記憶

  • 紅簾 @redberyl
  • 「かわいいじゃん」
     好評。

    2025/09/27 02:18:07 | 1
  • No name @Kontya67
  • 「なんでよもったいない」
    「せっかく可愛く、描けてるんだから」

    2025/09/27 02:20:09 | 2
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @minutus
    「……そっか」

    もう少し練習台になってやればよかったな。
    覚束ない手つきを目で追って。
    それで何が変わったわけでもないだろうけど。

    「俺も、なにも」

    自由も、続きの生も。
    欲しいと手を伸ばせるほど希望もなく。

    「……このまんま、全部終われば楽だから」

    終わりこそが願いと言えば、そうで。

    「そんなん、あの空気で言えないしな」

    こんな地の底でも、思いのほか希望を抱く奴は多いらしい。
    苦笑いで肩を竦めた。

    2025/09/27 02:20:43 | 3
  • カイル @Engineer
  • @Kontya67
    「そっちが言うならオレだって言っても良いだろ?」
    「おあいこってもんだ」

    こっちだって可愛い彼女さんを褒めたいんです。
    それに己から言われて変な気持ちになるなら、いくらでも構わないし。

    …アクセサリーを贈ろうか。
    時計を贈ろうか。悩んだりもしたけども。
    結果は装飾品で正解だったかもしれないな。

    「納得してくれたようで」

    だからお互いに割増しで可愛いやらカッコいいと感じる訳ですね。

    「お姫様はお眠かい?」
    「…時間も時間だな。寝るなら抱えてくけど」

    どうする?と首を傾げて。

    2025/09/27 02:22:00 | 4
  • カイル @Engineer
  • 「褒めてるのに…!?」

    2025/09/27 02:22:38 | 5
  • ルプス @SonsOfWolves
  • 「新たな人気がまたひとつ、ねぇ」

    2025/09/27 02:23:59 | 6
  • 剣刺さり @s
  • 「別ので 追加 しとこ ……」
    した。

    2025/09/27 02:24:11 | 7
  • クゥルン @9loon
  • 「ぃ、意外な才能…」

    2025/09/27 02:24:21 | 8
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「それはそれで可愛い様に見える…」

    2025/09/27 02:25:15 | 9
  • カイル @Engineer
  • 「画伯…」

    2025/09/27 02:25:47 | 10
  • No name @Kontya67
  • 「……やはり、絵心がある ね」
    「可愛い」

    2025/09/27 02:25:50 | 11
  • 小柄なねずみ @minutus
  • 暴れないなら、危険じゃないなら、そういうこともある。
    というか、暴れるから特別遠巻きだっただけだ。

    炭を受け取って、指南受けつつがりがりと。
    別に長文書こうってわけじゃない。すぐ終わる。
    そうして似顔絵の傍らにひとこと。

    Mr. idiotおおばかもの

    恨みつらみを込めてやった。
    上、文字を書くのに慣れていないから、文字がでかいし、色も濃い。

    2025/09/27 02:26:25 | 12
  • No name @Kontya67
  • @Engineer
    「んぇ……それは……」
    「そうだけど……」

    渋々引き下がり
    このままじゃいつまで経っても水掛け論だしね

    装飾品は曙光のところで、よく見かけたり盗んだりしてたから、色々と知っていたのです。

    「んっ……じゃあ」「お願い、する」

    眠気まなこ、両手を広げて抱っこをせびるような若干蕩けた顔で

    2025/09/27 02:27:52 | 13
  • ルプス @SonsOfWolves
  • 「良いじゃないの」
    「かわいいし、らしさもあって、ね」

    ……ほんと、こんな穏やかな空気になるなんて。
    大半の人達が見ても信じられないんでしょうね

    2025/09/27 02:29:00 | 14
  • カイル @Engineer
  • 「存外、辛辣な事書くね…」

    英語圏の人間だから、意味が分かった。

    2025/09/27 02:29:39 | 15
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • 書かれた文字の意味はわからない。
    増えた絵と共に眺めて、ゆるく尾を振った。

    2025/09/27 02:31:11 | 16
  • ルカシ・ドラパ @hunter
  • 「絵は、とても良い。」
    ぐー

    2025/09/27 02:33:37 | 17
  • No name @Kontya67
  • 「そんなこと、書くんだ」
    何気に学のある少女です。少しばかりなら英語もできちゃうのでした

    2025/09/27 02:34:15 | 18
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @lostarmrat
    「……そっか」

    自由を得たとて希望があるとは限らない。
    だったら、いっそ。

    「……少し、違う…けど」
    「同じこと、考えてたよ」

    ただひとつ、心に浮かんだ明確な願い。
    それは、終わりに関することだった。

    人々がそれでもと声を上げるのを見ても。
    同じくらい本気で願えるものって、それひとつしか浮かばなかった。

    「ね、」
    「……どうする?本当に《自由》が叶ったら」

    きっとその方が困ってしまう我々なら。
    そんな、話も、してしまえるんじゃないかって。
    そんな。いつもと同じ、淡々とした声。

    2025/09/27 02:34:17 | 19
  • Mr.idiot @s
  • 教えた文字が、そのとおりに描かれゆくのを見ていた。

    「ン いいねえ ……」

    「いい名前入れに なった。」

    そして。
    手を加えられた己の墓を見て、
    満足気に頷いていた。
    おおばかものだから。

    2025/09/27 02:35:14 | 20
  • カイル @Engineer
  • @Kontya67
    渋々だけども納得してくれた様子にちょっと満足げ。

    まさか盗みも働いていたとは露知らず。
    知ったらちょっと苦い顔をしたかもしれない。

    「はいよ、承りました」

    軽々と彼女をお姫様抱っこ。
    そうして共に、寝床へと。
    少しでも傍に居られるよう、願いながら。

    2025/09/27 02:37:05 | 21
  • 小柄なねずみ @minutus
  • ふん。
    やることをやれば、ねずみは炭を地面に捨てて、すたこら定位置へと戻っていく。

    存外にすっきりした。
    眉間にしわは寄りっぱなしだが。

    2025/09/27 02:38:42 | 22
  • ルカシ・ドラパ @hunter
  • 痴れ者
    わやく

    2025/09/27 02:39:33 | 23
  • カイル @Engineer
  • 「…ま、本人が満足なら良いけど」
    「さて。オレもそろそろ寝るとするよ。
    じゃあ、またな」

    残る顔触れにそう告げて、いつもの寝床へと歩いて行った。

    2025/09/27 02:39:57 | 24
  • No name @Kontya67
  • @Engineer
    盗みと言っても、生きる上での必要最低ラインの為だから最悪言っても許してくれるかなって
    存外慢心している。

    「んぅ……またその持ち方……」
    「たまに……は……」
    「おんぶ …とか……」

    うつらうつらとしつつもそんなことをボヤいたり。
    こうして眠気に浸るのは安心するからなのだろう。カイルさんと出会う前では考えられなかった、油断しきった安眠。

    2025/09/27 02:41:06 | 25
  • ルプス @SonsOfWolves
  • 「……みんなおつかれさま」「また、ね」

    おやすみなさい。そう静かに呟いては、獣はその場で包まって。
    子供と共に、いつ帰って来ても分かるよう、いつもの所で眠りにつくのです。

    2025/09/27 02:41:52 | 26
  • 剣刺さり @s
  • あの眉間も、どうにかしてやれたらよかったんだがな。

    「おう。おやすみだ、カイル。」

    「オレも…… そろそろ 眠らなきゃあ な。」

    2025/09/27 02:42:39 | 27
  • No name @Kontya67
  • 「んっ……わたしも」「寝る……」

    うつらうつらとしつつ、寝床へ……
    起きた頃には、願いは叶えられているのかな

    2025/09/27 02:43:37 | 28
  • 紅簾 @redberyl
  • 「……サリ」
     先程から徐々に増えている出血を眺めた。

    「……おやすみ、か」

    2025/09/27 02:44:00 | 29
  • ルカシ・ドラパ @hunter
  • 「...久しぶりに。眠るか。」

    そう言うと、少し目を閉じて休んだ。

    2025/09/27 02:44:23 | 30
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 「皆、おやすみなさい、良い眠りを。そして、そこに幸福な夢が共にあらん事を」

    2025/09/27 02:45:21 | 31
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @minutus
    碌に話さなかったのに、思うことは同じだったらしい。
    やっぱりもう少し言葉を交わせばよかったとも思ったし、
    そうしたって、何にも変わらなかっただろうとも。

    「《自由》が、叶ったら……」

    願う奴らはどう言っていたか。
    進むも止まるも、生きるも死ぬも全て自由、だったか。

    「……悩むな。死にたい訳じゃないし」

    死を願うなら泥水を啜ってまで生きはしない。
    だから、死ぬ自由を得たとしてもそれでは足りない。

    「……世界がまた終わりかけるように、無駄遣いでもしてやろうかな」

    そんなの、全く現実的じゃないから。
    ここだけの空想で、冗談で、空元気でしかないけど。

    「…お前は?」

    2025/09/27 02:46:07 | 32
  • 剣刺さり @s
  • 「ベリルも…… おやすみだ。」

    「おう オレのことを 気にしたヤツが 万一いりゃ……
     暴れ散らかしながら 眠っていったと 伝えてくれ。」

    2025/09/27 02:46:27 | 33
  • 紅簾 @redberyl
  • 「……最後まで大暴れだったな 全く騒がしいやつ」
     嘘。随分しっとりとした終わりだったがね。

    「伝えておくよ。そちらさんの死に様生き様をさ」
    「……おつかれ、」

    2025/09/27 02:49:21 | 34
  • No name @Kontya67
  • 「……名前、覚えてくれてたんだ」

    去り際、ポツリと。
    口にはしなかったけど、嬉しかった。

    おやすみ、サリさん。

    2025/09/27 02:49:24 | 35
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • 「…………」
    眠りゆくサリをじっと見る。
    さいごまで騒々しい、うざったい奴だ。好きじゃない。
    でもまあ、ちゃんと呼び名を改めた分くらいは。

    「おやすみ」
    短く、言葉を向けた。

    2025/09/27 02:49:28 | 36
  • 包丁刺さってない @s
  • 「……… よし」

    「……… ッ ………」

    「……… フ、…………」

    金属音。墓に突き立てる。

    2025/09/27 02:50:56 | 37
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @lostarmrat
    「……だよね」

    別に死にたいわけじゃない。
    常に周囲に怯えながらも、これまで必死に生きてきた。
    …生きることしか、考えてこなかった。

    この包帯だってそうだ。
    だから。

    「……生きるよ」
    「これまでと、おんなじ」

    余計なことを考える余力なんて、ちっぽけなねずみにはありはしない。

    死ぬときまで、生きる。
    それだけ。

    「……できた」

    片足。
    やっぱり前より、かなり早くなったんじゃないかな。
    まだまだ全然、もたつくけども。

    そうして新しく、また、薄汚れた包帯の靴片方。

    2025/09/27 02:53:42 | 38
  • 小柄なねずみ @minutus
  • 「……」

    2025/09/27 02:54:14 | 39
  • 1054-A @oborozk
  • 「……抜けたなあ」

    2025/09/27 02:54:24 | 40
  • サリ @s
  • 「頼んだ コウレン まァ 話にあがったらぐれえでいい
     適当によ ああ…… 残ったモンも全部 好きにすりゃ……いい って」

    「聞いた名前だ 持ってくさ そりゃな」

    「おう…… ノヌも おやすみ
     ……へ 嬉しいね 最後の最期に 言葉 貰えりゃ……」

    2025/09/27 02:57:15 | 41
  • 紅簾 @redberyl
  • 「……頼まれた」
    「楽しかったよ、短い間だったが」

    2025/09/27 02:58:31 | 42
  • サリ @s
  • 「終わり ……ぐれえは」
    「マトモに 終わりに 向き合おうと 思ったが」
    「あんまり…… 思考 マトモに ならねえな」
    「再生 してねえから いや…… 終わりって そんなモンか」
    「ちょっと 誤算だね……」

    「おう……
     今後も…… 楽しんでいけるよう…… 応援 してる」

    2025/09/27 03:04:20 | 43
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @minutus
    「ははっ」

    短く笑う。
    嘲笑じゃなく、冷笑じゃなく。

    結局はそう。死にたいわけじゃなく、世界が続いてしまうなら。
    きっと自分もそうなるんだろうと。
    これだって単なる、空元気。

    「………そうだな」

    お互い耐えるしかない。
    弱い鼠に出来るのは、いつだってそれだけだ。

    「《自由》な世界になっちまったら」

    終わってくれず、お互い生きるしかないなら。

    「また練習台になってやるよ」

    包帯の巻かれた足を軽く持ち上げて。
    前より早くなったそれに、いいじゃんと軽く褒めるように。

    それから、促されるより前にもう片足も差し出して。
    少しだけ穏やかに、作業を見守ろう。

    2025/09/27 03:08:20 | 44
  • 小柄なねずみ @minutus
  • 「……やっぱ、」
    「……ばか」

    ちいさなねずみのちいさな声は、果たして。
    終わりゆく身体に、届いたかな。

    2025/09/27 03:09:20 | 45
  • クゥルン @9loon
  • 「………」

    気の利いた言葉が思いつかない。

    「えっと、その…ありがとうございました」

    シャボン玉を作り続ける。眠る前の景色くらい多少マシになるよう。

    2025/09/27 03:10:00 | 46
  • No name @Kontya67
  • 「…………」
    物陰から一つ、見守るような小さな人影が

    (そう、だよね)「……やっぱり」

    2025/09/27 03:12:19 | 49
  • 紅簾 @redberyl
  • 「……難儀なもんだ」
     何事も 思い通りになることばかりでない。
     それが人生なのかも。

    「なんか応援されたな……ありがとよ」
     応援された。ありがたいね。
     最後くらい色眼鏡外して見てやるか。
     こっから20時間くらいもったらおもしろいがね。

    2025/09/27 03:12:19 | 50
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • 再生しなくなったのだと、包丁が刺さったままでも大丈夫ではなくなったのだと分かる。
    「貴方の生命が、帰って来た証だよ。誤算だったかもしれないけれど、今貴方だけが感じられる感覚だ。
    頑張ったね、ここまで」

    2025/09/27 03:13:42 | 52
  • サリ @s
  • 「わりいね シャボンに 水刺して
     泡だけによ 薄めちまたかってな ハハ クソ あんまうまくねえ
     最初から 最後まで 挨拶ありがとよ クゥルン」

    2025/09/27 03:13:57 | 53
  • サリ @s
  • 「まあ これが…… マトモ ってわけだ
     これでいいって ……思えるね
     お前も オレが 褒めてやるからな ロウ
     ありがとよ」

    2025/09/27 03:16:04 | 54
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @lostarmrat
    「……」
    「……うん、…わかった」

    《自由》な世界の予定がひとつ。
    思い描くことのできなかった未来が、交わした言葉で輪郭をつくる。

    それは。
    …それだけは、すこし、悪くないなと思っていた。

    もう片足も、同じくらいのゆっくりで、以前の靴よりもう少しくらい出来良く巻かれていく。

    そして、それも。

    「……できた」

    声掛けて、見下ろしてみる。
    うん、これまでで1番いい出来だ。

    「もっと、上手くなるから」
    「それまでくらいは、付き合ってもらうよ」
    「……覚悟しててね」

    持ち歩いている水がある。
    それを、あなたに差し出した。
    透明で澄んだその水は、特別冷たくはないけれど、空から覗く光を受けて、少し、きらきらと輝いていた。

    2025/09/27 03:23:44 | 56
  • サリ @s
  • 「…… ああ…… ……」

    設えた墓の前。
    血やら何やらでショッキングな光景にならないよう、
    服を伸ばして顔までも隠しておく。代わりになるものは既に描いた。

    どうしても、"これ"は。湿っぽくなる。
    シリアスにならざるを得なくなる。
    だからこんな、人の寝た時間にしてみたが。
    なるべくふざけてもしてみたが。
    幾つか成功はしても、
    一人のしわを緩ませるのは難しかったな。

    そして。


     「…… ばかで…… わりいなあ ……」


    静寂になった。

    2025/09/27 03:24:23 | 57
  • 紅簾 @redberyl
  •  サングラスをかけなおし、ため息じみた深い息をつく。
     別に。人の死なんざ珍しくもない。
     いくらでも見てきたし、いくらでも手にかけてきた。

     それでも、まぁ。
     こうして向き合って 弔うのは 初めてだったかもな。

    「……面白いやつだったな」

    2025/09/27 03:30:50 | 58
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @enjoylove
    「…………おれは」

    生きててくれてよかった、という言葉に。
    髪で隠れていてなおわかるほど、顔を歪ませ。

    「………あそこで死んでりゃよかったっていつも思うよ」

    軽い調子を作っていた声は、その瞬間に沈んで。
    それからばつが悪そうに頭を振った。
    滴る水や泡が少しだけあなたへ飛んだけど、それには気づかずに。

    「……悪い、変な話した。
     もうすぐ終わるからって、調子狂ってんのかもな…」

    気遣ってくれただろうあなたに吐き出すことじゃなかったと。
    珍しく、どころか初めて素直に謝罪して。

    「お前と飯食ったりしてんのは……まあ、悪かないと思ってるよ」

    あなたみたいに、楽しいと真っ直ぐに言えやしないけど。
    自分から足を運ぶ程度には、嫌っていないと。子鼠の精一杯の言葉で。

    優しく洗われ、泡と共に流されゆく汚れをぼんやりと目で追う。
    淡くくすんでいた髪色は、やがて元の色を取り戻し。
    子鼠にだって覚えのない、薄くきらきらと輝く色を見せ始めたことだろう。

    2025/09/27 03:34:56 | 59
  • No name @Kontya67
  • 別にこれといった情がある訳でもないし
    禄に会話をした覚えもない

    でも、
    「……いい人、だったな」
    追悼の仕方なんて、知らない。
    だから、この場を去るのみ

    「じゃあね、サリさん」

    2025/09/27 03:35:18 | 60
  • 小柄なねずみ @minutus
  • 「…………」

    大きな耳は、よく音を拾う。
    だから、今は、その訪れた静寂に。

    「……」

    その"静寂"という音が、いやに、耳に響くのを、感じている。

    ほら。
    ね。
    言った通りだ。

    そして、ねずみは、やはり、
    彼の見込み通りのねずみでもあったから。

    「……」

    静かに、立ち上がる。
    耳に響く静寂と共に。
    …見届けるものだけ、見届けて。
    何も言わずに、穴ぐらへと帰っていった。

    2025/09/27 03:36:55 | 61
  • 拾遺者 @bigbigevi
  • こうして、1人の夢は達成された。
    貴方を知る人々の記憶に残りながら、静かにその時を迎えた。
    賑やかで、そして人の事をよく見てくれていた、この時代を生きた人。

    「暴れ散らかしながら眠っていった、だったかな」

    その望みを叶える為に、一言一句違えない様に胸に刻もう。

    「ありがとう、おやすみなさい、サリ」
    幸あれ、そう祈るのみ。

    2025/09/27 03:38:27 | 62
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • @minutus
    「…ん、約束な」

    続く世界を思うだけで、不安で仕方なかったけど。
    君の上達を見守れるのは、数少ない利点かも。

    すこしだけ前向きな気持ちで、包帯の巻かれた両足を見る。
    前と同じように、歩きやすいよう考えてくれただろう丁寧な。
    前と比べて、少し綺麗に巻かれたそれ。

    「上出来」

    両足揃えて地へ下ろし。
    あなたの声に頷いて見せて。

    「来れるだけは来てやるよ」
    「そっちこそ、ちゃんと水準備しとけよな」

    差し出された水を、今度はちゃんと受け取る。
    腕はないから、きらきらと輝くそれをしっかり咥えて。
    だからもうこれ以上は喋れず、再び尾を言葉のかわりに。

    緩く振って、また今度、と。

    結局世界がどうなるかは、まだわからないけど。
    ひとまず今日は、そんな挨拶を残して。

    包帯に守られた足で立ち上がり、君に背を向けただろうな。

    2025/09/27 03:54:01 | 66
  • 黒子 @hazy
  •  金属音で起きて、……静寂がのこされて。
     見つめて、俯いて、目を閉じた。

    2025/09/27 03:56:35 | 67
  • 幽玄 @onisan3
  • おぼつかない足取りでのこのことやってきて、燐寸で煙草に火をつけた。
    立ち上る煙。

    2025/09/27 03:57:08 | 68
  • 小柄なねずみ @minutus
  • @lostarmrat
    「ん。…約束」

    帽子はない。
    だから、ほんのり和らいだのが、
    声だけでなく、そのかんばせも同じだったとわかったかな。

    我ながら1番の出来だから、褒められると少しばかり誇らしい。
    そんな日々なら、あと少しくらい、確かに続いてくれたって。なんて、それはさすがに現金すぎるか。

    「……またね」

    我々弱いねずみにとって、本当に本当に重い言葉だ。
    だけど、あなたもそう言ってくれたと思っている。
    揺らした尻尾が、そう教えてくれたのだと、思っている。

    あなたが去っても、ねずみはしばらくそこにいた。
    根城へと帰るそのあしは静寂を纏っていたけれど。

    これまでどおり。変わらない。
    ただ生きていくための、そんな、足取りだった。

    2025/09/27 03:59:29 | 69
  • 幽玄 @onisan3
  • 火をつけた煙草を墓前に置いて、ふらふらと去ってゆく。
    暫くは燃焼による煙と灰がその場に残されるだろう。

    2025/09/27 03:59:30 | 70
  • アリサ @fliprip
  • 「……、

     ……ふぅぅ……」

    折り重なった瓦礫の空洞の中。
    弱弱しく息を吐きながら、座り込んでいる。

    2025/09/27 04:14:31 | 72
  • 腕なしねずみ @lostarmrat
  • 静かな、本当に静かなMETROを見渡す。
    あれだけ騒がしかった空間と同じとはとても思えないな。

    人気のない坑内、いつものように隠れず真っ直ぐに歩いて。
    ねぐらへ戻るその途中、顔に変な図形に、読めない文字や何やら。
    書かれた墓と、眠ったそいつの前を通り。

    「…………やっぱ、はらたつ顔」

    いちいち鼠なんかまで構う、変な奴だった。
    少しだけ立ち止まったら、また歩き出して。

    腕なしのねずみもまた、暗がりへと消えていった。

    2025/09/27 04:20:34 | 73
  • ルプス @SonsOfWolves
  • 「………」

    ぱちり。その目を覚ましては、静かなままに辺りを見回す。
    静かなもの。眠るもの。休むもの。眠るもの。

    ………それらを見回した後、何処ぞへと歩んでいくのだ。

    2025/09/27 06:32:55 | 74
  • フラン @caiber
  • *朝、表に現れた影*
    *もういずれにしたって塵なんか集める意味もなく*
    *ですから手頃な瓦礫に腰掛けましょう*

    *そしたら見えるのでしょう*
    *『Mr.idiot』の文字、それくらいは読めました*

    2025/09/27 06:38:51 | 75
  • ルプス @SonsOfWolves
  • @fliprip
    それは、貴女を探す為。【願い】の結末がどうであれ、貴女と共に居る為に。
    耳を。鼻を。眼を。五感を駆使して、貴女を探さんとする。

    そんな些細な願望は、叶えられたのでしょうか。

    2025/09/27 06:41:32 | 76
  • スレイ @souziya
  • 「・・・・・サリ、おやすみ」

    2025/09/27 06:46:40 | 77
  • アリサ @fliprip
  • @SonsOfWolves
    貴女の感覚であれば、それを見つけるのにさほど時間はかからないだろう。

    血の匂いに交じった覚えのある者の香りを辿れば、
    この場所に似付かわしくない何かの道具が散らばっており、
    重なった瓦礫が屋根の様になっているその下に、
    それは在った。

    2025/09/27 06:47:35 | 78
  • フラン @caiber
  • *地面に刺した刃物*
    *似顔絵と文字*
    *なら、これ・・が何かはおよそ想定が付くのです*

    *おまえのことは嫌いでしたが*
    *今更誰かの死に悲しむような育ち方をしませんでしたが*

    *おまえは、自由を手にしたか、と*
    *それは。……素直に、嬉しいことでありました*

    2025/09/27 06:47:58 | 79
  • 『コヨーテ』 @Coyote
  • 静寂の中で動き出し、それを見下ろす。
    包丁の突き立てられた瓦礫と、その前の遺体。
    隣に腰を下ろし、丸くなって目を閉じた。

    2025/09/27 06:50:04 | 80
  • ルプス @SonsOfWolves
  • @fliprip
    すえた匂い。灰の匂い。炎の匂い。
    そして、血に混じる貴女の香り。
    脳裏に過るは嫌なもの。自然と歩む脚が駆け出しては……

    「……アリサ…ッ!

    瓦礫の屋根の下。其処に見つけた貴女の姿。
    辺りの惨状、貴女の様子。
    ソレらを見やりながら、すぐ側へと歩み寄るのだ。
    ……軽口なんて、ひとつも叩けずに。心の音が嫌な位に響く。

    2025/09/27 06:57:52 | 81
  • フラン @caiber
  • *気の利いた言葉なんざありません*
    *おやすみ、なんて言葉の代わり*

    「ばか」「きらい」
    *おまえのこと、嫌いでありましたが*
    *いつもやかましくて*
    *いつもこちらへ意識を向けてきて*
    *意味不明なことばっかりを言って*
    *わけの分からない行動を起こして*
    *殺す殺す言うし気色悪いし*

    *ああ、嫌いだ。本当にきらいだ*
    *おまえのせいで*

    *ちっとも、退屈じゃなかった*

    *こぼした罵倒*
    *嫌いなくせに黙っちゃいられないのです*
    *嫌いな奴に構うなんて、無駄と言うくせに*

    2025/09/27 06:59:48 | 82
  • マール @song5
  • 「……」

    起きました 寝る前より凄く 静かになっておりました
    色々みました 終わったものを理解しました あちらも、こちらも。

    だから 口約束ですが思い出しました 自分はこれをやります

    2025/09/27 07:06:11 | 83
  • マール @song5
  • すぅ…

    おっはよぉございまあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    今までで一番大きな声で 朝の挨拶
    うるさいです 当たり前です ですがそうでなくてはならないのです

    引継ぎですから。

    2025/09/27 07:07:33 | 84
  • フラン @caiber
  • 「……サリ」「きらい」
    *ああ。……きらいだ*
    *名前だって忘れられる気がしません*

    *きらい、きらいと繰り返して*
    *おまえのこと、忘れてなんかやらないと*
    *子鼠が死ぬまで*
    *おまえはバカだったと言いふらしてやりましょう*

    *おまえのこと、嫌いでありましたが*

    「よかった」「……願い」
    *最後のさいご、去り際*
    *それが投げかけられた言葉でした*

    *おまえのこと、嫌いでありましたが*
    *願いが叶って、本当に良かった。*

    2025/09/27 07:09:04 | 85
  • フラン @caiber
  • *最後の言葉を言い終えた後*
    *クソデカ声にビクッッッとしましたとさ*

    2025/09/27 07:09:29 | 86
  • スレイ @souziya
  • 「おはよう。マール」

    挨拶したら、少し眠るかも。その辺に座った。

    2025/09/27 07:13:08 | 87
  • アリサ @fliprip
  • @SonsOfWolves
    「…………」

    女は、顔を近付ければ乾いた汗や涙の痕が目立つだろうが、
    薄暗い中で見れば表情自体はただ眠っている様にも見えて。

    それでも分かる異常と言えば、着ている服の広範囲に
    血が飛び散っている事と──
    片方の脚の、膝から下が失われている事ぐらいだろうか。

    2025/09/27 07:13:11 | 88
  • マール @song5
  • @s

    大きな挨拶をした後
    可愛らしい絵が描かれたものと 貴方の匂いがする場所に来ました
    文字は読めません だから、気色悪い事とかぜんぜんわからないんですが
    ♡だけは理解できるので貴方らしいなとおもいました

    「…大馬鹿ものぉ」「バーカ」
    「無理して起きてれば…最後くらいお別れ言えましたねぇ」

    しゃがみ込んで お墓らしきものを撫でて

    「ありがとうございます…サリちゃん
     自分はもうちょっとだけ世界の最後を図太く見てみようと思います
     世界が終わってもしそちらに自分も行ったなら
     その時はまた、面白おかしく遊んでもらってもいいですかね?」

    目を閉じた、ずっと ずっと笑ってたはずの鳥が
    少しだけ雫を垂らした。

    少しの間、何も言わずその場に居て
    その後何処かへ行くのでしょう

    鳥がいた場所には小さな青い石の欠片が落とされて
    少しだけ貴方の場所を賑わかせていきます

    「おやすみなさい サリちゃん」

    またね。

    2025/09/27 07:15:22 | 89
  • キリー・フォー @bulletdance
  • 「っっっせぇ!! クソでけえ声で朝っぱらから喋んじゃねえ!!」

    耳をつんざく声が目覚まし男。寝床から出てきて不機嫌丸出し。

    2025/09/27 07:17:43 | 90
  • マール @song5
  • 「……、」

    はぁっと息を吐く
    大きな声の余韻は静かな地下鉄構内に響いて 静寂に溶けて消えていった

    馬鹿なあの人にも届いたでしょうか?
    自己満足ですから どちらでも良いのですが

    ぽてりと瓦礫の上に座って
    いつも通り歌を歌います けれど今日は脳を震わせるような声ではありませんでした

    只の鳥のさえずりの様な
    そんな小さな歌でございました。

    2025/09/27 07:18:44 | 91
  • マール @song5
  • 「あはは、朝だからですよぅ」

    謝りません。

    2025/09/27 07:19:27 | 92
  • 1054-A @oborozk
  • 喧しいくらい・・・・・・普通の朝やな」

    酒瓶を傾ければ、盃へと垂らし。朝の静寂に拡げていく。それ以上は、暫し何も言わなかった。

    2025/09/27 07:19:47 | 93
  • キリー・フォー @bulletdance
  • 「ンだとコイツ……クッソ頭ん中キンキンしやがる……」

    座り込み、頭を手で抱えてぬぅ、とうずくまりました。

    「チッ、ンだってこんな朝からこんな目に……」

    頭をブンブン振ってどうにかしようとしました。なるのか?

    2025/09/27 07:23:02 | 94
  • ルプス @SonsOfWolves
  • @fliprip
    「あ……ぁ、あ……」

    白へと。紺へと。飛び散ったその赤い残滓にも心が揺れる。
    けれどもそれ以上に、目に見えて分かる傷害の痕。
    辺りへ散らばる何らかの道具。………コレは無知ではない。
    ないが故に、欠損した側の脚は───きっと、杖を用いてた不自由だった側であろうことも。

    「………ばか…」

    ばくばくと、痛い程に心臓が鳴る。足元が覚束なくなる感覚。
    崩れそうになりながらも、どうにかぐっと堪えては。
    ………脚部の処置がしっかりと為されているかどうか。
    ソレを見やった後に、疲れ果て、眠る様に見える貴女の頬を撫でるのだ。
    脈がどうか、なんて知識も無い物だから。貴女の熱や、呼吸を確かめるように。

    2025/09/27 07:26:27 | 95
  • マール @song5
  • 知らない人は知らなくたっていいのです
    METROはうるさい場所なのです

    2025/09/27 07:27:38 | 96
  • フラン @caiber
  • 「……うるさい、きらい」
    *嫌いポイントが溜まっておりました*

    2025/09/27 07:30:08 | 97
  • キリー・フォー @bulletdance
  • 「……気分転換にぶらつくか」

    足取りはわりとしっかりめ。歩きながら伸びをして消えていきました。

    2025/09/27 07:33:43 | 98
  • マール @song5
  • 「ぁあ~~~~~~~~」

    嫌いポイントが!!!!

    2025/09/27 07:35:13 | 99
  • アリサ @fliprip
  • @SonsOfWolves
    「…………」

    貴女がそれを直視できたのであれば。
    傷口は焼かれて今は出血が止まっている事が分かる。

    そして、その先に元あったモノは少し離れた所にあり、
    素人が見てもこれは使い物にならず、放置もできなかったであろう事も。

    女の身体にはまだ温もりが残っていたが、
    呼吸をしているのは感じ取れない。
    周辺には中身が空になった注射器が数本と、まだ中身の残っている注射器が一本。

    2025/09/27 07:36:04 | 100
[黄塵街歌] ©2025 zmd