにあるということに。

    2025/09/24 23:18:38 | 25
  • 蜘蛛の糸垂らし いつか来る
    その日を待とう ただ独りで

    「あなたも来てくれるのなら」

    こんなに嬉しいことはないけどな
    なんて曙の下で思うばかりの孤独

    以降この女が 理由なく
    他の場行く事 在らずに

    2025/09/24 23:20:31 | 26
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 「……」

    眉を寄せて起き上がる。
    こんな資源の少ない中、飛ばせば主は分かるだろ。

    新しく折った手帳産の紙飛行機にメモ書きをして、眼下に飛ばした。

    2025/09/24 23:25:15 | 27
  • メイラン @yang0024
  • @Rabimaru
    「かしこまりました。……コホン」

    と、少女は咳払いをすると。

    「お、おいしくなぁれ~♪もえもえ~……きゅん?」

    ケチャップでハートを書きつつ、両手でもハートを作って台詞を付けた。

    「な、何ですかこれは……なぜこんなものがマニュアルに書いてあるのでしょう」

    2025/09/24 23:25:53 | 28
  • 冬真 @milktub
  • @kltkrt
    「そっか。じゃあ、その分はお前の勝ちかもな」

    楽しかったこと以上に、楽しめたこと以上に、
    賭けで価値のあることなどない。
    それでも今回は俺の方が楽しかったと胸を張って言えるし、
    得られた結果も上々だ。
    気分が、とにかくいい。
    だから笑って言った。

    「伝わったさ」
    「だから」
    「厄介なやつに、厄介にも自分のこと散々考えさせて」
    「頭ン中ぐちゃぐちゃにまでしてでもそれが雅尾の出した答えなら」
    「やっぱそれには胸張って応えられるよ」

    2025/09/24 23:29:28 | 29
  • 冬真 @milktub
  • @kltkrt
    どんな状況からでも、まるでテーブルをひっくり返す様に。
    勝敗結果すら逆転させて。

    不利を有利に、不可能を可能に、化け物を人間に。
    目障りを目が離せないに、死んでもいいを生きていたいに。

    大嫌いなスカしたやつを、共に笑える相棒に変えながら。

    「お前にとって一番面白い俺であり続けてやるよ」
    「最後まで笑ってろよ、一番の特等席すぐとなりで」

    楽しませ続けてやるよ。
    終わりゆく黄色の塵の舞う街でも、鼻歌混じりに。

    2025/09/24 23:29:59 | 30
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @happa
    甚だ死人のような言い種。
    貴方の生涯にも何かしら変化を及ぼすと嬉しい。
    子兎に白狐、自らの住処を宿扱いする奴等も増えたんだ。

    自ら明け渡したのも貴方だったけど。

    「名は体を表すと言うけど」
    「赤裸々が過ぎて却ってこちらが恥ずかしいな」

    まんまと庇護の対象に置かれた身としては、
    思う壺に嵌まったようで決まりは悪いものの。
    樹木の如き佇まいに違いはなかったらしい。

    「風を前にしても消えぬ灯りになりたい」
    「忌々しい名だったが、今はそう思う」

    死の淵に蘇るような、眩い光になりたく思う。
    火が掻き消えても、蝋が溶け切るまでは。
    告げ終えるなり残った辛麺を啜り出した。

    「段々甘味の口にもなって来たな」
    「嫌いじゃないですよ。後であの子にも出してやって欲しい」

    人工的な甘味料は寧ろ舌に馴染み深い。
    辛味に火照った肌を冷ましたい気も、する。

    2025/09/24 23:30:39 | 31
  • 記録係の『鳩』 @Scravis
  • 建物の上から降りて、そのまま梟首会の方へ歩いて行こう。
    そろそろ雨の降る時間だ。

    2025/09/24 23:35:29 | 32
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「終末が迫って来て、相克も意味合いが重くなる」
    「なんてこともない。ああ、良い終末の夜だ」

    酒を飲み、煙草を吸い、紫煙を吐く。
    死ぬのは勝手だ、それがたとえ世界であっても。

    2025/09/24 23:35:37 | 33
  • ヨシト @justAstick
  • 夜風に吹かれ、街路に佇んでいる。見上げる先は墓標の如き高層ビル。この下に在るしかないと宣う、党首の言葉通りにな。
    時折、梟首や鉄軌の方角へ視線を向けちまうのは。無関心で居られねえ証。綯い交ぜの嫌悪と嫉妬をこの身の内に渦巻かせ。なあに、じきに消ちまうんだ。酒の肴にも成らねえ話は、仕舞ったままでも構わねえだろ。

    2025/09/24 23:36:56 | 34
  • サクヤ @Rabimaru
  • @yang0024
    「んッッッ……なるほど……いや確かにこれは必要だよ……うん!」

    こういうお店は初めてだが、この儀式じみた行為の大切さを理解できた気がする。
    なるほどこれは確かに良いものだ、単純にかなり可愛い

    「あ、そういえばメイランさんは何か食べないの?」

    自分だけ食べるのは何処か気が引けて

    2025/09/24 23:38:50 | 35
  • "星の眼" @spherelord
  • 「うふふ……溺れるやうに楽しんでおいて、
     『此の先も』とか、『続きを』、だなんて御所望ではございませんよね?」

    【終わり】は一度きりだからこそ価値があるのです。
     滅びを望む者たちよ、党首の誓いが嘘になりませんやう、最期まで楽しみませう?」

    2025/09/24 23:39:56 | 36
  • 七竈 @happa
  • @Lazhu369
    似たようなもののように思う。
    生も死も等価値ならば、同じこと。
    しかしそう思ってもらえるなら、無下にするわけにもな。
    自分の住処だけれど、あなた達の住処にしたって良いのに。

    「は、は」
    「何。そういうこともある」
    「名は体を表す、というもの」

    自然とそうなっていたのでは仕方がない。
    あなたが決まり悪げにするのも見慣れてきたな。
    相違がなければそれで良かった。

    「そうか」
    「灯の名よな」
    「お前の志に似合うと思うよ」

    彼女の世界を暖かにしたいと願うあなた。
    終わりまではきっと、輝かしいに違いない。

    「ン、構わんよ」
    「きちんと人数分あるゆえな」

    勿論、と頷いた。
    食べ終わり頃には冷菓子を出すんだろう。
    食卓を囲めば、家族のような絵面にもなるというもの。
    そうして、世の末とは思えぬ穏やかさが続くんだろう。
    後になって、そう言えば殺してもらう約束をしてもらったこと、言い忘れたな――。
    と、このボケ老人は思ったとか。まあいっか……。良くないよ。

    2025/09/24 23:39:56 | 37
  • リウ @JagdKatze
  • 「……」

    人通りの絶えない街路の脇。
    安っぽい紫煙の色気を燻らせて
    ぎらつく瞳を細目で絞る黒い男。

    幾つもの吸殻で足元を汚して
    それを拾い上げることもしない。
    今更、誰がそんな些末で心を満たそうか。

    狂った天蓋に見下ろされ
    それでも消えぬ地上の星空。
    鼠と梟が身を抉り合う合間に
    生き削がれた蟲たちに紛れて。

    2025/09/24 23:40:24 | 38
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「嘘だったら、私は賭けに負けるな。大負けだ」
    「終末なんだ。人間の力じゃどうしようもないような終末をくれるとありがたいがな」

    2025/09/24 23:42:08 | 39
  • @500w
  • 煙草を食む。落ちた灰が芥に混じり、塵になる。

    「いつの間にやらこんな時間だ」

    2025/09/24 23:42:10 | 40
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @minutus
    こういったファッションに機敏性合理性を求められましても。
    寧ろその、動きやすいとは真っ向勝負の構図だし。
    しゃあなしで見繕う指を向ける、も。

    「ん、」

    おずおずと指さされたの。
    オーソドックスなワンピースに目一杯のフリルにリボンのあしらわれた、
    比較的シンプルなデザインなものの、注文の通りにふりふり可愛くはある。か?わからん!

    「ピンクがお好き?」
    「可愛いと思う、し……」
    「うん……似合うんじゃないかな」

    ご指名されたワンピースの掛かったハンガーを掴み、
    子鼠にぴったりと合わせてサイズを確かめる。
    痩せぎす故多少ぶかつくやもだが、
    丁度嵌まったような心地もあるな。

    2025/09/24 23:45:01 | 41
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • 「……禹。あの瓶を取っておいで」

    窓辺の老人は煙管から口を離すと、みせに控えた丁稚に声を掛ける。
    丁稚はしばし呆然と目を瞬いていたが、急いで奥へと引っ込んでいったかと思うと、
    周りの空気よりも些か冷えた磁気瓶を持ってきて、老人に手渡した。
    十五年、と掘られた磁気の瓶は、普段の酒よりも仰々しい。

    「今日の雨はこいつで待とうじゃあないか。
     何やら、景気が良いらしい。ほしい人間にも振る舞おう」

    2025/09/24 23:45:09 | 42
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • 「相克な~……」

    掴んだものは光り輝く。
    その光は、きっと誰かの瞳を焼く。
    そんなことを思いながら、
    どうしたものかと曖昧に胸を撫でる。

    2025/09/24 23:45:51 | 43
  • "星の眼" @spherelord
  • 「誠に同感でございます。せっかく此方に賭けるなら、少しでも"勝ち"の可能性を掴み取るのです」

    「そしてひとりでも、少しでも多くわたしたちが業を備えて、共に世界を滅ぼしませう」

    大魔王の下僕が如く、黒猫は舌を回した。

    2025/09/24 23:46:40 | 44
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「……ああ、相克と言えば、そうか」
    「三度目の正直とは言うものな。私もまだやる相手がいたな」

    いつものように、笑う。

    2025/09/24 23:48:36 | 45
  • しののめ @shino
  • 鼠の地下鉄から来ました。
    相変わらず、ここは賑やかです。
    ずっと、育ったときから賑やかでしょう。

    2025/09/24 23:48:58 | 46
  • @500w
  • 人の話、聞いているのか居ないのか。
    肩を竦めて芥を漁る。そういやここに蔓延るは宗教だったか、?

    2025/09/24 23:49:54 | 47
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @Lazhu369
    好き、というか、考えたことがない、が正である。
    だけど世間じゃピンクって、多分かわいい色だと思う。たぶん。

    「似合う、」
    「かな……」

    自信は、ないかも。
    なにせ日頃はこれぼろ服なのだし。
    ただ、…似合うといいな、とは、思った。

    「……」
    「……じゃあ、それにする」

    もう一度指さし。
    試着という概念はないな。売り物、汚しても悪いし。
    ねずみはそんなに清潔じゃあない。

    「あんたは、何も買わない?」

    浮かべたのは連れていた子兎。
    そう、こういう服、で浮かべたばかりだ。
    だから、なんとなく。念のため。

    2025/09/24 23:52:05 | 48
  • メイラン @yang0024
  • @Rabimaru
    「そうなのですか!?ま、まあサクヤさんが必要だとおっしゃって下さるなら、
    私もやった甲斐はあるかもしれません……」

    少女もマニュアルにあったこの行為に疑問符を抱いていたが、
    少年が喜んでくれたのなら良かったと納得することに。

    「ああ、私の食事ですか?ええっと……このお店はスタッフも接客の一環として
    お客様とご飯を食べても良いみたいですね……私も何か食べましょうか」

    2025/09/24 23:53:29 | 49
  • 汽水 @ramune
  • きっと良い相克を見そびれたのだろうけれど、そんなことは露知らず。
    軽やかな足取り、奇妙にきらぎらしく瞳を輝かせてエピタフを眺めて。
    奪る相克するなら……ここじゃないのよねぇ?多分。
     どうしようかしら」
    人々の輪に混じる手前、一時の物思い。

    2025/09/24 23:54:06 | 50
  • "星の眼" @spherelord
  • 「戯れならともかく、同じ党への賛同者同士、奪い合っても意味はないのでございまするな」

    「異なる勢力の大物相手と如何に相克をするか……考えなければなりませぬでせう」

    2025/09/24 23:56:16 | 51
  • サクヤ @Rabimaru
  • @yang0024
    「うん、凄く必要な行為だった……けど他の人にはやらない方がいいと思う」

    一部の人にやった暁には目も当てられないことになりそうだ

    「そうなんだ、それなら良かった。
    やっぱりご飯は一緒に食べたいからさ、メイランさんは何食べる?」

    2025/09/24 23:56:24 | 52
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @happa
    梟首から逃げ果せた先の、貴方の帰り着く家だろう。
    律儀とは違うものの、我が物顔するのは気が引ける。

    血に生まれも異なるのに家族団欒とは。
    合縁奇縁の中でも一際奇妙な縁だな。
    冷菓子を差し出されれば口に咥え、
    一寸行儀悪くも流しを片付け出す。

    なにか、仄かに甘い、気がする。

    しかし、まあ、しょうがないとは言え、
    その約束事とやらは教えて欲しかったかもな……。

    2025/09/24 23:56:43 | 53
  • 巳然 @snake03
  • 「ふー…相克なぁ
    俺はあんまり好みじゃねえっつーか…」
    錠剤らしきものを片手に路地裏から戻ってきた。
    最早隠してないなさっきキメてきたな

    2025/09/24 23:56:50 | 54
  • しののめ @shino
  • 「…」
    ため息。

     こういう考えを持つ人たちがいるから、
     地下鉄で聞いた勧誘話はここだったか。

    2025/09/24 23:58:33 | 56
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • 「知らんなあ」

    誰ぞの声に応える。その先が誰かは老人の視線からはわからない。
    なにせグラスに注いだ古い黄酒のみにしか、その金色は注がれていないからだ。
    およそここいらの店先では、ろくに見ることのない古酒の色だ。

    「私は私にしか賭けん。
     天上よりの声に頼って己が身を預けるなんざあ、消極的なことよな」

    2025/09/24 23:58:36 | 57
  • "灰被りの獣" @SonsOfWolves
  • @id
    それは、貴方が洞穴METROより地上へと戻る道の途中でしょうか。
    路地から賑やかな通りへと移る途中で、ふと掛けられる声があります。

    「こんばんは」「今、大丈夫かしら?」

    ソレは向こうでも見た顔。前に貴方を手酷く拒否した獣が1匹。
    灰をまぶしたその身体は、随分と向こう住みらしいものでしょう。

    2025/09/25 00:00:53 | 58
  • 雅尾 @kltkrt
  • @milktub
    「宣言食らって曙光の骨牌出さなきゃ手前の負けに信頼は嘘、愛情も嘘となるからな」
    変えようもなかったのさ。最初から骨牌だけは決まっていた事。

    後は何出すか、或いは今見せたように何も出さないか。
    散々考えて、散々悩ませて、散々と眠れない時間もあった。
    そうして勝ち負けについてを考えた。勝ちたいかを考えた。
    負けたくないかを考えた。賭けたもんについてを、考えた。

    その時ふと気が付いたのが”どちらも同じもの”があるという点。
    貴方は、最初からそこは変えずにいたのだろう。

    そしてそれに気付いたのが賭けの景品決めた後という時点で全ての負けは決められていた。

    賭け師であると同時に、たった一人の”冬真”という人間を見てしまった。
    傍に在るもの見えて、手を伸ばしたくなった。欲しいと、思った。

    孤高そうに見えようが、結局はそういう一面あったらしい。
    だけどそう思わせたのは今近く在るその一人でしかなく。
    残り少ない終末までの時の中で気付きたくない事気付かされてしまったようで。

    一人でさっさと死ぬ事、選べなくなってしまった。▽

    2025/09/25 00:04:20 | 59
  • メイラン @yang0024
  • @Rabimaru
    「そ、そうですか?でしたら業務外では控えましょうか……」

    かしこまりました、と素直にうなずく少女。

    「では私もシチューにいたしましょうか。温まりますからね。
    あとは付け合わせにパンとサラダと、そのくらいで良いでしょう」

    2025/09/25 00:04:23 | 60
  • 雅尾 @kltkrt
  • @milktub
    ひっくり返されたのは勝敗結果のみに留まらず。
    どうしたって負けてしまったと口にせずにはいられなかった。

    「…大好きだよ、冬真。この世で一番お前が好きだ」
    「きっとどんなお前もそう思ってしまうんだろう」
    「厄介な奴に目を付けられちまったね、お前」
    掴んだ手を名残惜しくて放せやしなかった。本当に、困ったもんだ。

    「最後まで笑わせ続けてくれよ、一番の特等席すぐ傍誰にも譲らんからさ」
    感情として、歪んでるのにな。毒抜けた笑みは牙をも捨てただの人間でしかない。

    METROの党首らしき誰かの声。願い問われたそれ思い返して。
    自由に、笑って、共に在れたら泥水啜ってでも何しても生きてやりたいと、胸に。

    無かった願いすら作られちまったんだもの。塵すら輝き見える程。

    「お前に、会えて良かった。会えて良かったよ、冬真」
    「手前を、見付けてくれて有難な」
    終わり行く世界の中、静かにあった死んでいく筈だった存在を。

    2025/09/25 00:04:30 | 61
  • "星の眼" @spherelord
  • 「『自分にだけ賭ける』……。それも格好良いですな」

    「然しわたくしも別段、天上の声のみに従う者ではありませぬ。
     わたくしも又、己の願いエゴを通すために戦っておりまする。
     の声も其の意思すらも、わたくしの願いを通す手段のひとつにすぎませぬ」

    「わたくしは、只のめくらに非ず。
     『此の世界の【終わり】を、此の眼で視るために』居るのです」

    2025/09/25 00:05:08 | 62
  • 汽水 @ramune
  • そうよね、同じから奪っちゃそれを潰せやしない・・・・・・
    呟きに賛同するよな声に内心頷きながら、ふと聞こえた声の主に視線をやった。

    2025/09/25 00:06:12 | 63
  • シャルパス @id
  • @SonsOfWolves
    「……おや、お嬢さん」

    呼び止められれば足を止めはする。
    あなたの見目を一瞥した。

    「地下鉄じゃとんだ上物に見えたものだけど、
     ここいらまで来ると素材は良くても、
     被り物・・・で若干台無しか」

    いくら色欲にまみれた男といっても、
    まさか君がおっかけ身体売りに来たとは思っちゃいない。
    当然警戒というのは最大限にある。

    2025/09/25 00:07:02 | 64
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「天の声なんざ幻聴と変わりないからな」
    「賭けは賭けだ。ベット、レイズ、コール」
    「チップを場に積まなきゃ、賭けにならん」

    2025/09/25 00:07:31 | 65
  • シラエ @freetime00
  • 「……」
    戻って来るや、またあの声だ。
    なるほど、人形にも、多少の理解が及ぶ事だ。
    業が拾い集められるものは、ここにはもうないと。
    ”ここにもう拾えるものがない”と。
    そう。そうか。であれば、人形には、もうここは必要のない場所だ。
    ついぞ人形は終わりの意味の一端を覚えたのだろう。
    ならばあとは、ここに残ったものを拾い尽くして
    何処へにかまた”拾いに”行くか。

    2025/09/25 00:09:16 | 66
  • サクヤ @Rabimaru
  • @yang0024
    「うんうん、そうしてくれたら安心出来るよ。」

    とは言え心当たりがあるのは数人しか居ないのだけれど

    「シチューとかパンとかもこの前の中華とまた違って美味しいよね。
    それじゃ、メイランさんの注文したのが来たら一緒に食べよっか」

    2025/09/25 00:10:28 | 67
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • 「女は黙ってオールインってね」
    「背負った業全部無くせるんだったら」「そうしたいのにな」

    2025/09/25 00:10:51 | 68
  • イスルギ・ホタル @isurugi3
  • 「うーん。
     俺たちの誰かに業を集中させて梟かメトロの業持ちの興味を引くとか?」
    俺たち……曙光で終末の日を今か今かと待ちわびている連中のことである。
    「ダメだな、リスクがデカい」

    2025/09/25 00:11:15 | 69
  • ヨシト @justAstick
  • 世界の終わり、それは悲願に違いない。だが果たして、勝利の為に此処に居るのか?
    「さて、どうだか……」
    呟いた。 一匹の羽虫となって、誘蛾灯の周りを飛び回る他にねえから。そうしているだけ。

    2025/09/25 00:13:11 | 70
  • 汽水 @ramune
  • @kingisdead
    「なぁに、自分に賭けるなんてかっこつけちゃって!
     何?自分に何賭けてんのよ」

    他の何かに対する声だったやもしらんが、この女は己に応じたものと思い込んだ。
    だからつかつかとあなたの傍に歩んで、問う。
    『私にしか賭けん』なぞと言うのであれば、終わりに至って何がしの考えでもあるのかと。

    2025/09/25 00:13:17 | 71
  • "灰被りの獣" @SonsOfWolves
  • @id
    くすくす、獣は笑う。貴方の言う事は尤もだ。
    向こうじゃ幾分かマシに見えようが、煌びやかな街並みを前にしてはそぐわぬもの。

    「あら、良いドレスじゃない?」
    「見た目だけ取り繕った偽物よりは、自分らしさがしっかり出せてるでしょ」

    そして、貴方の警戒も当然たるもの。なんせ先も先の事だ。
    けれど獣は何食わぬ様子。1歩、また1歩。貴方へと、歩を進めていく。

    「さっきの演説、随分と見事だったわね」
    「まさか鞍替えしたって訳じゃないでしょうし、貴方は最期まで此処に?」

    2025/09/25 00:13:20 | 72
  • ラァジュー @Lazhu369
  • @minutus
    尤もらしい可愛い色じゃあるだろう。
    この終末に於いても同様に。

    「いっそ、一度袖を通して見たらいい」
    「きちんと可愛らしい顔してんだから」

    似合う筈だと心内に鼠の背中を押す。
    鏡で顔見る習慣とかあるんだろうか。
    ないんならば自信がないのもしょうがない。

    「ん、いいでしょ……」
    「ああ、これも似合うかもな」

    注文のワンピースをカゴに放れば続け様に、
    大きめのリボンに、黒く艶光るパンプスに、
    真白いソックスは汚れが目立つかも、だけど。

    「僕?」「僕に似合いの品はないだろうしな」

    この類は一式揃えての完成美てのがあるから、
    一つ一つのサイズを目算しながら会計に進む。

    2025/09/25 00:14:32 | 73
  • 空は近い 空は青い
    メーデー 終末来光

    胡乱な目で見つめて
    煙草またひとつ消す

    2025/09/25 00:17:33 | 74
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • 「うむ。やはし良いものは良い。
     酒は放っておいても腐らんからいいもんだなあ」

    貯蔵が悪ければ状態が悪くもなるのはそれとして。
    何れの日までに、一番いいものを飲みきってしまおうという算段だ。

    2025/09/25 00:17:40 | 75
  • シャルパス @id
  • @SonsOfWolves
    で、あれば。
    躊躇無くポケットに手を突っ込む。
    構えるのはサバイバルナイフ。
    ……いつもこんなものを持ち歩いてはいない。場所が場所、当然だろう?

    「……審美眼ってものは、地下じゃ育たないみたいだな」

    動きを注視、少しずつ後ずさる。
    舐められたら負け、などという殊勝な考えは抱いてはいない。
    終末は望むべくものだが、望まぬ終わりはご勘弁なわけだ。

    「……いんや。生憎梟のお膝元にお世話になるつもりでね。
     何せ曙光のシステムはもはや機能していないらしい。
     じゃあ、何があるかわからん地下鉄よりも、
     監視の目をくぐりゃいくらでもいい思いができる梟さんのほうが、
     身を預けるには足るってもんだろ」

    全くの大嘘だ。この男は骨の髄まで曙光の思想に共感しているが――
    正直に語るつもりっていうのも全くない。
    口八丁、こと女性相手ってのは慣れたもの、
    淀みなく、瞳だって揺らぎもしない。

    2025/09/25 00:18:37 | 76
  • "星の眼" @spherelord
  • 「……成程、其れもまた名案です。
     然し其れには先ず、我々の意思を固めねばなりませぬ。
     いつまでも此のやうに遊び呆けているやうでは……」

    ある意味、此の街の統率はMETRO以上に取れていないのではないだろうか。
    METROの鼠たちに投げ込んだ『烏合の衆』という言葉が自らに跳ね返って痛む。

    2025/09/25 00:19:20 | 78
  • 冥き深海の静寂 @sayjack
  • @meteorsaber27
    女はあなたを探している。
    宿か、表通りか、どこだっていい。
    明確に問うことがあって、あなたのもとに行くのだろう。

    2025/09/25 00:20:12 | 79
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @ramune
    紅漆の塗られた窓枠、その内側にて男は座する。
    窓辺の机の上にあれやこれやと並べた様子は、時間にも関わらず宴の様相だ。
    男は歩み寄ってきた貴方のほうをゆるりと見上げると、
    手元の酒に気分が良い様子で口元を緩めた。

    「何、単純な話。私は老人だからね。
     どうせ世界が滅びずとも近く私は病いか自然にかで死ぬだろう。
     であればあとは、終わりか己かのレースに過ぎん」

    肩を竦める。そんなのは老人の特権に過ぎる。
    些かこす狡い賭けであるのは、他人の目からしても明らかなことだった。
    杯を五指でつまむように掲げて貴方の目線へ持ってくる。

    「それよか、実際のところ。
     まるでその場にいる人間が押し並べて自分と同じ考えであるかのように、
     自他境界線のない謂れをされたのが甚だばかばかしかっただけさ」

    その物言いはひょっとするとようやく、貴方に対する言葉でなかったことを明らかにするかもしれない。

    2025/09/25 00:22:11 | 80
  • カトー・ナナカイ @Kato7K
  • 「業を集めたいんなら、相剋を仕掛けてまわるのがいいんじゃあないか。
     元手も時間もかかるが、それが最も丸い策だろ。
     ……ま。儂は猫の首に鈴をつける鼠になるのは御免被る。
     存外普通に働いてもいるしな」
    集金するなら相剋を利用するのが手取り早くはあるだろう。
    そうして身を立てて、他の地区で我富むる者なるぞ、と声高に叫べば更に一局打てようとも。
    しかし、誰がそんな大層なことをやるのか?

    2025/09/25 00:25:49 | 81
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @Lazhu369
    鏡なんて塒にはないものな。
    精々、水場の反射だとかくらい。

    「……」
    「あんま見ないの」

    隠しているから、あんまり慣れていない。
    そういう言葉にも。
    また帽子で顔を隠してしまった。

    「……じゃなくて、こないだの子……」

    そりゃあなたには必要なかろうけども。
    あの子は、多分、似合うし。
    ……でも、いいのかな。プレゼントとかする仲じゃ、ないのかもな。

    結局試着する気はなさそうだ。
    そんなまま増えてく買い物にただでさえ丸い目をまるくする。

    「え、ちょっと」
    「そんなに」

    2025/09/25 00:26:24 | 82
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「一致団結だなんてのは、ここには場違いすぎる言葉だものな」

    終わりまで楽しみ、消費し、楽しむ。
    享楽と規律なんてものは、両立しないもんだ。

    2025/09/25 00:28:31 | 83
  • リア=ヴェルダ @Imitat
  • 探し回って鴨鍋売ってる店見つけて食べて来たらしい。
    満足〜という顔でやってきた。

    2025/09/25 00:29:38 | 84
  • メイラン @yang0024
  • @Rabimaru
    「はい、私も普段洋食を食べる機会は少ないのですが、
    味はとても好みです。では私も注文してきますね」

    再び注文のために出ていった少女は、シチューセットを持って帰ってきた。

    「お待たせしました、サクヤさん。
    では一緒に食べましょうか。……いただきます」

    2025/09/25 00:31:12 | 85
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • 「おう、おう。飲中八仙。
     よけりゃあ酒でもひとつどうかね、お前さまに詠んでもらいたい。
     いい老酒を開けたのでな。一人で飲むにゃもったいなくてな」

    ゆるりと瓶をひとつ窓の外からでも見えるように持ち上げる。
    背の低い瓶の胴体には、陳酿十五年との文字が見えた。

    2025/09/25 00:33:37 | 86
  • "灰被りの獣" @SonsOfWolves
  • @id
    「あら、コレでも目は良いのよ?」
    「こんなトコでも良い身なりが見えるくらい──っと」

    ───ソレを持ち出されたなら。歩む足も止まり、貴方を見上げる事だろう。
    最も、其処に怯えの類は無く。いつも通り……いや、貴方からすれば初めてか。
    前とは異なる、にこやかな笑みを浮かべているのだ。

    「随分と警戒してくれんのね」
    「享楽に耽るクセして、脳までぱーっとはなってないんだ」

    獣は片手をジャケットがポケット。
    もう片手は鞄を持ったまま、こん、こん。靴先が路地を打つ音が響く。
    さてはて、そこまでして貴方を呼び止めた訳だが……続く言葉を聞けば、肩を竦める事だろう。

    「……そう」「それじゃ、わざわざ失礼したわね」

    さて、戯言を信じたか疑っているか。少なくとも、その表情には出ていない。
    ともあれくるり、と振り返れば。元来た道を戻り始めようか。

    「向こうも向こうで胡散臭いけど、あんたの自由になさいな」
    「それじゃ精々楽しんで。良い終末を」

    2025/09/25 00:34:13 | 87
  • 汽水 @ramune
  • @kingisdead
    窓枠の中を覗けば随分とご機嫌な机の上。終末には景気も良くなろうか。
    あるいは普段からこの場はこんなものなのやもしらんが、この女はこうして此処を覗き込むのは初めてだった。

    「あら!なぁにそれ、ずっるいわね!
     年寄りだけは自分で自分のこと決めれるってワケ?」

    ネタ晴らしをされりゃ、元から機嫌を損ねた訳じゃあなかった女はケラケラ笑った。
    こす狡い賭けとも言えようが、確かに。道理だ。

    「自他境界の無い謂れ?
     ……んふふ、爺さんになっても勝手に決めつけられたらムカつくのね?
     そういうのムカついたりする感情って枯れないのねぇ」

    その物言いに、きっと先の言葉は己に対する物ではなかったことと察した。
    まあ構わない。ちょうどよく面白いものを楽しんでいる場に居合わせたようだし。

    「ところでこれ、分けなさいよ」

    目線に掲げられた杯をつつく。随分良い香りがする。

    2025/09/25 00:34:45 | 88
  • クワツミ @mulberry
  • ネオンの通りに足を踏み入れる。
    …やはり、此方の方が性に合う。

    2025/09/25 00:34:59 | 89
  • "星の眼" @spherelord
  • 「左様でございますな。『何を今更』。其れもまた然りです」

    「最大の問題は『どうやって賭けに持ち込むか』でせう」

    参加者両名の同意のない相克はできない。
    梟の巣を除いて秩序の失われた此の世でさえ、此のルールは絶対不変だ。

    「わたくし交渉事に自信はありませぬ故、精々格下から巻き上げる程度しか思いつきませぬ。
     然し業が高いからと生意気になれば『鼠に手を噛ませる』ことになりませう……」

    2025/09/25 00:36:28 | 91
  • 汽水 @ramune
  • 「そうね……後で他所いって目についたやつに片っ端からしかけようかしら」
    通り魔めいた発想。

    2025/09/25 00:36:59 | 92
  • 弥刀璃星 @meteorsaber27
  • @sayjack
    宿の方に留まっている。曙光の繁華街に行く理由がない為だ。
    貴方が宿に戻ってくれば「おかえり」と言うだろう。

    2025/09/25 00:37:53 | 93
  • サクヤ @Rabimaru
  • @yang0024
    「うん、わかった。
    それじゃ待ってるね。

    ……やっぱあの服装心臓持たないってぇ……」

    出ていくのを見送れば、軽く背もたれに腰かけてなるべく邪な考えを取り除こうとするだろう。
    戻ってくるまでにある程度クールダウン出来たようで、戻ってくれば笑顔で迎えるだろう。

    「おかえり、それじゃ食べよっか。
    ……いただきます。

    んー、このオムライスもシチューも美味しい、こんな形とはいえ、また一緒にご飯が食べれて嬉しいな。
    やっぱりメイランさんとご飯食べるのが1番美味しいや」

    笑顔でそんなことを言いながらご飯を食べるだろう。

    2025/09/25 00:39:04 | 94
  • "星の眼" @spherelord
  • 「其れに、無暗に仕掛けても逃げられるだけでせう。
     上手な啖呵の切り方でも考えねばなりませぬなあ」

    さういふそういうのは苦手だ……と落ち込む。

    2025/09/25 00:40:44 | 95
  • カトー・ナナカイ @Kato7K
  • 「そうだそうだ、もっと言ってやれ兄ちゃん」
    ちょいと機嫌良さそうに声を上げたのは、今し方開けたばかりの酒の所為か。
    或いは、酔い任せのばかもののフリか。

    「この街はなあ、程々無責任なんでいいんだ。
     末世に勝つの負けるの考えず、ただふらふらと呑めるのが好し」
    今日も歌人は歌を詠んだ。

    まあ、誰ぞかが勝負を挑むんなら、それを止めやしないが。
    しかし、誰かの肩に全てを押しつける気もない。
    ちまちまとこの煌めく街に業を積む男は、それこそが余所者の自分を受け入れた曙光の寛容さに報いる術だと思っているから。

    2025/09/25 00:41:15 | 96
  • シャルパス @id
  • @SonsOfWolves
    実際のところ、無為無策で過ごしてきたわけじゃない、が。
    本家本元の手慣れた者には叶いやしないだろう。
    であるから、その笑顔に喚起されるのは警戒心と緊張ばかり。

    「……すんでのところでやりこめられるのが最近多いんでね。
     女子供相手にも油断してないようにしてんの」

    しかして、切った張ったの予感が多少なりとも薄れた、となれば、
    内心で息をついた。

    「……なあに。君みたいな麗しいお嬢さんのお相手なら、
     いつだって――平和的な方ならね」

    戻っていくなら当然わざわざ追いかけまい。
    かといってこちらも終わった、とは思わない。
    何せそのパターンでそちらの鼠にいいようにやられているから、
    十二分に距離が取れるまで、姿が見えなくなるまで注視していたに違いない。

    ……前述の通りこの男は最後まで曙光に滞在するつもりだ。
    この軽口に対してどう考えているかはこちらからすればわからないが……そうだな。
    何かしらの考えがあるというなら、早めのほうが良さそうだ、ということだけは、
    一応の追記として置いておこう。

    2025/09/25 00:41:32 | 97
  • キコ・ビスカイノ @komainuelse
  • 「そこは皆々の口の上手さによるな。相手を貶すだけじゃあ決闘は盛り上がらんものだ」
    「ま、今更な話だ。それもこれも、何もかもがな」

    今更に終末を嘆いたところで遅すぎる。
    今更に終末のために戦おうとしたって、遅すぎる。
    頭の上の終末は、今日現れたわけではないのだならな。
    酒を飲み、紫煙を吐き、目に付いた人にはひらりと手を振る。

    「クワツミか、こんばんは」
    「良い終末の夜だな」

    2025/09/25 00:44:51 | 98
  • シャルパス @id
  • 「は――、」

    どこかしらの裏路地から駆けてきた。
    後ろを振り向き、一息。

    2025/09/25 00:45:01 | 99
  • 『夢』売りのルクソール @kingisdead
  • @ramune
    「はっは、勿論。年齢を重ねた者の特権であるよ。
     どうせ皆皆最後は己の居たい場所にて過ごす、人の流れを決められはせん。
     であればその結果そのものと、賭けをしてしまうまでよ」

    男はこの状況を楽しんでいるようだった。
    そして、それはおそらく空に穴が開くより前から変わらない賭けだ。

    「そりゃあ勿論、年を取るほどに拘りは強くなるものさ。
     佳く年を取る秘訣というのはね、己が弁を強く前に出さずとも、
     ほんの少しの努力で他人の目先を変えられるようになることだ」

    男も又、機嫌がいいのは変わらないようだった。
    どうぞ、と掲げた杯を窓越しに相手のほうへと手渡す。
    琥珀の色合いを纏った古酒は、紹興酒特有のクセはありながらも、
    芳醇でふくよかな味わいを香り高い匂いにまでも秘めている。

    2025/09/25 00:45:45 | 100
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